洗濯する時に使う洗剤のひとつの柔軟剤ですが、みなさんは柔軟剤の役割や基本的な使い方って考えたことありますか?
柔軟剤はドラッグストアに行けば洗濯洗剤よりも沢山の種類が置いてありますよね。
香りも様々で、洗濯洗剤よりもいい香りがするので、サンプルを試しながら売り場でどれにしようか迷いながらわくわくしたって経験、みなさんあると思います。
せっかく洗濯をするので洗ったタオルを次に使う時や、洋服を着る時に香ってくれたら気分がいいですよね。
洗濯物って天気などによっては部屋干しの生乾きの臭いがする時もあるので、清潔感を感じるのに柔軟剤の香りはかなりポイントになると思います。
私は今まで、洗濯する時に洗濯洗剤を使う様に当たり前に柔軟剤を使い、流れ作業の一環でしかありませんでした。
ですが、この頃洗濯物がいい香りがしないのがずっと気がかかりで、たまに実家でお風呂に入らせてもらう時、
タオルはものすごくいい香りがしていたので「なんで?」と思ったのをきっかけに柔軟剤について
ちゃんと知りたいと思いようになりました。
「柔軟剤ってなんだろう?」と考えた時に“柔軟剤 = 香り”という感覚でしかなく柔軟剤の役割や使うメリット、きちんとした使い方など何も知らなかった事に気付いたのです。
毎日のように使うものなのに何も知らずに使っていたんだと思うと主婦として恥ずかしい気もしたり…調べてみるとたった2つのポイントを意識するだけで仕上がりは全然変わってくる事が分かりました!
私のように柔軟剤について悩んでいる人、是非この記事を読んで見てください。
Contents
柔軟剤の役割と使うメリット
汚れを落とすのは洗濯洗剤や漂白剤です。
ということは洗濯に柔軟剤は必要ないのでは?とも思いますよね。
ですが、柔軟剤には柔軟剤の役割がきちんとあります。
柔軟剤はトリートメントに含まれるカチオン界面活性剤を使ってつくられており、洗濯時に柔軟剤を使うことで薄い膜が出来ます。
このカチオン界面活性剤が繊維同士の摩擦を防いで静電気を防ぎ、洗濯物を柔らかくふかふかに仕上げてくれます。
赤ちゃんや子供に使うものやタオルには必須ですよね。
柔軟剤には速乾効果と防臭効果もあり、嫌な臭いがするのを防ぎ、部屋干しなどを助けてくれる役割があります。
また静電気を抑えてくれる効果もあるので衣類の持ちをよくしてくれます。
これらの理由から冬の季節や雨の日に関わらず、年中力を発揮してくれるのが柔軟剤です。
正直、柔軟剤ってそんなに安いものではないですよね。
毎日洗濯すると1ヵ月に2袋くらい使います。
柔軟剤=香りとしか思ってなかった私は家計の出費少しでも抑えたいので、必要ないなら買わなくても…という気持ちになった事がありました。
でも、香りだけじゃなく、他にもこんなに効果のあるものと知ってびっくりです!
我が家にはまだ小さい子供がいるので子供の肌に触れるタオルや衣類はふかふかであってほしいと思い使わずにはいられなくなりました。
正しい柔軟剤の使い方
実はある調査では洗濯をする人の約25%が
柔軟剤を間違った使い方で使っているそうです。
□洗濯洗剤と柔軟剤を洗濯槽に入れる
□洗濯洗剤と柔軟剤を一緒に洗剤投入口に入れる
この2つの使い方は間違った使い方です!
洗濯を初めたばかりの人はよく分からず、この使い方をしてしまっているのではないでしょうか?
私も洗濯を始めたばかりの頃は、とりあえず洗濯を一通りこなす事だけで精一杯だったので、そこまで気が回らず一緒に投入口に入れていました。
最近の洗濯機では洗剤投入口に“柔軟剤”や“漂白剤”など書いていますので1度ご自宅の洗濯機を確認してみるといいかもしれません。
柔軟剤は大量にいれたり、タイミングを間違えると衣類の吸水性が低下してしまいます。
タオルやインナーなど汗を吸水するものは気をつけてくださいね。
また柔軟剤の成分のカチオン界面活性剤が刺激になることもあるので、肌の弱い人や敏感肌の人、赤ちゃんの洋服やガーゼなどにはおすすめ出来ません。
1歳未満のベビー服などは赤ちゃん用の洗剤・柔軟剤がありますので、そちらの方が安心して使えますよ。
柔軟剤の使用量
柔軟剤は沢山入れればいいというものではありません。
柔軟剤にもちゃんと適量がありますので、量を守る事が柔軟剤の効果を引き出す1つの方法です。
洗剤の量は守るけど、柔軟剤は多めに入れてしまうって多いのではないでしょうか?
私はいい香りがしそうなのでついつい多めに入れてしまっていました。
ですが、柔軟剤を多めにいれると洗濯物の黒ずみや吸水性の低下の原因になるそうです。
また次の洗濯の時に多めについた柔軟剤を落とそうとするので洗浄力にも影響してしまいます。
柔軟剤の量に関してはメーカーによって違って来るのでしっかり説明欄を見て使ってください。
メーカーによっては多少多めに入れても大丈夫なものもありますよ。
柔軟剤の効果を発揮する2つのポイント
①柔軟剤をいれるタイミング
基本は《最後のすすぎ》の時です。
洗濯洗剤と同じタイミングで入れてしまうとお互いの成分が効果を打ち消し合ってしまいます。
洗濯洗剤できちんと汚れを落とし、すすぎの水がきれいになってから柔軟剤を使います。
【全自動洗濯機の場合(縦型・ドラム)】
全自動洗濯機の場合は最初から洗剤投入口に柔軟剤を入れていても、自動で最後のすすぎの時に柔軟剤が入るようにしてあります。
なので全自動洗濯機の場合は最初から入れていOKなのですが、「2.正しい柔軟剤の使い方」で説明した通り入れる場所には注意してください。
あとは洗濯機に任せておいて大丈夫です。
【二層式洗濯機】
二層式洗濯機の場合は最後のすすぎの時に入れます。
すすぎの水がきれいになってから最後のすすぎの水に混ぜる感じで柔軟剤を入れます。
途中、まだ洗濯洗剤が残っている状態だと効果が薄れてしまうのでタイミングを間違えないようにしましょう。
【手洗い】
手洗いの場合は最後のすすぎの時に入れます。
洗濯洗剤が残っていると柔軟剤の効果が薄れてしまうので手洗いの場合は特に注意しましょう。
水がきれいになったのを確認してから柔軟剤を入れて仕上げのすすぎをしましょう。
※洗濯物の詰め込みすぎは避けましょう。
洗濯物を詰め込みすぎると汚れが落ちにくくなり、柔軟剤も全体に行きわたりにくくなります。
洗濯物は洗濯機の7~8割までとして、少ないほどしっかり洗剤や柔軟剤が全体に行きわたってくれます。
②干す時のポイント
【洗濯後はすぐに取り出して干す】
洗濯ものは濡れていると菌が繁殖します。
洗濯機を回して終わったらすぐに干しましょう。
濡れたまま放置する事で柔軟剤の香りが生乾きの臭いに変わり、さらには洗濯槽の中にも菌が繁殖してカビの原因になります。
【きちんと脱水をする】
理由は上とほとんど同じです。
脱水が出来てないと生乾きなどの嫌な臭いがしたり洗濯物がごわつく原因になります。
ただし脱水をかけすぎると柔軟剤の成分が排出され効果が薄れますので、1回の脱水で十分かと思います。
確認して脱水が弱いと感じたら再度脱水をかけたら良いでしょう。
【干す時間に注意】
夏場など日差しか強い日は長時間干すと柔軟剤の香りも蒸発してしまいます。
乾燥機などを使って外に干す時間を短くするなどの工夫をしましょう。
【繊維を起こして干す】
繊維が寝ている場合はパタパタとふるなどして干すとふわっと仕上がります。
最後のひと手間で仕上がりが変わって来るので干す時にタオルなど繊維が寝ていないか確認を。
ここで一度洗濯の手順についておさらいしておきましょう。
《洗濯の手順》
- 洗濯物を入れる
- 洗濯洗剤を入れる
- 柔軟剤を入れる
- コースを選択
- 干す
洗濯についての詳しいことはこちらの記事も参考にどうぞ。
関連記事:洗濯のやり方はこれだけ!主婦が教える初心者必見の5つの方法とは?
正直干すことに関しては意識した事がありませんでした。
今までは生乾きの臭いが嫌だったのでしっかり乾かしたい!と思い、真夏でも長時間干していました。
その方がいいと思ってしていましたが、それが逆効果だったんですね。
“柔軟剤が蒸発する”なんて考えもしなかったのでびっくりです。
洗濯物が香らず、パリパリになっていた理由が分かり
すっきりしたので今度からは干す時間も意識しようと思いました。
保管方法
柔軟剤は直射日光、高温多湿の場所を避けて保管しましょう。
子供がいる家庭では子供の手の届かないところに置くように注意が必要です!
まとめ
- 柔軟剤の役割と使うメリット
- 正しい柔軟剤の使い方を知る
- 柔軟剤の使用量を守る
- 柔軟剤の効果を発揮するポイントを掴んでいい香り&洗濯物をふわふわに
- 保管方法には注意
使う事でいい香りとふわふわの肌触りにしてくれる柔軟剤。
その柔軟剤の効果が薄れてしまう原因は洗濯洗剤と混ざってしまう事、干す時のポイントですね。
柔軟剤を使う時に1番大事なのはタイミングです!
タイミングを守る事で洗濯洗剤と混ざる事を防げます。
タイミングに関してはご自宅の洗濯機に合わせてください。
また干す時のポイントも掴んで、いい香りのふわふわの洗濯物に仕上げる為に最後まで気を抜かないようにしてくださいね。
柔軟剤を正しく使うことで洗濯物の仕上がりは変わってきます。
今までパリパリに仕上がっていた洗濯のものが、柔軟剤のタイミングと干すポイントを意識するだけで
ふんわり柔らかく仕上がるようになりました。
お風呂でさっぱりした時に柔らかいタオルで拭けた時や、朝に洋服を着る時にいい香りがすると本当に気分が違います。
お風呂上がりの子供達も思いっきり拭けちゃいます♪
柔軟剤で悩んでいる人は是非タイミングと干すポイントを意識して洗濯してみてください。
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