子供の絵本4歳編!!心通わす大切な時期に読んであげたい絵本を厳選!!




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子供も、いつの間にか4歳です。意思の疎通が上手にできるようになってきましたね。

そのお陰で、子育てが少し楽になってきたように感じますが、その反面、別の難しさが出てきます。

この頃の子供の悩みは、大人と変わらないものになってきますから、手が放れた分、心を通わす時間を大事にしてあげて欲しい時期です。

複雑な感情が芽生えるようになり、言葉も達者になってきて、親子の口論が増えてしまう家庭もでてきます。

そんな4歳の時期に読んであげて欲しい絵本を、小学2年生の長男を筆頭に、男の子3人を育児中の私が、家族の絆や愛について一緒に考え成長していける絵本を中心に選びました!

生まれて初めて触れた愛「おまえうまそうだな」

ポプラ社刊行。宮西達也作・絵「おまえうまそうだな」は、大変有名な作品です。


おまえうまそうだな (絵本の時間)

子供たちも何か感じるものがあるのか、三兄弟そろってお気に入りで、よく読んで欲しがります。

凶暴なティラノサウルスが主人公のこの絵本のシリーズは「おれはティラノサウルスだ」をはじめ、たくさんのお話が出ていますが、子供たちは特にこのお話が好きなようです。

そして、大人の私もこの話に心が温かくなりました。

出てくるアンキロサウルスの子供が純粋で可愛く、思わず父性に目覚めてしまうティラノサウルスが微笑ましいです。

愛情を知らないティラノサウルスが、疑うことを知らないアンキロサウルスの子供に抱きつかれた時、心に芽生えた温かい気持ちに戸惑いながらも、賢明に守ろうとする姿に胸を打たれますよ。

本当に大切なことってなんだろう?「だいすきなパパへ」

家族は、かけがえのない宝物です。

それを教えてくれるのが、あすなろ書房から刊行されている、ジェシカ・バーグリー作。なかがわちひろ訳の「だいすきなパパへ」です。


だいすきなパパへ

物語に出てくるビーバーのバークリーとママは二人暮らし。二人には何も無いけれど、バークリーにはママが、ママにはバークリーがいます。

つましい暮らしをしている二人は、不足に文句をいう訳でもなく、亡くなったパパを思い悲観するわけでもありません。

ママは亡くなったパパを愛していて、同じくらいバークリーを愛していて、バークリーは亡くなったパパを愛していて、同じくらいママのことを愛しています。

物語の中で特別な事件は起こりませんが、互いを思いやり暮らしている親子の姿に、思わず涙がにじみます。

私も大好きな絵本の一つです。

こんは、頼もしいお兄ちゃん?「こんとあき」

福音館書店刊行。


こんとあき (日本傑作絵本シリーズ)

林明子作の「こんとあき」は、おばあちゃんの代わりに、あきが生まれた時からずっと、彼女を守っているぬいぐるみの、こんが、古くなり、ほころびを繕ってもらおうと、おばあちゃんのうちへと、あきと共に帰るお話。

おばあちゃんの家を目指す、二人だけの旅は、トラブルがいっぱいですが、こんは、あきに、心配かけまいと何があっても「だいじょうぶ、だいじょうぶ」を繰り返します。

どんな時もずっと、あきを、見守ってきたこんは、お兄ちゃんのつもりでいるのでしょうね。だけど、あきにとっても、こんは、大事な家族です。

外は暗くなり不安だらけでも懸命に、動けなくなった、こんを、背負いおばあちゃんの家を目指し進む、あきの姿がいじらしいです。

互いを思いやり、助け合う二人の絆は、本来あるべき家族の愛情そのものですね。

内容もさることながら、丁寧で、細部まで書き込まれた絵は、何度見ても新しい発見があり飽きませんよ。

おじいちゃんが送る魔法の言葉「いいからいいから」

絵本館から刊行されている、長谷川義文、作の「いいからいいから」は、個性的で表情豊かな絵が魅力ですが、それと同時にその、平和な雰囲気も魅力です。


いいからいいから

「いいからいいから」が口癖の、おおらかなおじいちゃん。

孫にもその、おおらかさは伝わっています。ある日訪ねてきた雷の親子に「いいからいいから」と、精一杯のおもてなしをするおじいちゃん。

雷の親子は恐縮しきりです。

お母さんもそんなおじいちゃんに慣れっこなのか、どんな時も動じないのが素晴らしい!魔法の言葉で、どんな出来事も、困難も、解決してしまう様子が楽しいのか、読んであげると、子供たちも「いいからいいから」と、声を合わせてくれます。

ついつい肩に力が入っちゃう、パパやママにも、ぜひ読んで欲しい絵本です!

まとめ

  1. 凶暴なティラノと純粋なアンキロサウルスの愛情物語!「おまえうまそうだな」
  2. 今ここにある物こそが宝物!「だいすきなパパへ」
  3. 兄弟?親子?二人の絆が微笑ましい!「こんとあき」
  4. どんなことも問題じゃない!「いいからいいから」

 

これが、4歳の子供たちに読んで欲しい絵本です。

育児に、家事に、お仕事に。

忙しいパパやママたちも、子供と一緒に楽しめちゃう絵本ですので、ぜひ、一緒に楽しんで、かけがえのない家族の時間を、絵本を通して、より、有意義なものにしてくださいね!

言葉の理解力も高くなってきたこの時期、ずっと大事に語り継がれてきた昔話も、絵本としてたくさん出版されていますので、お勧めです!

子供たちが楽しめるお話もたくさんありますよ!

 

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東風花
お絵描きと創作が好きな、三兄弟の母です。 子供たちに鍛えられ、か弱い乙女も、いつしか立派な母ちゃんになっておりました。 子育てや日々の出来事をつづったイラストブログ「猫田さんちへようこそ」も書いておりますので、興味のある方もない方も、一度覗いてみてください。 当サイトでは、文章を書くお仕事に携われた事に喜びを感じながら、記事を書かせてもらっております。 読者の方の視線に立った記事が書けるよう、日々精進していきたいと思います。 ※イラストブログ【猫田さんちへようこそ】を運営。リンクは名前から✅

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