母の日といえば、カーネーション!
幼い頃にお小遣いで一本だけ真っ赤なカーネーションを買って、母に贈ったことを思い出します。
生花はあげる方ももらう方も心がはなやぎますが、枯れてしまうのがちょっとさみしいものです。
そのはかなさが、生花の魅力でもあるのですが…せっかくの母の日のプレゼントですから、少しでも長く楽しんでほしいですよね!
今はプリザーブドフラワーや造花を手軽に楽しめる時代になりましたが、今回は「母の日に手作りのカーネーション」を提案したいと思います♪
材料はフェルトと百均で買った木箱をメインに。
子供でも簡単に作れそうなレシピを、画像とともに詳しく解説します。
「母の日のカーネーションをフェルトで手作りしたい」、「子供と一緒に母の日の工作をしてみたい」という方にしっかり届けられれば嬉しいです!
Contents
母の日に手作りのカーネーションを作りたい!
母の日に手作りのカーネーションを作るのに、今回はフェルトを選んでみました。
手作りのカーネーションが子供でも簡単に作れちゃう秘密は、フェルトの扱いやすい特性にあります!
この記事を読んでもらえれば、端の処理がいらないフェルトは子供でも扱いやすいことがわかってもらえるでしょうか?
記事の中では、フェルトを縫う時に適した針と糸の話題にも触れています。
今回も一箇所ですが縫う工程があるので、参考になればと思います!
フェルトなら、複雑な端の処理がいらず切りっぱなしで完成させられるので、授業で裁縫を習い始めた小学校高学年くらいの子供でも簡単にカーネーションを作れると思います。
✴︎念のために針と糸を使う工程は、保護者の目があるところで行ってくださいね。
母の日には何色のカーネーションを選べばいい?色別の花言葉は?
カーネーションは色とりどりでカラフルな花。
贈るお母さんの趣味に合わせて、好きな色を選びたいところですが…
ちょっと注意が必要です!
花言葉までは深く気にしないというお母さんになら、好きな色のカーネーションを選んでいいと思いますが、念のために色別の花言葉を見てみましょう!
カーネーション自体の花言葉は、「無垢で深い愛」です。
母の日にもぴったりの花言葉ですが…色ごとにも細かく意味があるようなので調べてみました。
赤 | 母への愛 | 母の愛 |
白 | 亡き母を偲ぶ想い | あなたの愛は生きています |
ピンク | 母の不滅の愛 | 気品 |
オレンジ | 感動 | 純粋な愛 |
黄色 | 軽蔑 | 侮蔑 |
青 | 永遠の幸福 | |
紫 | 気品 | 誇り |
注意した方が良さそうなのは、白と黄色ですね!
色別の花言葉を気にしたことがなかったので、意味を知ってびっくり。
母の日に偲ぶような意味合いの花言葉は、不向きですよね。
ブーケにする時に、差し色で白や黄色を選びたいところですが…花言葉に敏感な人だと「あれ?」と思うかもしれません。
今回も、ひとまず白と黄色のフェルトは避けてみました。
色別の花言葉を理解したところで、次は準備しておきたい材料や道具についてお話していきます!
母の日にカーネーションを手作りするために準備しておく物は?
今回は百均で取り扱っている木箱をメインに、その中にアレンジメント風にフェルトのカーネーションを飾りつけてみたいと思います!
縫う工程は一箇所だけ、縫い方もとっても簡単。
その他の材料も百均で手軽に手に入るものばかりです。
それでは、その材料や道具を詳しく紹介していきましょう!
フェルトでカーネーションを作るのに必要な材料と道具
- フェルト(赤やピンク、葉っぱに使う緑系):今回は本当に少ししか使わないので、百均で赤とピンクが入っているアソートのパックでじゅうぶんだと思います。花を表現するのにも、5センチ×15センチのフェルトを四枚くらい切り出せれば大丈夫。
私は今回、赤と濃いピンク・薄いピンクの三色を使いました。
葉っぱを作るのに緑もあった方がいいですね。 - 木箱:百均でインテリアのコーナーにある木箱の中に、アレンジメント風にカーネーションを飾ります。
私が購入した木箱は、セリアの12センチ×15センチのクリアのアクリルのフタがついたものです。
フタがついているので、飾る時にホコリなどが入らないのがいいなあと思ってフタ付きにしましたが、立てかけておける木箱ならなんでもいいと思います!
大きさはフォトフレームくらいですが、深さが4センチくらいあるので、フェルトでカーネーションを作ってもはみ出さないように飾りつけられました。なるべく4センチは深さがあった方がよさそうですね。 - レースのはぎれ:木箱の底に敷き詰めるのですが、レースのはぎれが見当たらないという人は、百均のレースのカフェカーテンで代用するといいかもしれません!
また、レースにこだわらなくてもサテンやオーガンジーのはぎれでも大丈夫。
そこに敷き詰めた布にボンドでカーネーションなどを貼っていくので、何か用意してください。
大きさは木箱よりもふた回りくらい大きいサイズなら、何センチでもかまいません。 - フェイクグリーン:百均の造花のコーナーにあるアイビーなどのフェイクグリーンで、なるべく葉の大きさが小さめのものを選ぶといいと思います。
私は少し実や花がついている、小さめのアイビーを選びました! - 針と糸:フェルトをぐし縫いして、カーネーションの形にする時のみ針と糸を使います。
花の色に合わせた糸を用意してくださいね。 - チャコペン:フェルトやレースを切る時に、目印をつけるために使います。
- 裁ちばさみ:今回作品自体が小さいので、わざわざ裁ちばさみを使わなくてもよさそうですが、布用のものを持っていればそちらを使ってくださいね。
- ピンキングばさみ:今回はピンキングばさみにとってもお世話になります!
布用のピンキングばさみは、手芸用品店にもありますが、今後も布にしか使わない専用にするのであれば百均でも購入できます。
カーネーションのひらひらした花びらを表現するのに必要です。 - リボン:あってもなくても大丈夫ですが、ポイントにはなるので自宅にリボンがあればぜひ使ってみてくださいね。
細めのものがいいと思います。 - 画用紙か折り紙:ピンクや赤などの画用紙か折り紙があれば、メッセージを書くために4センチ四方くらいを用意してください。ハート形に切り取って、メッセージを書き込みリボンを貼ります
- ボンド:全てをボンドで貼り付けていくので、必ず用意してください。
百均の木工用ボンドでOKです!
これらの物以外には、工作用の普通のはさみ・カードに書き込むためのペン・あればピンセット…などがあると便利です!
それでは実際にフェルトでカーネーションを作ってみましょう♪
カーネーションをフェルトで手作り!作り方を画像付きで詳しく解説♪
材料と道具がそろったら、まずはカーネーションを作っていきましょう!
フェルトでカーネーションを作る
メインのフェルトのカーネーションを作っていきましょう!
1.材料を用意してフェルトを裁断する
- これが今回メインで使う材料と道具です!
このくらいのサイズの木箱なら、同じものでなくても大丈夫ですよ〜!百均のインテリアコーナーでお好みのものを選んでくださいね。 - カーネーションにしたいフェルトを、5センチ×5センチに裁断します。
枚数ですが、三枚でも四枚でもOK。
三枚だと作りやすいですがちょっとボリュームは落ちます。四枚だと、ぐし縫いのあとぎゅーっと糸をしぼるときにちょっと力がいりますので、子供の力だと三枚の方が扱いやすそうです。 - 5センチ×5センチに裁断したら、丸い形に切ります。
この作業はそこまで厳密に丸にしなくても、あとで花の形にするとくしゃっとなって目立ちませんので、裁ちばさみでなるべく同じ大きさに丸く切ってください。
丸い形に切ったら、ピンキングばさみで端をギザギザに切っていきます。 - ギザギザの丸を三枚か四枚切り出せば、準備はOKです!
2.針と糸でぐし縫いをして布を引っ張ってしぼる
- 重ねたギザギザの丸の中央に、1センチ程度の丸になるようフェルトと同じ色の糸でぐし縫いをします。
フェルトで厚みがでるので、太口の糸か普通の太さだったら糸を二本どりにしてみてください。
ぐし縫いについては、このサイト内のこの記事に詳しくやり方が載っていますよ〜!
縫い方の種類と名前を覚えるだけ!私を裁縫上手にさせた3つのコツ - 丸くぐし縫いをしたら、玉止めをする前にカーネーションらしくするために裁ちばさみで切れ込みを入れていきます。
針と糸を繋げたまま作業しますので、手などに刺さらないようじゅうぶん気をつけてくださいね。
切れ込みは縫ってあるところのギリギリまで、放射状にたくさん入れてください。
全てのフェルトにランダムに切れ込みを入れていきます。切る箇所がそろっているより、ランダムにした方が広がった時にきれいです♪ - 切れ込みを入れ終わったら、糸をぎゅーっとひっぱってフェルトをしぼります。
けっこう力が入りますので、がんばってください! - ひっぱった糸を玉止めしたら、切れ込みを入れたところを指で開くように花の形に整えていきます。
お好きな色で作ってみてくださいね!
3.緑系のフェルトで葉っぱを作る
- 緑系のフェルトに、縦に細長いカーネーションの葉っぱの形をチャコで書いていきます。
- 一枚に二つ葉っぱがあるものや、一枚でおおぶりのものなど何枚か作っていきましょう。
あとで木箱に配置する時に、どれを使うか決めるのでちょっと多めに作っておくといいかもしれません。 - ためしにさっき作ったカーネーションの下に置いてみます。
なかなかカーネーションっぽくありませんか? - ちなみに、左上のカーネーションがフェルト四枚。
右下のものがフェルト三枚を重ねて作りました。
やはり四枚の方がボリュームがありますが、三枚でもきれいですよ!
カーネーションはこれで完成♪
- このカーネーションを、四つくらい作っておきましょう。フェルトの色も変えてみるときれいですね!
私が買った木箱なら、四つ配置するのが限界でした。 - 先ほどは5センチ×5センチの大きさのみを紹介しましたが、一つくらい6センチ×6センチの少し大きめの物を作っておくとデコレーションした時に目を引くポイントになりそうです!
木箱にボンドでパーツを貼り付けてデコレーションしていく
完成したカーネーションを木箱に飾り付けていきます。
1.レースなどのはぎれを木箱に敷き詰めて貼る
- 木箱よりもふた回りくらい大きめに、レース(またはサテンやオーガンジーなど)のはぎれを裁断します。
- くしゃくしゃっと箱に入れてふわっとさせたいので、ボンドをつける前にレースを木箱に入れてシミュレーションしてみます。
華やかですね! - ボンドの登場です!
- 端っこの方からちょっとずつボンドを木箱に出し、レースなどのはぎれを貼り付けていきます。
2.レースを貼り付け、フェイクグリーンを乗せていく
- レースは隙間があるので指で抑えるとボンドがついてしまいます。
ピンセットがあると便利ですよ〜。
ピンセットにボンドがついてしまったら、ウェットティッシュなどで拭き取ってくださいね。 - ボンドで貼り付けるコツがつかめたら、木箱の中に点々とボンドを出していきます。
- 木箱からレースがはみ出さないよう、貼り付けていきましょう!
- レースを貼り付けたら、フェイクグリーンを置くシミュレーションをしてみます。
フェイクグリーンは買ってそのままだと、つながっていますよね。
はさみで適当な大きさ(木箱におさまりやすいくらい)に、切ってみてください。
こんな感じで貼り付けようかな?
3.フェイクグリーンとカーネーションをレースに貼り付けていく
- 葉っぱの裏に隠れるようにボンドを出し、レースとフェイクグリーンを貼り付けていきます。
レースをくしゃくしゃにせずにぴったりと底に貼り付けてしまうと、こういった凹凸がなくなるのでパーツを貼り付けにくいです。
くしゃくしゃにしたことがここで活きてきますよ〜! - フェイクグリーンを貼り付けたら、カーネーションもボンドで固定していきます。
葉っぱの上にボンドを出して、その上にカーネーションを貼り付けましょう。 - カーネーションを置く場所に決まりはありませんが、隣接する花同士は多少色が違っていると単調に見えなくていいいかもしれません!
フェルトで作った葉っぱにもボンドをつけ、カーネーションの裏に貼り付けます。 - こんな感じで、木箱いっぱいにパーツをどんどん貼っていきましょう!
4.ハート型に切った画用紙や折り紙にメッセージを書いてリボンと一緒に飾り付ける
- 画用紙や折り紙を4センチ×4センチほどの大きさのハートに切っておきます。
「ありがとう」などのメッセージも、書き込んでおきましょう。
リボンをハートに貼り付けられる程の大きさにむすびます。
ピンクのポンポンはなくてもいいものですが、隙間が気になるようならこういったパーツを使ってもいいかもしれません。百均で買えるのですが、いろいろな手芸に活用できるので便利ですよ! - ハートの下部にボンドを出し、リボンを貼り付けます。
- ハートとリボンがくっついたら、木箱の中の空いているところ(なるべくならフェイクグリーンの上が安定感がいいですよ)にボンドを出して貼り付ける。
- 一気にプレゼントらしくなりました!
5.フェルトの手作りカーネーションの完成!
空いているところには、フェイクグリーンに付いていた実や花を切ってボンドで貼り付けました。
ポンポンもちょっといいアクセントになったようです!
カーネーションは、濃いピンクだけ6センチ×6センチで作ったのですがポイントになりました。
針と糸での作業が一回だけで、あとはボンドで貼り付ける作業がメインになりますので子供でも簡単にできちゃうと思います!
フタをしめれば、ホコリも入らずパーツに触ってしまうこともないのできれいなまま飾っておけますよね!
玄関や出窓に立てかけてもよさそうですし、リビングのサイドボードにちょこんと置いても邪魔にならない大きさです♪
まとめ
- 母の日に手作りのカーネーションを作りたい!
- 母の日にカーネーションを手作りするために準備しておく物は?
- カーネーションをフェルトで手作り!作り方を画像付きで詳しく解説♪
デザインを考えている段階では、葉っぱやカーネーションをレースに縫い付けようかな…?と思っていましたが、ボンドを使えば小・中学生にもトライできるものになるのではないかなと思って、今回のようなスタイルにしてみました。
縫う工程がほぼないので、手芸は苦手…という方でもハードル低めに仕上がったかなと思います。
私も実際に作っていて、フェルトのあたたかみや木箱にちょっとずつ飾られていく様子でとってもウキウキしてしまいました!
小さな木箱という世界に、カーネーションやカードに感謝の気持ちを込めて…それらをフタできゅっと閉じ込めて、母の日当日にプレゼントするなんてロマンチックですよね♪
お母さんの好きなお菓子や、ちょっとした小物にこの手作りのカーネーションを添えて。
この手作りのあたたかさたっぷりのカーネーションが、日頃の感謝の気持ちを伝えるお手伝いができればいいなと思います!
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