春分の日を計算する方法はあるの??Excelで使える計算式で確認しよう!!




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この記事を読んでくれているあなたは、春分の日が毎年変化することを既にご存知だと思います。

しかし、毎年カレンダーを確認するまで分からないのは不便ですよね??

年始の連休を除くと、1~3月は一年の中でも休日が少ない季節。

数少ない貴重な3月の祝日ですから、何と無く休むのは勿体無いです。

 

前もって予定を組んで、充実した休日を過ごせるようにしたいですね。

 

そんな希望に応えるために、自分で簡単に春分の日を計算できる方法を紹介しちゃいますよ!!

計算式の意味や妥当性も検証して見ましたので是非チェックして見てください。

式の意味を理解できちゃえば、意外と簡単なんだなと思いますが、知らない人に話したら、ちょっとした小ネタとして喜んでもらえると思いますよ!!

 

春分の日の計算方法とは??自分でやる場合はExcelを使おう!!

 

それでは具体的な計算方法を紹介していきますね。

この方法はとっても簡単です。

Excelの関数で下記の式を使ってもらえればOKです!!

【日だけ算出】

=int(20.8431+0.242194*(“自分が調べたい年”-1980))-int((“自分が調べたい年”-1980)/4)

 

上の関数の中の”自分の調べたい年”に西暦を入れて計算すれば、春分の日が何日かわかります。

例えば、”自分の調べたい年”に「2018」 と入力すると、「21」が表示されます。

 

とは言ってもこれは日付だけなので、西暦から曜日まで表示させるとなると、ちょっとだけ設定を変える必要がありますよ。

 

関数タブで表示させる方法だとバージョンによって画面が異なるので、関数で示しておきましょう。

 

それがこちら。

【年月日と曜日を算出】

=DATE(“自分が調べたい年”, 3, int(20.8431+0.242194*(“自分が調べたい年”-1980))-int((“自分が調べたい年”-1980)/4))

 

 

この式に、「2018」 と入力すると「18年3月21日 水曜日」という風に、年月日と日付まで表示させることができますよ!

 

 

ただし、セルの書式設定も変えないと上のように表示されないので注意です。

例のように表示させたい場合は、

 

>関数が入ったセルを右クリック

>セルの書式設定

>表示形式

>日付

>**年*月**日*曜日

 

で書式を変更すればOKです!!

 

 

計算方法の意味を知りたくない??

 

ここまで出来ただけで満足!!という人もいると思いますが、個人的には中身が気になってしまいました。

DATE関数については、

=DATE(年, 月, 日)になっているので大丈夫だと思いますが、INT関数の方は少しわかりにくいと思います。

 

INT関数は小数点以下を切り捨てる関数です。

例えば、

=INT(20.8431)

は「20」になります。

ここまではExcelの関数の話なので、春分の日とは全く関係ありません。

 

ここからが本題ですが、冒頭の式の中身の係数が気になりませんか??

=int(20.8431+0.242194*(“自分が調べたい年”-1980))-int((“自分が調べたい年”-1980)/4)

 

説明します。

まずは20.8431ですが、これは基準としている1980年の春分の時刻に相当するものです。

 

詳細は割愛しますが、春分はある瞬間であり、時刻で表現されるものなのです。

 

春分の日がどのように決まっているのかは別の記事でまとめています。

 

この時刻の詳細については国立天文台が公開している情報になります。

上式は国立天文台が発表した1980年の春分の時刻を基本にしているのです。

 

20.8431の単位は日ですが、時刻分だけ小数が付いているというわけです。

 

そして次は+0.242194*(“自分が調べたい年”-1980)ですが、これは一年間に生じる時刻の誤差を補正するものです。

一年は正確には365日ではなく、365日と約5時間49分です。

この約5時間49分(逆算すると348.75936分)を1日1440分で割ると0.242194という数字が出てきます。

 

基準年1980から調べたい年の差の年数ごとに、春分の時刻は0.242194日遅れるという事です。

 

 

そして最後が、-int((“自分が調べたい年”-1980)/4の部分ですね。

 

これは4年に一度うるう年があり、この年は366日で通常の年よりも1日多いので、その分を差し引いているのです。

 

まとめると、

  • 1980年の春分の時刻20.8431から、
  • 一年毎に0.242194遅れるので、1980年から知りたい年までの差分を足して、
  • うるう年で4年に一度、一日増える分のを差し引く

 

というような中身になっているのです。

 

 

この計算方法、本当に合ってるの??

 

ところで、この計算方法はどこまで正確なのでしょうか??

 

国立天文台が参考として開示している2000年〜2030年で一致するのか比較して見ました。

 

結果がこちら。

ピッタリ合っていますね。

 

実際考え方の出所が国立天文台なのだから、一致して当たり前ですよね笑

というか、初めから国立天文台が開示している春分の日を見たほうが早いっていう・・・。

 

まぁ、計算方法をしっかり確認したことで、春分の日の決まり方の理解が深まったので良しとしましょう!!

 

まとめ

  • 春分の日はExcelで簡単に計算できる
  • 春分の日は1980年の春分の時刻を基準に誤差を差し引きして計算している
  • 国立天文台で確認するのも良し、自分で試してみるのも良し

 

以上、春分の日の計算方法についてのまとめでした。

 

春の季節の小ネタとして、家族や友人、職場の同僚に話すのにはちょうど良いと思いますよ!!

 

もちろん子供に教える時のも役立ちますし、計算式を見れば大体思い出せるので良いかもしれませんね。

 

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