お墓参りの持ち物って?お盆前に知っておきたい服装やお供え物の選び方




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もうすぐお盆ですね。

お墓参りを予定している方も多いのではないでしょうか?

 

子供の頃は何も考えず親について行けばよかったけど、結婚して初めてパートナーの実家のお墓参りに参加する時などは、どうしていいかわからなくて不安になりますよね。

 

地域や風習によっていろいろと違いがあるのがお盆のお墓参り。

何も知らずに行って恥をかいてしまったら大変!

 

そんなことにならないように、お盆が来る前にお墓参りの持ち物や服装、お供え物や選んではいけない花などのマナーを確認しておきましょう。

 

お盆のお墓参りに行くときの持ち物

  • お線香
  • マッチかライター
  • ろうそく
  • 仏花(ハサミもあると便利)
  • お供え物
  • 掃除道具(軍手、スポンジ、歯ブラシ、雑巾、タオル、ゴミ袋など)

※宗派や風習によっては数珠が必要な場合もある

あるといいもの:虫よけスプレー

 

 

上記のものがあれば、困ることはそうそうないと思って大丈夫です。

手桶と柄杓は霊園に備えてある場合がほとんどですが、置いていない場合は持参する必要がありますので、事前に調べておきましょう。

 

掃除道具の軍手は雑草を抜くときに使います。

スポンジは墓石の掃除に使うためです。タワシを使う人もいますが、あまりおすすめしません。墓石はタワシでゴシゴシ洗うと傷がついてしまうからです。

基本はスポンジを使い、細かい部分は歯ブラシを使うと便利です。

墓石を傷めてしまうので、洗剤の使用は避けてください。

雑巾は墓誌や外柵を拭くために使います。

 

 

お墓参りに持っていく仏花の選び方

仏花としてセットで売られているものを選んでもいいのですが、故人に合わせて花を選ぶのも素敵ですね。

仏花といえば菊のイメージが強いと思いますが、他の花でも問題ありません。

カーネーションやヒャクニチソウは仏花としてポピュラーですし、トルコキキョウなども華やかで人気です。

私には2歳で亡くなった兄がいるため、お墓参りの際にはいつも可愛らしい花を選んでいます。涼しげな青が欲しいので、必ずリンドウを入れています。

 

ただし仏花を選ぶ際には注意点がいくつかありますので、気をつけてください。

以下の花は仏花に適さないとされているものです。

  • トゲのある花
  • 香りが強すぎる花
  • 黒い花
  • 毒のある花
  • つる性の花

 

これらの花は、故人が生前に好きだった花でない限りは、やめておいた方がいいでしょう。

 

花が決まったら、左右対称で2束作ってもらいます。お墓にお供えする仏花は必ず対にする必要があるからです。

お墓に供える花である旨を花屋さんに伝えれば、たいていの花屋さんは対応してくれるはずです。

仏花は奇数が良いとされていますので、3本、5本、7本が一般的です。

 

お墓参りの際は掃除をした後に花を供えることになりますが、いざ墓前で供えようとしたらお墓の花立が浅かったということもありますので、茎を短くするためにハサミを用意しておくと便利です。

また、花立の中に入る茎の部分にある葉を落としておけば、腐って花立ての内側にこびりついてしまうことを防げますよ。

 

お盆にお墓にお供え物するものとは?

まず、お供え物は持ち帰ることを大前提としてください。

そのままにしておくとカラスや動物がお供えものを食べ荒らしたりするため、近年では供花以外のお供え物を供えたまま帰ることを禁じる霊園も増えています。

腐ってしまっても迷惑がかかりますので、お供え物は禁じられていなくても持ち帰るようにしましょう。

 

持ち帰る前提なら、お供え物は故人の好きなものを選んで大丈夫です。

一般的には干菓子や水菓子を選ぶことが多いですが、必ずしもそうしなければいけないわけではありません。果物も大丈夫ですが、丸ごと供えましょう。

いくら故人の好きなものなら何でもいいといっても、お盆の時期は真夏なので、お墓参りの間に傷んでしまうようなものは避けてくださいね。

 

お供え物には飲み物も必要なので、水は水鉢に供えます。

ジュースやお酒でもいいですが、水以外のものは水鉢には絶対に入れないでください。

水以外の飲み物は缶や瓶のままお供えするか、コップに注ぎましょう。

ただしジュースやお酒をお供えする場合は、必ず片づけて帰る必要があります。

開封していれば倒れたら中身がこぼれてしまいますし、場合によっては他のお墓にお参りに来た子供が飲んでしまうかもしれません。

未開封でも腐食により中身が溢れてしまったり、炭酸飲料だったら破裂したりする恐れもありますので、飲み物も必ず持ち帰ってください。

 

 

お盆のお墓参りに適した服装は?

初盆や一周忌といった年回法要となる場合は、基本的に喪服です。

念のため親族に確認しておいた方が無難ですね。

親族が喪服でなくてもいいと言っても、法要があるなら黒などの落ち着いたフォーマルな服にしておきましょう。

 

法要がない場合は普段着で大丈夫ですが、カジュアルすぎるものは避けた方が無難です。

黒や紺、濃いグレーといった落ち着いた色のものを選んでおけば間違いありません。

ストッキングは肌色で大丈夫です。

お盆は真夏ですから虫も多く日差しも強いので、肌を守った方がいいかもしれません。

ただし帽子を被る場合は、墓前でお参りをする際には必ず脱帽してくださいね。

 

お墓の掃除をする予定があるなら、それなりに動きやすい服装にしておきましょう。

落ち着いた色のパンツスタイルにするのもおすすめです。

悩んでしまうようなら、白のブラウスに黒のパンツスタイルで大丈夫です。

 

アクセサリーは派手なものや大きいものは外しておきましょう。

また、香水はやめておいた方が無難です。汗をかきやすいお盆の時期なので体臭が気になる人もいると思いますが、その場合は制汗スプレーなどを使いましょう。

メイクや髪形も常識の範囲内に留めておくべきですね。

ご先祖様や故人への敬意を示す服装を心がけることが大切です。

 

まとめ

  • お盆のお墓参りに欠かせない持ち物をチェックする
  • お墓に供える花は左右対称で奇数ずつ、仏花に適さないものは避ける
  • お墓へのお供え物は故人の好物で構わないが、必ず持ち帰る
  • お墓参りの服装は法要がなければ普段着で構わないが、落ち着いた服装を選ぶ

 

今回はお盆のお墓参りに必要な持ち物や服装をご紹介しましたが、ベストはお参りをする予定の親族に確認を取ることです。

というのも、みんながみんな仏花やお供え物、お線香を持ち寄ってしまうと大変な量になってしまうからです。

誰が何を持参するのかを決めておけば忘れ物の心配もなくなりますし、お供え物の置き場所に困ることもありません。

 

お墓参りはご先祖様や故人に敬意を表して感謝を伝える大切な行事です。

失礼のないよう、しっかりと準備をして臨みたいですね。

 

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