すっかり春めいてきました。
いよいよひな祭りまでカウントダウンが始まった!という雰囲気になってきましたね。
雛人形の売り場もどんどん華やいでいきます。
みなさんのお宅では、どんな雛人形を用意しますか?
我が家にも娘がいるのですが、まだ未就学児なので本格的な雛人形を設置するのは、もう少し先でもいいのかなあ…と思っているところです。
趣味が手芸で、いろいろと小物を作るのが好きな私。せっかくお母さんになったのですから、季節のイベントに手作りの作品でムードを盛り上げるのもいいかも!とひらめきました♪
そこで悩んじゃうのが、素材とモチーフですよね…
お人形なのか、キルトのタペストリーなのか、はたまた額に入れられるような刺繍なのか?
でも、手芸が趣味と言っても、私も手作りの雛人形に関しては全くの素人!
そして…あまり大きなものを作っても、核家族の住居環境では収納にも困ってしまいます。
今回は「簡単」・「材料が手に入りやすい」・「省スペースで飾れる」、この三つのポイントを意識して、雛人形の手作り術をまとめてみました。
カウントダウンが始まった今ならまだ間に合います!
普段あまり手芸や裁縫をしないけれど、ちょっと手作り雛人形に興味があるな〜と、このサイトを開いてくださったあなたに、こっそり手作り術を披露しちゃいます!
日本ならではのちりめんで作るはまぐり雛
風呂敷や兵児帯でよく目にする、ちりめんという素材をご存知ですか?
ひねりを加えて加工した生地なのですが、ぽこぽこふんわり…独特の風合いを持っています。
兵児帯のイメージが強いですが、ちりめんはカジュアルな紬とは違って、柄や色合いによってはフォーマルな訪問着に仕立てることもできる高級素材です。
手作りの雛人形にちりめんを使えば、簡単な作品でもあっという間にご自宅に気品溢れる和の雰囲気を作り出すことができますよ。
ちりめんを使った手作りの雛人形の中でも特にオススメしたいのが、はまぐり雛です!
あまり手芸をしない、苦手という方にもオススメな点は、こちら。
- はまぐりそのものの形をいかすデザインなので、造形に迷わない!
- 縫う必要がなく、切ったちりめんを好きな順番に貼るだけなのですぐに完成させられる!
- 壁にも飾れて、平置きも可能でアレンジ方法が豊富!
- はまぐりは対になる貝がその一つだけ。そのため良縁を願うのにも縁起がいい!
ただ、ちょっと大変なのは、素材となるはまぐりの入手方法と準備です。
雛人形にするほどの大きさのはまぐりは、桃のお節句の季節やお正月でないと、スーパーではあまりお目にかかれません。
そのため、わざわざ魚屋さんに注文する必要がありそうです。
それから、身を調理して、貝殻を洗って干して…
貝殻さえ用意してしまえばすぐに出来上がるのですが、そこに至るまでは普段の生活にない手間が出てきてしまうかも?
でも!はまぐりの準備さえクリアできれば、手芸初心者さんにはオススメポイントがいっぱいの雛人形です。
雛人形を手作り!!作り方をちりめんで解説!!和心溢れるはまぐり雛を紹介!!
こちらの記事では、そのはまぐり雛の作り方を、材料から手順まで画像を使ってしっかり説明していますよ。
作るのに必要な時間は、はまぐりの準備に1日。
雛人形本体の作成に1日…といったところでしょうか。
手芸に慣れている方なら、親王飾りだけであれば1時間もあれば完成できちゃうと思います!
その他の飾りなどを、ゆっくりのんびり作ってもその日のうちに全て作り終えられるお手軽さですよ。
縁起のいいはまぐりと、日本の心を思い出させてくれる優しいちりめん素材。
このベストパートナーで、簡単でかわいい手作り雛人形のきっかけを掴んでもらえればと思います♪
壁を彩るほっこりあたたかなフェルトガーランドの雛人形
フェルトといえば、はしの処理が不要なので初心者の方にもぴったり。
多少いびつな出来上がりでも、手作りならではの風合いが演出できる、あたたかみのある生地です。
雛人形を作る際に、フェルト生地を使う方法はたくさんあります。
マスコットを縫って置いてみたり、紙コップや卵のカラを使ってお人形を作る方法も。
今回オススメしたいのは、フェルトのガーランドです!
ガーランドなら壁に貼るだけなので、ベストオブ省スペースですね(笑)
マスコットのように綿をつめて縫い合わせる必要もないので、裁縫が苦手な方でも気軽にトライできます。
私がフェルトのガーランドの雛人形をオススメするポイントはこちら。
- はしの処理が必要なく、ボンドを駆使すれば縫わなくても完成させられる!
- 吊るす紐にビーズを足せば、無限にアレンジ可能!
- 子供と一緒に作ることができる難易度なので、親子で楽しめる!
簡単さでは群を抜いている印象なガーランドですが、少し難しいかな〜?と思うところはデザインですね。
イラストが得意な方なら、パパッとデフォルメしたお雛様の型紙を描けそうですが、あまり得意でない方はどうしたらいいでしょうか?
雛人形の手作りならフェルトで!子供と一緒にかわいいガーランドを♪
こちらの記事では、そんなお悩みにもしっかり答えていますよ!
簡単にデフォルメされた雛人形やお道具の作り方を、画像でじっくり解説しています。
「雛人形のガーランドだけではさみしいな〜」という方も大丈夫!
華やかさをプラスする小技も紹介しています。
このガーランドを作るのに必要な時間は、下準備をしっかりしていれば、お子さんと一緒でもその日のうちに完成できると思います!
デザインを決めて、型紙を作って、フェルトを裁断しておく。
それには何日かじっくり費やしてしまうかもしれませんが、基本的には縫う箇所はあまりありませんので、1日あればじゅうぶん。
自分のセンスで省略してもいいな〜と思うところは、簡素化して…逆にここだけはこだわりたい!という箇所は徹底的につくり込む!
そんな風に、ご自分のペースで作ることができると思います。
お子さんと一緒に、ちょきちょきぺったん♪
ふわふわガーランドでひな祭りをポップにアレンジしてみてください!
買うだけで準備万端!簡単キットで楽チン手作り
簡単さ、準備の楽さで選ぶなら手作りキットが便利ですね!
何しろ、必要な材料がほとんどパッキングされていますから、「あまり手芸をしないのでいろいろな材料が家に揃っていない!」という方でも安心です。
ボンドや両面テープなどは自分で用意しなければならない場合が多いですが、ほとんどが百円ショップや近所の量販店ですぐにそろえられそうなものばかり。
私が手作りキットを作った時には、キット本体も必要な道具も全てネット通販ですませてしまいました。
この時代ならではの便利さですよね〜!
私がオススメしたいキットの素晴らしさはこちら。
- 必要な材料が揃っているので、普段手芸をしない方でも準備が楽!
- 説明書や型紙が同梱されているので、最後までしっかりめんどうを見てもらえる!
- 手順が簡単なものが多く、自分で一から考えて工夫する必要や、不足したものを買い足す手間がない!
- 千円くらいの安価なキットもあるので、手芸の初心者でも準備の段階で材料費の心配が少ない!
ちょっと心配なところは、キットは材料が完成に対して一回分しか入っていないため、一発勝負なので失敗できないですよね。
ですので、あらかじめ説明書をしっかり読んで理解する必要があると思います。
もし、失敗しそう〜!と不安な方は、キットを開封したあとに似たような生地や素材を買い足しておくといいかもしれませんね。
もう一度キットを買い直すよりも、経済的な失敗が回避できます(笑)
キットにもいろいろな種類がありますが、お子さんのためなら動物モチーフがよさそう!
雛人形を手作りするには?簡単なキットなら針も糸も不要!?作り方も徹底解明!
こちらの記事では、糸と針が不要なうさぎの親王飾りのキットを通販して完成まで解説しています。
ボンドと両面テープを使うだけなので、不器用さんでも大丈夫!
パッケージには、ホビータイムは120分と書いてありますが…
記事にまとめている通り、ボンドがしっかり乾くまで不安だなという方は、120分にとらわれず余裕をもって作ってみてくださいね。
記事の中では説明書の画像を載せて、実際の手順も工程に沿ってひとつひとつ説明しています。
それを見てもらえば、ホビータイム120分は納得してもらえるんではないかな?と思います!
この記事で作ってみたキットは、ちりめんを使ったつまみ細工。
つまみ細工って何!?と思われた方は、キットの販売元が配信しているこちらの動画をご覧ください。
「ツマミッコ」という便利な道具が同梱されていて、それを使えばつまみ細工初挑戦でもスイスイ作れます。
キットが完成したあとに、つまみ細工を作りたいな〜という時にもまた「ツマミッコ」が活躍してくれそう。
ひな祭りをきっかけに、しっかりお膳立てしてくれる簡単キットで手作りに入門してみるのも、新しい世界が開けそうですね!
まとめ
- 日本ならではのちりめんで作るはまぐり雛
- 壁を彩るほっこりあたたかなフェルトガーランドの雛人形
- 買うだけで準備万端!簡単キットで楽チン手作り
今回は、「雛人形を手作りしてみたいけど素材もデザインも迷っちゃう!」という方に向けて、「簡単」・「材料が手に入りやすい」・「省スペースで飾れる」三つの手作り術をご紹介しました。
初心者さんでも無理なく作れそうな三つを厳選してみましたが、実際に作っている手順を見ていただければ、そんなに高度な技術ではないのがわかってもらえると思います(笑)
マンションやアパート住まいで収納に余裕がない方、まだ本格的な雛人形を買う予定がない方…みなさんいろいろな事情があると思います。
私も小さい我が子に雛人形をいたずらされて、せっかくのひな祭りに怒ってばかりいるよりは、心のこもった手作り雛人形で気分もゆったりお祝いしたいな〜と思っている一人です。
さて、今年はどれを作ろうかな?と、今回紹介した三つの中から決めかねているところですが…うーん、どれも捨てがたいですね(笑)
今年の桃の節句のお祝いは、手作り雛人形とちらし寿司。ひな祭りのデザインのケーキに、ひなあられ…なんてどうでしょう?
はまぐり雛を作る方は、はまぐりの潮汁だって出せちゃいます。
手作りならではの苦労話を、おもしろおかしくご家族に伝えながら楽しいひな祭りを過ごしてくださいね!
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