大事に育てていたはずの紫陽花が、枯れている!
ショックですよね。
かわいい紫陽花君は、もう復活しないんでしょうか?
いえいえ、まだあきらめなくてもいいかもしれませんよ?
今回は「紫陽花の鉢が枯れたら見るべきところ」「紫陽花が枯れたらどうするか?」「紫陽花の鉢植えが長持ちする方法」の3章に分けてお話していきたいと思います。
ぜひ参考にしてくださいね。
Contents
紫陽花の鉢が枯れたら見るべきところ
紫陽花の鉢が枯れたと思った時は、まず、枯れた原因を考察してみることが重要になります。
枯れた原因が分かっていれば、次育てる時に注意することができますよ。
原因や程度によっては復活も可能ですからね。
紫陽花が枯れる原因とは?
- 水切れを起こしていないか?
紫陽花が枯れたり元気がなくなったりする最たる原因は、水切れです。
紫陽花の根は、乾燥に弱いんです。
地植えの紫陽花以上に、鉢植えの紫陽花は水やりに気を付けてあげなければなりません。
葉や茎がしおれた様子が見られたら、水切れが原因であることを疑いましょう。
- 水をやりすぎていないか?
水切れを心配するあまり、水をやりすぎると根が上手く呼吸できなくなるので、根腐れの原因になります。
また、受け皿に水がたまったままにしておくのも根腐れの原因ですよ。
水やりは、土の表面が乾いたら鉢底から流れ出るほどたっぷりとあげ、受け皿の水は捨ててあげましょう。
- 肥料は適量であったか?
肥料を多くあげすぎてもいけませんよ。
いわゆる肥料焼けですね。根が傷む原因になります。
花後と冬の2回の肥料以外は、やらないか、2週間に1度の液体肥料で十分です。
- 日当たりは適切だったか?
紫陽花は、全く日が当たらないときれいに花が咲きませんが、日に当たりすぎてもいけません。
なんだか、葉の先が茶色っぽくて直れているように見えたらもしかしたら、日差しのせいで葉焼けを起こしているのかもしれませんよ?
紫陽花は半日陰か、レース越しの日差しで十分です。
- 鉢の大きさは十分だったか?
きれいに見せるために、紫陽花を小さな鉢で育てることががあります。
ですが、紫陽花は根が大きく育つ植物ですので、こうしてしまうと根が詰まって根腐れを起こしてしまいます。
鉢植えになっている紫陽花を店で買った場合の多くが、鉢が小さい状態ですので、花の後に植え替えしてあげましょう。
また、その後も1~2年に1回は一回り大きい鉢に植え替えてあげましょう。
- 植え替え時期は適切だったか?
根詰まりを防ぐためには植え替えが大切ですが、時期にも注意しましょう。
基本的には花が咲いている間には、植え替えはしません。この時期は、栄養のほとんどが花に送られますので、余計な体力を使う余地がないんです。
ですので、花の時期の植え替えをしてしまうと、しおれたり枯れたりする原因になりますよ。
植え替えは、花の後剪定してすぐがベストですよ。
- そもそも落葉期ではないのか?
紫陽花の多くは、落葉樹です。
秋が深まると、葉が枯れ落葉します。
でも、ちゃんと茎や根は元気ですからご心配なく!
春になったら、ちゃんと新芽が芽吹いてきますよ。
紫陽花が枯れたらどうする?対処法はコレ!
紫陽花は、根がわずかでも生きていれば復活の可能性があります。
ですが、復活できるかどうかは、見た目だけでは判断ができません。
こんな時、まずは紫陽花を養生させましょう。
紫陽花の養生のさせ方
- 日陰に置きましょう
枯れているかも?と思ったら、まずはすぐに日陰に避難させましょう。
薄暗い日陰よりは、明るい日陰がベストです。
- 原因が思い当たるのならその原因を取り除きましょう
水切れが予想される場合は、水をためたバケツに鉢ごと1時間くらい沈めます。
根詰まりが予想される場合は、できるだけ根を崩さないようにして大き目の鉢に植え替えしてあげます。
- こまめな水やりを心がけましょう
水切れにならないように、水やりはこまめにしてあげましょう。
ただし、過失による根腐れを防ぐため、土の表面が乾いていることをしっかりと確認してから、水やりをしてあげましょう。
- 肥料はお休みしましょう
根に元気がない可能性があるので、肥料はお休みしましょう。
肥料をあげれば元気になりそうな気がしますが、根の機能が働かないうちは逆効果です。
復活してきたら、追肥をしてあげてくださいね。
- とりあえず春まで様子をみましょう
どんなに遅くても、春ごろには復活してきます。
よくよく見て、小さくても新しい節や芽が出ていたら復活とみなしてOKですよ。
春ごろまで、復活の兆しがない場合は完全に枯れていると判断します。
復活後も、枝葉がしっかり育つまでは養生させてあげましょう。
紫陽花の鉢植えが長持ちする方法は?
紫陽花をの鉢植えを長持ちさせるには、このサイトの他の紫陽花の記事を参考にして育てていただけるといいかと思います。
ポイントだけ書き出しておきましょう。
- 鉢植えの置き場所は半日陰
- 花が咲き始めると直接日が当たらない涼しい場所に置く
- 人口の風が直接当たらない場所に置く
- 寒さに弱い品種の場合には冬場に根元を保温する
- 寒さに強い品種の場合は冬場でも暖房のある部屋に置かない
- 土の表面が乾いてからたっぷりと水をあげる
- 受け皿に水がたまったままにしない
- 追肥と剪定・植え替えが重要
- 用土は赤玉土と腐葉土を7:3で配合する
裏ワザとして、花が咲いている間に次のつぼみが膨らんできたら、思い切って前の花を切ってしまう方法があります。
こうすることで、長く花の時期を楽しめますよ。
また、紫陽花は切り花でも長くきれいに咲いてくれますので、切った紫陽花はお気に入りの花瓶にさしてみましょう。
まとめ
- 紫陽花が枯れたら原因を突き止めましょう
- 紫陽花が枯れたら養生させましょう
- 次につぼみが出てきたら前の花は思い切って切り花にすると長持ちします
紫陽花が枯れてしまった!と思っても、まだまだ復活する可能性があることが分かりましたね。
紫陽花は生命力の強い植物ですので、ちゃんとその力を信じて待っててあげましょう。
紫陽花を育てるポイントを守って、長く紫陽花を可愛がってあげてくださいね。
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