簡単なストーリーなら理解が出来るようになってきた3歳の子供達、物語の世界にようやく飛び込めるようになりましたね。
数の概念も出てきますね。
何でも自分でやりたがるようになりますし、何よりプチ反抗期を迎えてしまいます。
我が家の三男も今3歳です。
2歳の頃のような理不尽に感じる癇癪はなくなりましたが、大人からすると、どうでもいいことで反抗してきます。
そして、園に通いだす子も増え、公共の場でのルールも教えていかなければならない年です。
人として成長していく土台を築いていくこの時期、どんな絵本を読んであげたらいいのでしょうか?
パパやママが、子育てについて本当の意味で考えだす時期でもあります。
私もたくさん悩んできたので、この時期に「読み聞かせてよかった!」と思った絵本を紹介していきたいと思います!
Contents
みんな大好き!「パオちゃんシリーズ」
息子たちが通う園でも人気の「パオちゃんシリーズ」は、なかがわみちこ作・絵。
パオちゃんのみんなでおかたづけ
PHP研究所から刊行されている、子供たちが大好きな絵本。出てくる動物たちみんな、表情豊かで生き生きとしているので、子供たちは絵を見ているだけで楽しい気持ちになります。
パオちゃんはお友達との触れ合いの中で、思いやりを学び、遊びの中で、ルールを学びます。
「パオちゃんのみんなでおかたづけ」では、ママは、盛大に散らかったお部屋を指さし「きっと、はちみつもここねホットケーキを作るのに探していたのよ」と、言います。
そして、パオちゃんたちは「お片付けすれば見つかるよ」と、言いながら進んでお片付けを始めます。
なんとスマートな誘導でしょうか!見習いたいですパオちゃんママ!お片付けは面倒くさいです。
しつけたくても中々しつけられないのが、お片付け。
子供たちは絵本を通して、ちょっとだけ、お片付けの大切さを感じてくれるでしょう。
自分以外の誰かのために!「どうぞのいす」
ひさかたチャイルドから出版されている香山美子作、柿本幸造絵「どうぞのいす」は、丁寧でほんわかと温かみのある絵柄で、思いやりいっぱいの絵本。
どうぞのいす (ひさかた絵本傑作集)
親としては、お友達との関係が気になるお年頃になってきましたね。
園生活を始めて、親と離れていても、ちゃんとお友達に、優しくできているかな?
そう、思った時に読んであげて欲しい一冊です。教育的なのに、説教臭くなく「後から来る人のために」そんな、動物たちの自然な優しさが、子供たちの心に響きます。
分け合う気持ちや、思いやりの心を、動物たちから学ぶことが出来、大人も心がほっこり温かくなります。
3歳の子供を持つパパ、ママにも読んで欲しい絵本!
冒頭でも少し触れましたが、自我や自立心が芽生え、公共のルールも覚えていく3歳児。
この時期からパパやママも本当の意味で子育ての難しさに直面します。
これを読んでいるあなたも「子供が、どんな大人に育つのかは、きっと親との関わりで大きく左右されるのだろう」そういう思いで、たくさん悩み、考えておられることだと思います。
だからこそ、子供との衝突が増えてきて、何だか毎日、怒っているような気がします。
下のお子さんが生まれたのなら、なおのこと忙しさでイライラしがちです! と、言う訳で、今回は、3歳の時期に読み聞かせしてほしい絵本でもありながら、同時にパパやママにもじっくりと読んでいただきたい2冊の絵本を紹介させてください!
ねえ、ママ、本当はね?「ちょっとだけ」
目の前にいる子供たちを思いっきり抱きしめたくなる作品。
瀧村有子作、鈴木永子絵「ちょっとだけ」は、赤ちゃんが生まれたばかりで、忙しそうなお母さんを思い、色んなことを一人で頑張る、お姉ちゃんの「なっちゃん」が主人公のお話。
一生懸命な、なっちゃんが、健気で愛おしく、3人の子供を持つママでもある作者の、子供への愛情をひしひしと感じます。
私も「ああ、まだ小さいのに一生懸命我慢しているな」と、思っていたのに「ごめんね、ちょっと待ってね」って、ずっと待たせたままだったこと「ちょっとだけ」を読んだ時、思い出して、思わず抱きしめた思い出があります。
忙しさで忘れがちになっていた子供と「ちゃんと向き合う時間」の大切さを教えられました。
こんな僕は嫌い?「いいこってどんなこ?」
年を取ると涙もろくなるのでしょうか?
「ちょっとだけ」でも、ポロポロと泣いてしまった私ですが、この作品でも、涙があふれて仕方がありませんでした。
ジーン.モデシット作 、ロビン.スポワート絵、もきかずこ訳。
冨山房から刊行されている「いいこってどんなこ」は、うさぎのバニーぼうやと、お母さんとの会話形式で進むとてもシンプルな作品。
ですが、そこにたくさんの気づきがあります。
3歳のパパ、ママ。最近、怒ってばかりになっていますよね?
何故でしょう?
言うことを聞かないから?
すぐに泣いちゃうから?
バカなことばかりしているから?
このあたりですよね?
私も大体こんなことで怒っています。
でも、そんな子供が愛おしいのも事実です。
そんな当たり前のことを思い出させてくれるのがこの作品。
表紙をめくると書かれている編集部からの愛情あふれるメッセージにも胸を打たれます。
まとめ
- しつけのお手伝いをしてくれる!「パオちゃんシリーズ」
- 思いやりの心を学ぶ!「どうぞのいす」
- 子供だっていつも頑張っています!「ちょっとだけ」
- ママはどんな子なら好きなの?「いいこってどんなこ?」
これが、3歳の子供たちに読み聞かせてあげたい、3歳の子供を持つパパとママにも読んで欲しい絵本です!大変な時期だからこそ、ちょっと休憩して、子供と心繋がる豊かな読書タイムを楽しんでください!
少しずつ指先も器用になる頃。親子で出来る簡単な、おりがみ遊びの絵本も、楽しくてお勧めです!
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