忙しい毎日の中で、とれかかったボタンを縫い付け直すのはついつい後回しになってしまいます。
私も衣替えの時に、とれかかった上着のボタンを見つけたのですが…面倒くさくてそのまましまったことがあります。
結局、その上着を着る季節になって、またうんざりすることになりました(笑)
うんざりするくらいなら、とれかかったボタンを発見したらすぐ縫い付け直そう!と心を入れ替えました。
自分が恥をかくならまだしも、家族が外でとれかかったボタンをプラプラさせていたら、主婦として母として申し訳ない気持ちもわいてきますよね。
調べてみると、ボタンの縫い付け方の種類は、そんなにたくさんあるわけではないんです。
ただ、ボタンの種類によって縫い付け方を変えなければいけません。
パッとボタンを見ただけで、それを理解しなければならないのが、裁縫の難しいところですよね。
でも、とれかかったボタンを無視していたような私でも、今は自分から「そのボタン、ゆるくなってるんじゃない?付け直そうか?」と家族に言えるくらいに成長しました。
ご家族が恥ずかしい思いをしないためにも、ここで紹介する4つのコツをマスターして、裁縫上手への一歩を踏み出しませんか?
Contents
基本の二つ穴と四つ穴のボタンを習得する
【二つ穴と四つ穴ボタンの違い】
どちらもよく目にするポピュラーなボタンです。
プラスチックや貝でできたものが主ですが、洋服のデザインによっては木製のものもあります。
二つ穴はカジュアルな普段着、四つ穴はスーツなどかっちりした印象のものによく使われます。用途や強度はそんなに変わらないので、どちらを選ぶかは好みです。
ただ、通常はビジネスやフォーマルのスーツは四つ穴が好ましく、遊びに行くくらいのカジュアルなジャケットであれば二つ穴でいいという印象です。
「普段着のボタンを一つなくしてしまった!」という場合は、同じようなボタンを探すのは大変です。
遊び心を持って思い切って全部カラフルなボタンに付け替えてしまうのも一つの方法です。
百円ショップでも、いろいろなボタンが揃っていますので、ボタンの色を変えて服のイメージを変えてみるのもいいですね。
スーツやコートには、スペアボタンが付属していることが多いので、それを利用しましょう。
【二つ穴と四つ穴ボタンの縫い付け方】
糸は丈夫な木綿の糸を使うと強度が増します。
針の穴に糸を通してから両端に均等に揃えて玉止めをする、二本どりにして準備しましょう。
ボタンが完全にとれてしまっているなら、チャコペンなどで軽く印をつけておくとスムーズに縫い付けられます。
二つ穴の縫い付け方は、このブログ内のこの記事に、動画付きで詳しく説明してあります。
関連記事:裁縫の基本の縫い方を知りたい!学んでおくべき4つのポイント
動画を見るとすんなり理解できると思いますので、ぜひ見てみてくださいね。
四つ穴の場合、糸を十字にするか並行にするか、または四角く縫い付けるかは好みです。
私は十字にするのが好きなので、この動画のように縫っていますよ。
足つきボタンにも挑戦!
カーディガンでよく見かける足つきボタンですが、主婦のみなさんは意外なところで長いお付き合いになるボタンです。
なぜなら、制服の上着はほぼ足つきボタンなんです!
幼稚園の制服にも使われていることが多いので、早い方はお子さんが3歳くらいから足つきボタンとのお付き合いがはじまります。
毎日着るものですし、子供は体を使って遊ぶので、制服のボタンは取れやすいです。
しょっちゅう足つきボタンを縫い付け直す生活がはじまる前に、きちんとした縫い方を覚えておくと、いざという時にとまどわなくてすみそうです。
こちらの動画では、大きな足つきボタンを使ってとてもわかりやすく縫い付け方を見せてくれています。
大きなボタンがユーモラスで、わかりやすいので足つきボタン初心者の方にぴったりだと思います。
制服だけでなく、スカートのウエストボタンやバッグの留め具にも使われているので、縫い付け方を覚えておいて損はないと思います!
スナップボタンは子育てに重要な課題!
スナップボタンと言っても様々な種類があるのですが、ここでは子供服やブルゾンなどによく使われている、金属製で縫い付けるものにしぼってお話しをしたいと思います。
大人だけの生活では、上着のボタンが金属のスナップになっているものくらいだったので、そんなに目にする機会がありませんでした。
しかし、子供が生まれてからはひんぱんに目につくようになりました。
ベビー服の肩ボタンや、子供服の上着にスナップボタンがよく使われているからです。
我が家では、自分で着替る練習をしはじめた2歳くらいからは、小さくて子供の手でははめづらいボタンを全部とってしまって、金属のスナップボタンに付け替えたりしていました。
軽い力でもしっかり留まるので、子供でも簡単に扱えますよ。
縫い付け方はとくに難しくはないのですが、二つ穴や足つきボタンと違い、凹側と凸側で二回縫い付ける必要があります。
縫いあがった時に、両面がずれてシワになるような仕上がりにならないよう、チャコペンなどで印をつけてから縫い始めるましょう。
縫い付け方は、こちらの動画を参考にしてください。
厚手の服には力ボタンを活用する
力(ちから)ボタンって知っていますか?
あまりなじみのない、ボタンの名前ですよね。
力ボタンとは、コートやジャケットなど厚めの服のボタンの裏に縫い付けてある、表のボタンよりサイズの小さなボタンのことです。
厚いコートやジャケットのボタンは、布の厚みのぶん力がかかってしまいます。
力ボタンを付けていないと、ボタンを縫い付けている一箇所に力が集中してしまうため、布が破れやすくなったり、糸が切れることがあります。
コートやジャケットの裏側に力ボタンを付けておくと、ボタンの表面で布にかかった力を分散できるので、服に穴があいたり糸が切れるアクシデントを防げます。
スナップボタン同様ボタンを二つ縫い付けることになるので、ちょっと大変かと思いますが、コートやジャケットってそう安いものではありませんよね?
何年も大切に着るためにも、力ボタンで生地を守ってあげてください。
こちらの動画で、しっかり縫い付け方の手順を覚えましょう!
まとめ
- 基本の二つ穴と四つ穴のボタンを習得する
- 足つきボタンにも挑戦!
- スナップボタンは子育てに重要な課題!
- 厚手の服には力ボタンを活用する
なんとなく縫い付け直すのが面倒で、後回しになってしまうボタン。
でも、この4つのポイントにしぼってマスターしておけば、実生活で必ず役に立つ時がくると思います!
実際に私も、この4つのポイントで家族の身だしなみを支えられていますよ。
旦那さんが会社に行く時の、スーツやジャケットのボタンは慎重に…お子さんの普段着は、ちょっと遊び心を加えて、カラフルなボタンを色違いの糸で縫いつけてみたり。
用途によって、ちょっとアレンジしてみるのもオススメです。
我が家では、私がいろんな種類のボタンの縫い付け方を練習していくうちに、家族が飽きていた服を引っ張り出してきて「これもボタンを付け替えて!」と頼まれるようになりました。
夫の昔のジャケットも、少しリッチなボタンに取り替えてみたら、今までしまいこんでいたのが嘘のようにメインで活躍しています。
ただボタンを縫い付け直すだけだと思うとちょっとおっくうですが、簡単に服をアレンジできる!と思うとやる気がでてきませんか?
今すぐ縫いつけ直す用事がなくても、自分の好みのボタンを見つけたらぜひ買ってみてください。あの服に付けてみようかな?と思うだけで、ちょっとボタンの縫い付けに前向きになれますよ!
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