土用餅とは?高栄養の食べ物とおいしいレシピで暑い夏を乗り切る!




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土用餅ってご存知ですか?

私は知らなかったのですが、土用の時期に「土用餅」を食べる地域があるのだそうです。

土用って言ったら「土用丑の日のうなぎ」しか浮かんできませんが、土用の期間、地域によっては他にも伝統的に食べられている物があるそうですよ。

そこで今回は、土用餅と土用の食べ物について紹介していきたいと思います。

 

 

土用餅とは?

 

土用餅はどんな食べ物なのかと言うと、餅をあんこで包んだお餅、いわゆるあんころ餅です。

「赤副餅」を思い浮かべてもらうと分かりやすいと思います。

土用餅の原型は「ガガイモ」の葉を煮出した汁で練った餅だったそうで、みそ汁に入れて食べるものでした。

あんころ餅の土用餅は関西や北陸方面で夏の土用入りの日に食べられていましたが現在ではその風習も廃れています。

が、関西の一部地域(京都など)では今も土用の時期に大切に食べられているそうです。

私も関西人ですが「土用餅」を見たことも食べたこともありません。

同じ関西人の夫も姑も知らないようでしたが、地元の有名な老舗の和菓子屋さんにありましたよ!「土用餅」

一口大の小ぶりな餅に瑞々しそうなこし餡がかかっています。

「ああ、おいしそう!」

今年の夏の土用には、絶対ここに「土用餅」買いに来ようと思います!

 

 

【そもそも土用って何?】

 

 

ところで、土用ってなんでしょうね?

土用は二十四節季の季節を区切る四節季「立春、立夏、立秋、立冬」が来る前の18日間を指します。

つまり季節が移り変わっていく境目のことで、年に四回めぐってきます。

現在は土用と言えば夏の土用を指し、有名な土用の丑の日とは土用の期間中にやってくる丑の日のことです。

ちなみになぜ「土用」と呼ばれているのかと言うと四季をそれぞれ五行の木火土金水に当てはめたとき

春=木

夏=火

秋=金

冬=水

となるため、その変わり目に土を配し「土用」と名付けられました。

 

 

土用の食べ物は他にもある!

 

 

 

土用餅や有名な丑の日のうなぎ以外にも土用に食べられる物があります。

このサイト内の以下のリンクに詳しく書かれていますので参考にしてみてください。

 

ふむふむ。

土用、特に丑の日には「う」のつくものや「黒いもの」が伝統的に食べられてきたんですね。

土用シジミや土用卵も初めて聞きました!

 

【土用の食い養生】

 

土用は季節の変わり目で体調を崩しやすい時期です。

特に夏の土用は二十四節季の大暑にあたります。

名前の通りとても暑い時期なので、この暑さを乗り切るために栄養価の高いものを食べましょうというのが「土用の食い養生」という風習です。

土用餅を食べるのも、餅と豆が縁起がいいというだけでなくどちらも栄養価が高い食材だからなのです。

有名な土用のうなぎや、土用シジミ、土用卵も同様に栄養価が高く暑い時期を乗り切るのにピッタリなのです。

 

 

土用のレシピで疲れを吹き飛ばそう!

 

 

年々厳しくなる夏の暑さに打ち勝つために土用のレシピで元気をチャージしましょう!

 

【土用餅】

 

我が家で作るあんころ餅はもち米をたくところから始めますが、もっと簡単で、とっても美味しいレシピを紹介します。

材料(2人分)

  • 市販のお餅 4個
  • こしあん  100グラム

作り方

  1. お餅を一口大に切る
  2. 深めの耐熱容器にお餅を並べ、お餅がひたひたになるまで水を入れる
  3. レンジでお餅が柔らかくなるまで加熱する
  4. 柔らかくなったお餅を取り出して少し冷ます
  5. お餅の上からこしあんをかける

 

【うなとろうどんとなすの揚げびたし】

 

高栄養のうなぎととろろ、そして土用に食べたいうどんと卵、それとなすをレシピに組み込んだ献立です。

材料(2人分)

「うなとろうどん用」

  • うどん  2玉
  • うなぎのかば焼き  150グラム
  • 長いも  150グラム
  • 卵  1個
  • 醤油  大さじ1
  • わさび  お好みで

「なすの揚げびたし用」

  • なす  2本
  • 麺つゆ2倍濃縮の物  100cc
  • みりん  50cc
  • 水  50cc

うなとろうどん作り方

  1. うどんを茹でて流水で洗い器に盛っておく
  2. うなぎのかば焼きを温めておく
  3. 長いもは皮をむきすりおろし醤油と溶き卵と混ぜ合わせる
  4. 2と3をうどんの上に盛り付けお好みでわさびを添える

なすの揚げびたし作り方

  1. なすを食べやすい大きさにカットし味が絡みやすいように片栗粉をまぶしておく
  2. 小鍋に麺つゆみりん水を入れて煮立たせる
  3. なすをこんがりと揚げる
  4. 2になすを入れ味をふくませる
  5. 冷やして食べてもおいしい

 

 

まとめ

  • 土用餅は暑さを乗り切るために食べられてきたあんころ餅
  • 昔から体調を崩しやすい土用の時期は栄養価の高いものを食べてきた
  • 高栄養でおいしいレシピでこの夏の暑さを乗り切ろう

 

以上が土用餅についてのまとめです。

土用餅にうなぎ、今年の土用は何を食べようかな?と考えるだけで暑い夏も元気に乗り越えられそうです。

最近ではコンビニでも土用餅が買えるようなので、みなさんもぜひ食べてみてくださいね。

ちなみに今年の夏の土用入りは7月20日土用明けは8月6日で丑の日は二回あり7月20日と8月1日です。

 

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東風花
お絵描きと創作が好きな、三兄弟の母です。 子供たちに鍛えられ、か弱い乙女も、いつしか立派な母ちゃんになっておりました。 子育てや日々の出来事をつづったイラストブログ「猫田さんちへようこそ」も書いておりますので、興味のある方もない方も、一度覗いてみてください。 当サイトでは、文章を書くお仕事に携われた事に喜びを感じながら、記事を書かせてもらっております。 読者の方の視線に立った記事が書けるよう、日々精進していきたいと思います。 ※イラストブログ【猫田さんちへようこそ】を運営。リンクは名前から✅

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