そうめんとひやむぎの色付きの意味は?五色違いの理由と七夕との関係は?




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そうめんといったら暑い夏のイメージが浮かびますね。

そうめんに色付きがあるのって知ってます?

白の中に赤や緑が混ざっているものもあれば、鮮やかに五色セットになっているものがあるみたいです。

最近はスーパーマーケットでも乾麺コーナーに並んでるのを見かけますが、そうめんとの見分けがつかないひやむぎとの違いは何?

これは質問されると答えに困ってしまいます、、、。

子供の頃、色の付いたそうめんが出てくるとテンションがかなり上がってましたね!

何やら、当たりを引いて得した気分になった記憶があります。

その当たり欲しさに子供同士での取り合いもしてましたね。

それにしても、、、何でそうめんに色付き?

意外と知られていないその理由を分かりやすくまとめてみたので紹介します!!

そうめんに色付きって?

現在の五色そうめんはご当地の料理としても、味5種で色も5種が定番とされており、本当に色鮮やかで清涼感たっぷり。

昔は天然着色のみ、しかもみんな同じ味だったそうです。そうめんには白一色と色付きが入ったのと2種類あるのが代表的とされています。

「そうめん」と「ひやむぎ」を同時に見比べてほとんど違いが分からないくらい、見た目は似てて、名前はそれぞれ違うんですが、原材料は同じなんです!

決定的な違いは「麺の太さ」なんです!

そうめんは太さ1.3mm未満、ひやむぎは太さ1.7mm未満、それ以上はうどんと定められており、「茹で時間」の違いも発生してくるというわけです。

そうめんとひやむぎの製造期間もカロリーも違うのですが、実際、専門の方でも見分けのつかない時があるという話も聞きます。

そこで2つの違いを分かりやすくするため、ひやむぎに色付きの麺を入れて区別をする方法を導入したんです。導入後、とても反響がよく色付きの方が売れるという傾向にあったそうです。

最近では、そうめんにも色付きの麺を入れるようになってるみたいですよ。

 

 

そうめんの色違いには理由がある

色付きのそうめんってどうやら中国の陰陽五行説に結びついて五色のそうめんが始まったのではないかという説が有力みたいです!

そうめんの色分けの際、何色にするか色々影響もあったみたいですが、かなり深いかかわりのある5つの色に選ばれたと言われています。

陰陽五行説によると、

  • 青色 礼=儀、礼節
  • 赤色 仁=思いやり
  • 黄色 義=正義、義理
  • 白色 智=知恵、知識
  • 黒色 信=信頼、信用

それぞれ、5つの深い意味があるんですね。実はこれが七夕につながっているんです!

 

 

七夕とそうめん?五色そうめんとのつながりは?

七夕にそうめんを食べる風習は江戸時代から始まったと言われてますが、その数年後にこの五色そうめんを発明したとあります。

七夕といえば、願い事を叶えるためにそうめんを食べる!という行事食があります。

そもそも、そうめんは中国の「索餅」という小麦を練ったお菓子がルーツと言われていますが、色付きそうめんを食べるようになった理由も古代中国から伝わる「五行説」にちなんで特別なそうめんと言った方が分かりやすいかなと思います。

七夕飾り、鯉のぼりとそれぞれの吹き出しに五色が使われているのは「魔除け」の意味があるからなんですね!

七夕の短冊を色分けと意味をまとめると、

  • 緑色または青色 徳を積む人間力を高める。
  • 赤色 父母や祖先への感謝の気持ち。
  • 黄色 信頼、知人、友人を大切にする。
  • 白色 義務や決まりを守る。
  • 紫色または黒色 学業の向上。

凄いですよね!

詳しくは「七夕飾りは子供とフェルトのガーランドを手作り!簡単な作り方教えます!」にも書かれていますが、ひとつひとつ深い意味が込められているんです。

七夕に「五行説」の色をあてはめたそうめんを食べて無病息災を願ったといいます。

本当にカラフルな麺で面白いですね。

色もそうですが、麺に練り込まれている抹茶、梅、たまご、紫芋など風味も楽しめて子供たちにとって最高な七夕になること間違いなしですね!!

七夕の行事食として由来を語りながら子供たちと食べてみたいと思います。

子供と七夕のお話をするためにはこちらの「七夕の由来を子供向けに分かりやすく伝えたい!意味を簡単に解説!」もオススメです。

 

まとめ

  • そうめんとひやむぎの違いは色で区別をしていた。
  • 陰陽五行説には5つの「色・もの・方位」があり、かなり深いかかわりのある色が選ばれて5色のそうめんが始まった。
  • 七夕にそうめんを食べる行事食で5色に彩られたそうめんを食べると無病息災としてとても良いと言われている。

 

毎年の行事として色んな意味が込められてるって事、大切にしていきたいですね。

 

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