入園のミシン準備!初心者に必要な機能とは?入園グッズの作り方も紹介!




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今年もなんとか新年度を乗り越えました。
毎年、入園や入学でなくても何かと準備するものってありませんか?

小さくなった上履きを買い換えたり、体操服に名札を縫い付けたり。

私の子供は、新入園ではなかったのでそれほど大変でもないだろうと思っていたのですが、甘かったです!
前年度まで使っていたコップを入れる巾着袋はボロボロ、お昼寝用のシーツもほころびがあり…新しく縫わないといけない用事がたくさん出てきました。

私はミシンを使って裁縫をするのが好きなので、しょっちゅうミシンを出しているのですが、裁縫が苦手なママ友はそういった新年度の準備も大変なようです。
今年下の子が保育園に入園したママ友は、「ミシンの使い方教えて〜!」と何回か我が家に訪問。

でも結局、これからも使う機会があるたびに友達の家に行くっていうのは効率が悪いよね〜なんて話になりました。
ミシンを持っているママ友の都合が悪ければ縫い物ができないし、なにしろ気を使うなあとのこと。

なるほど、それもそうですよね。
小学校でも中学校でも体操服に名札をつける作業は変わらなそう。

雑巾を縫って持って行くなんて話も聞きます。

それならば!とママ友がミシンを購入しました。
裁縫が苦手と言うだけあって、ミシンは中学の家庭科以来触っていないそうです。

そんなママ友のミシン購入から、裁縫にとりかかるまで何度か相談に乗った私の経験から、入園グッズのためにミシンの購入をしたい人に基礎講座を開いちゃおうかと思います。

入園グッズを作りたいけど、ミシンにはどんな準備がいるのかどんな物が必要なのかイマイチわからないというあなた!
ぜひ最後まで読んで、ミシンへのステップにしてくださいね♪

入園時のミシンは準備は何をすれば良いの?必要性から再確認!


まずはミシンを買わなければいけないですね!

「でも、入園や入学のシーズンが終わったらそんなに使わないからレンタルでもいいかも…?」
「趣味で使うわけでもないし、どうしても縫わなきゃいけない時は手縫いですませよう」

ふだんから裁縫をする習慣がないという場合は、そう思う気持ちもわかります。
しかし!ミシン愛用者としてお伝えしたいのは、「子供がいるとミシンは必要!」ということ。

ミシンが必要な場面は、入園シーズンに限ったコトではないんです。

  • 大きめに買ったズボンの裾上げ
  • 雑巾を縫って持ってくるように指示があった時
  • 体操服への名札付け
  • 園グッズがダメになって縫い直す時
  • 園や自治体のバザーで手作りの出品の要請があった時

ざっと挙げただけでも、ミシンの出番はこんなにあります!

さらに、子供はけっこう服を破きます。縫い目がザーっと裂けるような破き方をした時は、同じところをミシンで縫うだけ。
裾上げだって、子供だけじゃなく大人だって家で縫えるのなら、お店でその分の代金を支払わなくて済んじゃいます!

園がらみの私の実体験で、「え!そんなこともあるの!?」と思ったのが、タオルケットを半分にして一辺を縫ってくるようにという指定があった時です。

お昼寝用のタオルケットを、半分に縫っておくことで物干し竿に通した時輪っかになるので干しやすいんだそう。
さらにそこにゼッケンで名札を縫い付ける指示も。タオルケットで目立つように付けるため、ゼッケンもかなり大きかったです。

こういった細かい指示は、園によってかなり違いがありますが、思いがけずこんな大物を縫うことになるかもしれません。
タオルケットの件は、ミシンがあって本当によかった…と思いました。タオルケットの一辺を手縫いってかなり手間ですよね?

この件ではママ友三人が我が家にタオルケットを持って、「縫って〜!」とやってきました(笑)
普段お世話になっているママ友ですので、快く引き受けましたがそのうちの二人は下にも子供がいるため、あと何回かこの作業をするならミシンを買う!と決意して帰って行きました。

どうでしょう?
本当にミシンって必要?と迷っているあなたの背中を押せたでしょうか?

 

 

入園準備をするのにどんなミシンを選べばいい?ミシンの種類と特徴を紹介!

思い切ってミシンを買おう!と決意された人、ようこそミシンのある日常へ(笑)
さあ、買うぞ!と決意をかためたところで、ミシン初心者なら誰もが思う「何を買ったらいいの?」という疑問。

ミシンにはいろいろな種類があります。
その種類を簡単に紹介し、入園準備に必要なミシンはどんなものがあるのか、みなさんに提案していきたいと思います!

ミシンには大きく分けて、二つの種類があります!

コンピューターミシン

CPUで縫い目、縫うスピード、エラーの表示などを制御するミシン。パネルに表示が出るので、初心者にもエラーの内容がわかりやすいというメリットがあります。
糸調子や糸切りなどが自動で処理できます。
文字や絵の刺繍の機能がついていたり、多機能であるが、比較的高価なものが多いです。

電子ミシン家庭科などでも使用されている、シンプルな機能のミシン。
スピードのコントロールは電子で制御されているので、速さを落としてもパワーに影響がなく厚手のものを縫うのに向いています。
糸調子や糸切りなどは手動で調節する必要があるので、少しミシンに慣れていないと使いにくいかもしれませんが、コンピューターミシンに比べると安価で手に入ります。

そのほかに「電動ミシン」というものもあります。電気で直接モーターが動き、フットコントローラーで踏み込んで稼働させるものです。
細かい作業よりも、厚手の生地を高速で縫い上げるなどの作業に向いています。
停止する位置を固定できないので、入園グッズなどの家庭での小さい作品にはあまり向かないので、今回は電動ミシンを省いた二つに絞りました。

軽いミシンと重いミシンにはなにか違いがある?

コンピューターミシンでも電子ミシンでも、いろいろな種類のほかにサイズも選べます。
その違いはこちら。

コンパクトミシン軽くて持ち運びがしやすく、小さいので収納にも便利です。安価なものも多いので初心者にも手が出しやすい価格帯で販売されています。
重さが約6.0キロ以下ですので、厚手のものや大きな面積のものを縫う時にはパワー不足を感じることも。
厚手の生地の継ぎ目に針が通らないなどのトラブルも起こりがちです。
フルサイズミシンミシン本体が約7.0キロ以上のフルサイズミシンは、安定感があり厚手のものや大きなものを縫う時も、本体がずれたりガタついたりせず安定した縫いごごちです
ただ、重く大きいことがデメリットに感じる人には不向きかもしれません。長くいろいろな用途にミシンを使いたい人向きです。

どちらのミシンでも、コンパクトサイズとフルサイズがあるのですが、長く使うことを考えるとフルサイズがいいのかなと思います。

ミシン愛用者の私がおすすめするコンピューターミシンと電子ミシン

ミシン初心者で、家庭科以外では触ったことがない!という人には、コンピューターミシンがおすすめです。
糸調子(上糸と下糸の強さを生地の厚さによって調節すること)を手動で行うのは、ある程度ミシンに慣れていて「この生地ならもう少し上糸を強く」など、経験で縫える人でないとちょっと難しく感じるかもしれません。

最初に難しい、めんどうくさいなどのマイナスイメージがついてしまい、なかなかミシンと向き合おうと思えなくなってしまってはもったいないですよね。
今何が原因でエラーが出ていて、どうしたらいいのかがパネルに表示されるのは、初心者にはとっても心強いと思います。

また、ミシンを使い慣れていたり、入園準備のために書い直そう!という人は、電子ミシンでいいんじゃないかな〜と思います。
私は電子ミシンを愛用していますよ。

文字の刺繍に関しては、最近は安価でフロッキーネームなどアイロンで簡単にできる商品がすぐ手に入ります。
フロッキーや布に貼れるお名前シールがあるので、そんなに重要視していません。

糸調子も、自動で設定されてしまうよりも縫った時の自分の感覚で調節したほうがしっくりきます。
電子ミシンでもほとんどのミシンは、ボビンケースを使用しない水平釜なので下糸の準備も手間がないです。

これらの条件を見比べて、自分に合うミシンはどちらか選んでみてくださいね♪

・おすすめのコンピューターミシン

私が初心者にもおすすめしたいコンピューターミシンはこちら。
実際に店頭で試し縫いをしてみました。

シンガーミシン「モナミヌウプラス」
液晶画面に詳細なメッセージが出るので、操作が簡単です。

特におすすめしたいポイントは、静音設計で音がとっても静かなこと!
子供が寝た後にミシンを使いたいという人には、かなり嬉しい機能ですよね。

・おすすめの電子ミシン

【電子ミシンでおすすめしたい一点めはこちら】
シンガーミシン「Nui Nui」
これも店頭で実際に触ってみたのですが、かなりシンプルですが動きがなめらかですね。
電子ミシンなのに、自動糸調子の機能があるところがかなりのポイントなんじゃないかなと思います。

糸調子が自動なら、初心者でも比較的簡単にトライできる電子ミシンなんじゃないかなと感じました。

【電子ミシンでおすすめしたい二点めはこちら】
トヨタミシン商品ラインナップ
私が今も愛用しているのが、裁縫箱が一体型になっているQBシリーズのもの。

トヨタミシンのおすすめポイントは、なんといっても厚手の生地を縫う時のパワー!
さすが車のメーカーだけあって、パワーには定評があります。厚いジーパンの裾上げもスイスイです。

ミシン経験者で、シンプルさとパワーを求めている人には、ぜひ一度トヨタミシンを試してもらいたいです!

 

 

ミシンに必要な機能とは?初心者がチェックすべき項目一覧


入園グッズを縫う時に必要な縫い方や付属品・機能にはどんなものがあるでしょう?

園で必要になるようなグッズは、まっすぐ縫うものが多いです。
手提げバッグや巾着なんかを思い浮かべてもらえれば、イメージがわきやすいかと思います。

それらのバッグや、まっすぐ縫うものがメインのものにも裏地がついているのか一枚はぎなのかで、端の処理が変わって来ます。
裏地が付いて入れば、端は中表にひっくりかえすのできれいな面が表に出ますが、一枚はぎだとボサボサのまま。
そこを手縫いでかがり縫いしていくのは、ちょっと大変そう…

ミシン初心者も必ず押さえておきたい縫い方の機能はこちら!

  • 直線縫いと返し縫い:まっすぐの縫い目のはじめと最後に、手元の操作で針が前後に往復し、しっかりと糸を留める機能
  • ジグザグミシン:裁ち目かがりの代わりに入園グッズの端の処理の際よく使う機能です。一枚はぎのレシピの時に、布の右端は針が生地を貫通せずそのまま落ちるようにジグザグミシンをかけると、布の端が糸で覆われるような仕上がりになります。
  • 厚物縫い:入園グッズにはキルティングなど、けっこう厚手の生地を使うことが多いです。なので、デニムなどの厚物縫いができるタイプのミシンを選ぶことが大事ですよ!

    これは私が作った、子供が以前使っていた通園バッグなのですが、表は帆布・中がキルティングです。
    どちらも厚い生地なので、厚物縫いができるミシンでよかった〜と思いました。

    手提げバッグ・上履き入れなどにはこういった持ち手テープを縫い付けることが多いと思うのですが、これがかなり分厚いです!
    ましてやキルティングに縫い付けるとなると、厚物縫いの機能がないと難しいです。

ミシン初心者に便利な付属品や機能はこちら!

  • フリーアーム:正面の左側部分を外して、筒のような形の生地でも縫えるようにする機能。裾上げや、小さい巾着の入れ口を縫うのに便利です。今のミシンはほぼこのフリーアームですが、まれに取り外せない機種もあるので、買う時には注意してみてください!
  • 自動糸調子:初心者だと難しい作業がこの糸調子。上糸と下糸の強さを、生地の厚さや種類によって変えていきます。これは慣れていないとちょっと大変。ですので、自動糸調子タイプのものを選ぶと安心だと思います!
  • フットコントローラー:字の通り、足で踏んでミシンを操作するための付属品です。小さいものなら、手元のボタンでささっと脱い終わってしまいますが、シーツやタオルケットなどの大物になるとフットコントローラーがあったほうが、手を離さずに調節ができて便利です。純正のフットコントローラーが付いている機種だと、なおいいですね!
  • 自動糸切り機能:ボタンを押すと、上下の糸を自動でカットしてくれる機能。正直私は長くミシンを使っているけれども、これはいらないんじゃないかな〜?と思っていました。でも、店頭でいろいろなミシンを試し縫いした時に、この機能があると細かいゴミが出なくてすごくいいんです!ただでさえ忙しいお母さんには、細かいゴミを片付ける手間が省けるのでおすすめです!

 

ミシンを使うために一緒に準備すると便利なものは?


以前こちらのサイト内で、裁縫の基本について書いたことがあります。

その記事はこちらから読むことができますが、この中で裁縫をする時に最低限揃えておきたい道具について詳しく触れました。
さらに、今回はミシンのお話ですのでさらにミシンを始めるのにあったら便利だな〜!というものもいくつか紹介しますね。

  • リッパー:失敗したミシンの縫い目をきれいに解く時に便利です。
  • 紐通し:袋物の小物を縫うことが多くなるので、あったほうがいいと思います!
  • 目打ち(多少細い千枚通しでもOK):巾着などの角をしっかりと出す時に便利です。スナップボタンをつける時にも使えますよ!
  • アイロン:縫い始める前にきれいに生地にアイロンをかけると、チャコやペンで印をつけやすかったり、定規で測りやすかったりします。縫いあがった後も、きれいにアイロンをかけると既製品のようなクオリティに!

ミシンがあれば初心者でも簡単に作れる!入園グッズの作り方を紹介!


このサイト内で、私がミシンの使い方について熱く語った記事があります(笑)

 

この記事を読み返すと、ミシンって便利だな〜と同時に、私は本当にミシンが好きなんだな…としみじみ思いました(笑)

ミシンがあると、既製品のようなプロのような作品が自宅で簡単に縫えるので、この達成感はクセになります…
子供のために入園準備をする必要があるみなさんにも、ぜひこの達成感を味わってほしいですね〜!

 

 

動画を見るだけ!簡単にミシンを学んで入園準備を♪

それでは、私がセレクトしたミシンがあれば簡単に作れる入園グッズの動画をたくさん紹介したいと思います!

生地の切り替えがアクセントになっている手提げバッグです。
裏地がついているのに、簡単にできちゃいますよ!


一枚の布から作るコップ袋。
サイズを変えれば、アレンジ無限大です!

自宅に眠っているタオルを、園で使えるようにアレンジしたいときにとっても活躍してくれる方法です!
私もこれで、いただきもののタオルをたくさん園用に生まれ変わらせました♪

Dカンというプラスチックの部品が必要なタイプの上履き入れの、とっても簡単なレシピです。
裁縫にわりと慣れている私でもちょっととっつきにくかった上履き入れですが、この動画ですぐに理解できました!

無料型紙で入園グッズの準備をしたい!

最近はインターネット上で、無料で型紙を紹介しているサイトがあります。

私が愛用している二つのサイトをご紹介しますね♪

  • パンドラハウスの入園グッズ無料型紙
    もともとこちらは、「手芸用品のパンドラハウス」というお店で、私もよく通販で利用しています。
    そのサイト内に、入園グッズのレシピと型紙も掲載されているのですが、いろんなグッズが揃っているので型紙を扱える人には嬉しいポイントがたくさん!関連商品も表示されるので、そのままショッピングもできますよ。
  • 「無料型紙工房ことろ」
    こちらは「無料型紙工房ことろ」さんというサイト。
    無料型紙だけでなく、ちょっとわかりづらいなあ…というところを、画像で手順を追って説明してくれています。入園グッズだけでなく、ぬいぐるみの衣装などもとってもかわいいので参考にさせてもらっています!

まとめ

  • 入園でミシンが必要になった時に準備しておきたい事は?
  • 入園準備のグッズを作るミシンに最低限必要な機能一覧
  • ミシンを使うために一緒に準備すると便利なものは?
  • 入園準備はミシンがあれば初心者でも簡単に作れる!ビギナー向けレシピを紹介!

入園グッズを準備するのに、あればとっても便利なミシン。
ミシンは値段もそれなりにするので、あまり使わないかな?と思うと悩んでしまう気持ちもよくわかります。

私は、ミシンを買って趣味の幅が広がりました。
簡単なものだったら作ってみよう!、という前向きな気持ちが出て来た気がします!

ミシン初心者だった頃は、巾着の仕組みすらよくわからず…百均で巾着を買って来て、自分でバラしてまた縫いなおしたりと試行錯誤しました(笑)

それでもミシンにトライすること1回目。全くコツがつかめませんでしたが、二回・三回…と回数を重ねるごとにどんどんミシンの便利さを実感し、今では子供が思いつきで「ママ作って〜」と言ってくると、さらっと縫えるようになってきました。

入園グッズを作るの、とっても手間ですよね〜!
でも、これもいいきっかけかもしれません。

入園準備のためにミシンを手に入れたら、家にいながらにして新しい可能性を広げられるチャンス♪
趣味に実用に、きっと心強いパートナーになってくれるはずです。

みなさんも、私と一緒にミシン上手なママを目指してみませんか?

 

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ふじもとつるり

ふじもとつるり

服飾科で裁縫の基本とデザインについて学び、卒業後は創作小物の製作・販売を経て一児の母になりました。今はライターとして、仕事と子育ての両立に日々奮闘しています! 趣味は手芸と製菓。それらの経験をいかした、子育て中ならではの目線の記事をみなさんにお届けできるように頑張りたいと思います。

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