みなさんはひな祭りの飲み物と言えば、なにを思い浮かべますか?
わたしは子供の頃から、童謡の「うれしいひなまつり」の歌詞にある、『すこし白酒(しろざけ) めされたか 赤いお顔の右大臣♪』の一節がすごく印象に残っています。
自分が子供の頃に、自宅でひな祭りのお祝いをする時は「大人は白酒、子供は甘酒」と言われていました。
それがすりこまれていたので、自分が親になりいざひな祭りの準備を!と思った時に、
- 白酒=アルコール入り
- 甘酒=ノンアルコール
と、頭に浮かんだんです…が…?
これは私の育った家で言われていた事で、全く根拠がないことに気づいたんです!
もし今お話した二つの内容が正しいものならば、我が子に甘酒を出せば結果オーライですが、間違っていたら!?
思い込みで我が子にアルコール入りの飲み物を飲ませてしまうわけにはいきませんよね。
さらに、なぜひな祭りは白酒と思い込んでいるのかもちょっと疑問です。
「うれしいひなまつり」の歌詞に登場するから?
ひな祭りの時期になると、店頭に白酒が並ぶから?
はたまた、白酒は甘酒とどう違うのか…ちょっと深く考えてみると知らないことばかり!
なんだかモヤモヤする、ひな祭りの白酒について。子供の体にも影響する話ですから、はっきりさせておかなければいけませんね!
Contents
ひな祭りの白酒は子供も飲めるもの?
実はひな祭りの顔とも言える飲み物の白酒、子供は飲めないんです!
その理由は、白酒はアルコールが10%前後入っていて、リキュールに分類されているから。
それに気づいたのは、ひな祭りの買い出しにスーパーへ行った時でした。
白酒を手に取ったら、そのパッケージに「アルコール12度以上13度未満」と記載されていてびっくり!
パッケージ自体はおひな様のかわいいイラストが描いてあって、まさかそんなに強いアルコール度数であるとは思いませんでした。
しっかりと太字で表記されてあったので、すぐ気づきましたが…
ひな祭りは子供のお祝いというイメージがあるのに、なぜ子供が飲めない白酒がこんなにプッシュされているんでしょう?
ひな祭りにはなぜ白酒?その由来は?
そもそも、なぜひな祭りに白酒を飲むということになったのでしょうか?
その由来は、中国からの伝統にありました。
- 一つ目の由来は、こちらの記事にもあるように、ひな祭りはもともと「上巳の節句」という行事でした。
この行事は特に女性のものというわけでなく、男女関係なく邪気を払う季節の節目のもので、身の汚れを洗い流すために白酒が飲まれていたそうです。 - もう一つの由来と言われているものが、これまた中国の「桃香酒」という桃の香りのするお酒からという説。
このお酒は桃の花を刻んで、清酒に浮かべて飲むもので、とても華やかで縁起のいいお酒なんです!
桃には「邪気を払い、ももとせ(百歳)まで生きる」という長寿を願う場合にぴったりの意味合いがあります。
そういった理由から、上巳の節句に好んで飲まれていたんですね。
そして、この桃香酒がだんだんと白酒へと変わっていったそう。
邪気を払い、長寿を願うという意味合いから白酒がひな祭りの飲み物として定着していったんですね。
これらの由来を考えると、やはり縁起ものなら白酒を飲みたい!と思ってしまいますが、白酒はアルコールが入っているので子供は飲めません!
しかし甘酒ならば見た目も白酒のようだし、作り方も簡単で栄養価が高くさらに安価だ!ということから、江戸時代には一般庶民にも広く好まれるようになりました。
アルコールが入っていなければ、子供にも甘酒でひな祭り気分を味わって欲しいですよね!
こうして甘酒が「ひな祭りに子供でも飲める飲み物」というようになっていったと言われています。
なるほど〜!
白酒がひな祭りに飲まれるようになった由来は、こういったものだったんですね。
そして甘酒は栄養価も高く簡単に作れて安価…子供にもぴったり!
じゃあ白酒はアルコール入り。甘酒はノンアルコール。
子供には、白酒はNGで、甘酒はOK!
という認識でいいのかな…?と納得しかけていた私は、さらなる甘酒の奥深さを知ってしまいました。
必ずしも甘酒はアルコール度数がゼロではないって、知っていましたか?
これからその甘酒の秘密にも迫ってみようと思います!
ひな祭りには白酒?甘酒?子供にはどっちがいい?
白酒がリキュール類なこと。
中国の行事からの由来があり、縁起物なこと。
そして、甘酒が江戸時代にはひな祭りに庶民や子供に愛されていたことをお話ししましたが…
実は、甘酒には二種類あるんです!
ここでは白酒と甘酒の成分、甘酒の種類についても詳しくお話ししていきたいと思います!
そうやって一月程度熟成させた「もろみ」を、臼などで軽くすりつぶして作るお酒です。最初にお話した通り、アルコール度数は9%前後ありますので、子供は飲めません。さらにリキュール類に分類されているので、家庭で二種類のお酒を混ぜることは酒税法違反に当たります。
みりんはお酒なので、みりん+別のお酒(白酒の場合は焼酎など)という製法は、酒税法違反になってしまいます。
詳しくは国税庁のサイトの中の、自家造酒について記載されているページを参考にしてみてくださいね。
https://www.nta.go.jp/taxes/sake/qa/06/33.htm
甘酒甘酒には「酒粕が入っているもの」と「酒粕が入っていないもの」の二種類があり、それぞれアルコール度数が異なります。
- 酒粕が入っている甘酒
この甘酒は酒粕をお湯で溶いてから、砂糖を加えて作られます。
酒粕はアルコール分を含んでいるので、この方法で作られた甘酒にはアルコールが含まれます。 - 酒粕が入っていない甘酒
こちらの甘酒は、酒粕ではなく米麹を原料とする方法で作られます。
米麹から作られる甘酒は、炊き上がったご飯に米麹を混ぜ50~60℃で保温します。およそ半日(10〜12時間程度)発酵させた、アルコールを含まないものです。
ご飯のでんぷんを糖化させているので、砂糖は入っていません。
発酵の過程で微量のアルコールが出る場合があるのですが、1%未満であればソフトドリンクになります。
酒粕なしの甘酒なら、アルコール度数は1%未満になるので、子供も飲めちゃいますね!
こうしてしっかりと分けて見てみると、子供にはもちろん白酒はNG!
甘酒だとしても「酒粕が入ってないもの」を、選ぶ必要がありそうです。
ひな祭りに子供と白酒を楽しみたい…というのは、アルコール度数の関係で無理そうです。
でも、「酒粕が使われていない甘酒」なら子供も大丈夫!
ほんのりお米の甘さが香る、やさしい甘酒で体をあたためながらひな祭りを子供と一緒に楽しめますね♪
甘酒をひな祭りに手作りしちゃおう!レシピはこちら♪
子供でも安心して飲める、米麹を使った甘酒。
もちろん買ってきて楽しむのが一番手っ取り早く、手間もありませんが…なんとこの甘酒、家でも作れちゃうって知ってましたか?
炊飯器で作る甘酒のレシピ
こちらの動画は、材料や道具の説明からしっかりと自宅での甘酒作りをサポートしてくれます!
私も今年のひな祭りは、炊飯器で子供と手作りしてみようかなと思っています。
自宅で発酵させるなんて、なんだかワクワクしますよね♪
ひな祭りにはデザートでも甘酒を楽しんでみたい!
ひな祭りのお菓子と言えば、ひなあられが代表的です。
最近はひな祭りにケーキを用意するという人も、たくさんいるようですよね!
このサイト内にもひな祭りのケーキについて、詳しくお話した記事があります。
ひな祭りにケーキはいつから?なぜ食べるの?予約や食べものの由来など疑問を解決!
ひなあられにケーキとかわいらしく華やかなお菓子がたくさんテーブルに並ぶひな祭りですが、そこに甘酒を使った手作りデザートをプラスしてみるのはどうでしょう?
こちらのレシピは、甘酒もち
動画で見るとその手軽さがすごく伝わってきますね〜!
抹茶や黒蜜きなこなど、大人の口にも甘すぎず好まれるトッピングができるのが嬉しいポイント。
次に紹介するのは、甘酒を使った春らしいゼリー
桜の塩漬けを使っているので、見た目にもぱっと花が咲いたようです。
ちょっと塩気を感じる、目先の変わったレシピですよね!
白酒はお酒が入っているので子供と一緒には楽しめませんが、甘酒を使ったデザートでひな祭りの食卓に彩りをそえてみるのもいいですね!
まとめ
- ひな祭りの白酒は子供も飲めるもの?
- ひな祭りには白酒?甘酒?子供にはどっちがいい?
- 甘酒をひな祭りに手作りしちゃおう!レシピはこちら♪
- ひな祭りにはデザートでも甘酒を楽しんでみたい!
今回きちんと白酒について調べてみると、私が子供の頃に言われていた「白酒=アルコール入り」「甘酒=ノンアルコール」という話は、あながち間違いでもありませんでした。
でも、気をつけなければいけないのは酒粕入りの甘酒かどうか!
当時私の親は、きっと知ってはいたのでしょうけれども子供にはわざわざ説明しなかったのかな?と思います。
今自分が親の立場になってみて、子供に飲ませていいものかどうかきちんと知っておくのはとっても大切なことだなと、身にしみました!
そして、自宅で作れちゃうお手軽な甘酒。
デザートにも変身してくれるなんて、ひな祭りの名脇役ですね♪
飲むだけではなく、見た目にも子供が楽しめそうなレシピも合わせて紹介してきましたが、私もトライしてみようと思います!
今年のひな祭りは、白酒と甘酒についてちょっと詳しくなって楽しく安心して過ごせるように準備したいですね!
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