これを読んで下さっているということは、あなたの子供さんも6歳なのでしょう。
たった6年。されど、6年。
ここまで、大きくするのにたくさんの苦労がありました。
やっと手が離れるようになってきた今日この頃ですが、まだまだ心を離さず目を離さずに見守っていかなければなりません!
豊かなコミュニケーション能力が身に付き、読解力や表現力を身に着けていく時期でもありますね。
そのためにも読書は大切ですし、学校では音読が始まります。
でも「もう、一人でも絵本を読めるじゃない?」なんて、言わないで上げてくださいね?
人の話を聞く力や、お話の世界をじっくりと考え楽しむ力を養うためにも、まだまだお母さんお父さん、大変だけど絵本を読んであげてくださいね!
今回は、そんな6歳の時期にぴったりな、読んでもらった子供だけではなく読んでいる大人の心にも残る、豊かな物語性が素敵な絵本を4冊紹介します!
Contents
あの冒険をもう一度!「エルマーのぼうけん」
福音館書店から刊行されているルース・スタイルス・ガネット作、ルース・クリスマン・ガネット絵の「エルマーのぼうけん」は、皆さんもご存知の通り絵本ではなく児童書です。
ですのでそう、とても長いです。
でも、私は子供のころ初めて読んだ時のワクワクを思い出しながら、何回かに分けて読んであげました。
時を超えてもう一度読んだ感想は!
「あの頃のワクワクは、やっぱり、色あせてなんかない!」でした!
子供も、しばらくエルマーの話を頭の中で反芻したり、もう一度本をめくり詳細に描かれた地図を眺めて物語を振り返ったりしてくれていました。
なんとも微笑ましい姿でしたし「物語の楽しみ方もずいぶんと変化してきたのだな?」と、しみじみ感じることが出来ました。
長いお話が理解できるようになったこの時期に、ぜひ一度は読んであげて欲しい本です。
男の子の気持ちが分かる?「おこだでませんように」
我が家の子供たちが男の子ばかりだからでしょうか?
どうしても、この絵本を皆様に読んで欲しいと思ったのは。
くすのきしげのり作、石井 聖岳絵。
小学館から刊行されている「おこだでませんように」は、いつも怒られてばかりいる男子が主人公のお話です。
本当は理由があるのに本当のことを言えない少年。
素直じゃないわけじゃなくて、お母さんや先生のことを思って我慢している少年。
読んだ後、ああ、私も、ついうっかり頭ごなしに怒ってしまうことあるなぁ。
と、反省していると長男が「僕も、本当の事は言っても、怒られると思って言わへんことあるよ?」と、ポロリと漏らしてくれました。
まったく、絵本と同じです。
理解できないような男子の行動も、ちょっと耳を傾けてあげようと思うきっかけになった絵本です。
男の子のママも女の子のママにもぜひ読んでほしい1冊です。
大人もハマル絵本「バムとケロのもりのこや」
島田ゆか作。文溪堂から刊行されている「バムとケロ」のシリーズは、キャラクターが魅力的な絵本で、読んでいるうちに、どんどん物語に引き込まれていきます。
個性的なキャラクターーたちが愛しくて親子でハマってしまう人たちも、たくさんいるんですよ!
我が家の子供たちは、おかしなキャラクターたちの行動に笑ったりツッコんだりしながら楽しんでくれていますよ。
「バムとケロのもりのこや」は森の中で見つけたボロボロな小屋が、秘密の星を見る会に使う秘密の小屋になっていく様子が、丁寧に描かれていて大人の私もワクワクしてしまします。
絵も「バムとケロ」のシリーズらしく、どのページも拡大コピーして壁に貼りたいくらいに丁寧で繊細で、温かくて可愛くて綺麗で本当に大好きです。
最後は、もう全然秘密じゃなくなるんですけど、それも「バムとケロ」らしくて、思わず微笑んでしまいました。
想像力が無限に広がる、かわいい絵本です。
一度読んでみてください!
ハマルこと間違いなしですよ!
子供心を繊細に描いた「一年生になるんだもん」
私が小学生の頃に夢中で読んだ「魔女の宅急便」の作者、角野 栄子が描く、入学準備の頃の子供たちの心を繊細に描いたお話。
文化出版局から刊行されています。
長男は今、小学2年生ですが、やはり小学校入学前は、楽しみ半分、怖さ半分だったと言ってくれました。
「一年生になるんだもん」は、そんな入学前のお子様に読んであげて欲しい一冊です。
この作品は、決して、学校は怖くないよ!と、励ましてるわけではなく、小学校入学前の女の子の気持ちが丁寧に描かれてあって子供たちは「同じだ!」と、共感するのです。
怖いな、大丈夫かな?勉強はちゃんと出来るかな?先生は怖いのかな?友達は出来るのかな?
色んな不安があっても弱音が明けないのも、この年頃の子供たち。
でもね、同じように悩んでいる子がいることが分かると、ちょっと安心しますし、これをきっかけに「実は私も、ちょっぴり不安なんだ」って、お母さんやお父さんに本音を言えたりします。
そんな子供の不安な気持ちを受け止めてあげて、改めて入学準備を進めていけたら素敵ですね?
まとめ
- パパやママもワクワクを思い出す!「エルマーのぼうけん」
- 男の子心が分かる!「おこだでませんように」
- 絵本の世界にのめり込む!「バムとケロのもりのこや」
- 入学前に読んであげたい!「一年生になるんだもん」
これが私がぜひ6歳の子供たちと、その親御さんに読んで欲しい絵本です!
乳幼児期に読んであげていた絵本と違い、
深い物語性のある絵本は、大人が読んでいても楽しいと感じます。
手が離れてきたし、子供たちもお友達と遊んだりゲームが楽しくなってくる頃ですが、1週間に一度でもいいので、ゆっくり読み聞かせしてあげる時間をつくってください。
子供だけでなく大人にも有意義な時間になりますよ!
「かいけつゾロリ」などの、お父さんお母さんが子供の頃にハマった児童書も、子供たちにいまだ読み継がれています!
ぜひ、一緒に読んで盛り上がりましょう!
✳︎もっと詳しく知りたい方はこちらもチェックして見てください✳︎
『子供が絵本を聞かないのには理由があった?絵本好きな子供はこうして作る!』
『子供と楽しめる絵本!5歳は絵本から色んな力を身につける!夢中になれる絵本を紹介!』
『子供に絵本の読み聞かせは本当に必要?絵本に関する過去記事まとめ』
コメントを残す