土用は年に何回?2018年は?丑の日だけじゃない!春夏秋冬毎に紹介!




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土用と聞くと、最初に思い浮かぶのは「土用の丑の日」ですよね。

土用は、春夏秋冬それぞれ季節の変わり目にあり、18日間もあるんです!

また、土の神様と言われる「土公神(どくしん)」様が采配を取られることから土用に土に関わることをしてはいけないと言われています。

家を建てる時の基礎工事はこの時期にしない。引っ越しや人生に関わる決め事などは避けるなど、今でも守られているみたいですよ。

そして「夏の暑さに負けないように鰻を食べる!」と思っている方も多いかと思います。じゃぁ何故、夏の季節の変わり目に鰻を食べるの?

一体、何を食べたらいいんだろう??

それぞれの季節の変わり目にどんな食べ物を食べるのか紹介します。

2018年の土用の日はいつ?春夏秋冬で食べ物は違う?

では2018年の土用の期間を確認しましょう。

考え方としては、立春、立夏、立秋、立冬の日から約18日間前の期間になります。

つまり年に4回土用があるということです。

それでは今年2018年の土用はいつなのか確認しましょう。

季節節目土用入り土用明け
立春:2月4日(日)1月17日(水)2月3日(土)
立夏:5月5日(土)4月17日(火)5月4日(金)
立秋:8月7日(火)7月20日(金)8月6日(月)
立冬:11月7日(水)10月20日(土)11月6日(火)

 

季節の節目に約18日間の土用の期間があることがわかりますね。

では全ての土用の期間で、夏土用の丑の日のように特別な食べ物を食べるのでしょうか?

実は全ての季節特有の食べ物が存在するんです !

ただ毎回うなぎなどを食べるわけではありませんよ。

それぞれ異なる目的で、個別の食べ物があるんです!

 

春土用はいつ?旬の食べ物は?

毎年5/5頃に立夏があります。その立夏の18日前から春土用の期間で4月下旬から5月上旬にあたります。

春の土用「戌の日」にあたる4/24に「い」のつく食べ物、白い食べ物が良いと言われています。例えば、「いわし」「芋」「いんげん豆」「イチゴ」「豆腐」などです。

春土用は寒くなったり暖かくなったり気候が変わりやすいので体調を崩やすいとか、代表的な5月病でやる気が出ないとか、だるいなぁーと思う時期ですね。

そこで、ビタミン豊富なもの、良質なたんぱく質多く含まれている食べ物が良いとされています。

 

 

夏土用いつ?旬の食べ物は?

毎年8/7頃に立秋があります。その立秋の18日前から夏土用の期間で7月下旬から8月上旬にあたります。

夏の土用「丑の日」にあたる7/20と8/1に「う」のつく食べ物、黒い食べ物を食べると良いと言われています。やはり、思い浮かぶのは「鰻」ですよね!

他に、「梅干し」「瓜」「キュウリ」「スイカ」「かぼちゃ」「うどん」など。

夏土用は夏の暑い盛りで体力や食欲が落ちやすいですよね。

そんな時は、栄養がたくさんあって精のつく「鰻」や喉ごしの良い「うどん」。

身体の熱を冷ましたり、利尿作用の高い夏野菜を食べて暑い夏を乗り切ろう!ということです。

気を付けないといけないのが、瓜の種類で甜瓜(まくわうり)とメロンに似ていますが、食べ過ぎるとお腹を壊してしまうので要注意です!

注目して欲しい食べ物は鰻だけじゃないんです!

・土用餅(あんころ餅)

餅は力餅、小豆は厄除けに通じるため、暑さに負けず、無病息災で過ごせると言われています。

 

・土用しじみ

冬が旬の寒しじみと夏が旬の土用しじみとあり、栄養価が高く肝臓の働きを助けることから「土用しじみは腹薬」と呼ばれています。

・土用卵

栄養価が高いので鰻と同じように精がつく食べ物とされ、土用に卵を食べるようになったと言います。

秋土用はいつ?旬の食べ物は?

毎年11/7頃に立冬があります。その立冬の18日前から秋土用の期間で10月下旬から11月上旬にあたります。

秋の土用「辰の日」にあたる10/27に「た」のつく食べ物、青い食べ物を食べると良いと言われています。

例えば、「大根」「サンマ(青魚)」など。胃に優しい食べ物と言った方が分かりやすいかと思います。秋の大根は甘くて水分も多く含まれていて、消化を助ける食べ物ともされています。秋野菜なども取り入れてビタミン摂取もいいですね。

秋土用の時期は、真夏の暑さや残暑の厳しさが終わり、夏の疲れがもっともでやすい時期で、胃腸の働きが弱くなり、内臓にもダメージを受けやすくなってしまいがち。冬も目の前だし、疲れを取って力を蓄え、元気を出したい!!

一年の中で一番心身共に疲れている時期。

一番は普段よりペースを落とし、ゆっくり休息を取ることですね。

 

 

冬土用いつ?旬の食べ物は?

毎年2/4頃に立春があります。その立春の18日前から冬土用の期間で1月中旬から2月初旬にあたります。

冬土用「未の日」にあたる1/27と2/2に「ひ」のつく食べ物、赤い食べ物を食べると良いと言われています。

例えば。「ヒラメ」「トマト」など。

夏だけじゃなく、冬土用にも鰻が旬で良いんですよ。

他に、鰻に匹敵するほど栄養価の高い食べ物がしじみです。お味噌汁などで手軽に摂ることができるのでお勧めです!!

冬土用の時期は、インフルエンザなど風邪は流行っている時期でもあり、予防は春に向けての色々な準備を始めるいい時期ですね。

まとめ

・春土用

体調を崩さないよう、豊富なビタミンと良質なたんぱく質の多い食べ物で5月病を乗り切る。

・夏土用

身体の熱を冷まし、利尿作用の高い夏野菜を食べて夏を乗り切る。

・秋土用

一年の中で一番疲れている時期に胃に優しい食べ物で力を蓄えて元気を出したい。

・冬土用

インフルエンザ流行の真っ只中、しっかりと栄養をつける。

いつも以上に気を付けたり、旬のものを食べて身体に活力を取り入れる季節の変わり目って大切なんですね。

 

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