実は私、よくいろんなものを紛失します。その代表が「鍵」。
家の鍵や自転車の鍵は、子供の頃から何度もなくしました。威張って言うことじゃありませんが。今でも思い出すと、鍵を紛失したときの恐怖感が蘇ります。
紛失した鍵が見つかる確率はどのぐらいあるのか、落とした鍵で家が特定されて悪用されたりしないか、警察に届け出るべきなのか。
鍵の紛失防止にはどんな対策が有効か。
そんなあなたの不安に、何度も鍵を紛失してきた私が胸を張ってお答えします!
もちろん今ではすっかり鍵をなくすことはなくなりましたよ!
Contents
鍵を紛失した場合に見つかる確率は?
日本は海外に比べて治安が良いと言われています。
外国人旅行客が「日本は落し物が返ってくる国」と驚いた、という話を耳にしたことはありませんか?
そんな日本ですから、海外に比べれば紛失した鍵が見つかる確率はそれなりに高いといえます。
どこのものかわからなければ使い道のない鍵ともなると、財布や携帯電話などに比べたら見つかる確率はさらに高くなると思われます。
とはいえ過度な期待は禁物です。
50%だったとしても「五分五分」なのですから、鍵を紛失したあとで見つかるのは運次第かもしれませんね。
鍵をなくしたときの探し方
鍵を紛失したと思ったら最初にすべきことは、自分の荷物をすべてひっくり返すこと。
かばんの中やポケットの中、財布や定期入れまで徹底的に確認しましょう。
何かの隙間に挟まっていることもあるので、とにかく念入りに。特に「こんなところに入れるわけがない」という思い込みは禁物です。
過去に「入れるわけないところ」から紛失したと思っていた鍵が出てきたという話を聞いたことがありますよ。私の母ですが。
それでも見つからないときは、探しながら交番へ向かいましょう。
あちこち駆けずり回ってから交番に行ったら届いていた、となると脱力感が半端じゃないです。すでに私が経験しています。
鍵を確実に紛失したことがわかったら、まず警察へ届けましょう。
警察に届けたあとも、できることはしておきたいですよね。
まずはその日に通った道を辿ってみます。
道端で落としていたら、拾った人がどこかに置いていることもあるので要注意です。
低いブロック塀や郵便ポストなどの上に鍵やハンカチなどの落とし物が置いてあるところをたまに見かけませんか?
警察に届ける手間をかけることはできなくても、地面に落ちている状況を放っておけなかった人が置いてくれたのでしょう。
そんなケースもあるので、道を探しながら物を置けそうな場所もチェックすることを忘れずに。
そのついでに、バス停や自販機などの前にある店舗にも声をかけてみましょう。
店の前に落ちていたものをその店に届けている、というパターンもあります。
さらに、その日に使った交通機関や立ち寄った場所に問い合わせます。
電車やバスの中で携帯電話などを取り出した際に鍵を紛失するのもよくあることです。
ちなみに私の母は駅の改札口で鍵を落としていて、駅員さんが保管してくれていました。
普段は絶対に鍵は定期と一緒に入れないのに、その日に限って入れてしまっていたようです。
駅の構内にある本屋に立ち寄って財布を出した際に鍵を落とした知人もいますので、交通機関や立ち寄った場所は重要です。
鍵を紛失したときの対処
探せるだけ探して見つからなければ、ひとまず現状をどうにかする必要がありますよね。
自転車の鍵なら出てくるまで徒歩でもいいけど、家の鍵をなくしたとなるとそうはいきません。
ここで重要なのは、家族以外に鍵を紛失したことを言わないこと。
もし職場や近所などで落としていて、あなたの鍵だと知られた場合は、悪用されるリスクが生じてしまいます。間違ってもSNSなどで気軽に発信しないでくださいね。
住んでいる家が賃貸の場合は、管理会社か大家さんに連絡します。無事に連絡がつけば、合鍵を保管していたら対応してもらえます。
深夜で連絡がつかない、合鍵がない、または持ち家の場合には、他の対応が必要になります。
火災保険に加入している場合は、特約で鍵開けのサービスが付帯していることがあります。ダメ元で相談してみましょう。
それも無理となったら、最後の手段。プロにお願いするしかありません。
ただし業者を選ぶ際には注意が必要です。
鍵開けは特殊な技術を必要とする上に、依頼するときは大抵緊急事態です。そのため足下を見られやすいのです。住宅の鍵開けの相場は8,000円~15,000円ぐらいですが、追加料金が発生して3万円以上になったという話も少なくありません。
そういった業者を選んでしまわないように気をつける必要があります。
鍵開け業者に電話したときに料金を確認すると「見てみないとわからない」と言われることが多いのですが、そこで引き下がらずに「最大でいくらぐらいかかりますか?」と上限を聞いてみましょう。
出張費や深夜料金などの確認も忘れずに。業者によっては出張費すら教えてくれないこともあるようです。
ここで上限や出張費を教えてくれないようでしたら、他の業者を探してみてください。
大手だからと安心して依頼したら高額な料金を請求されたという事例もありますので、油断は禁物です。
鍵を落とした人を特定して悪用することはできる?
鍵を紛失したら、悪用されることが怖いですよね。
結論からいうと、鍵だけを道端で落とした場合は簡単に特定できません。ですが、職場や家の周辺だった場合や、住所がわかるものも鍵と一緒になくした場合はこの限りではありません。
鍵だけを落としたなら住所を特定される心配はあまりありませんが、念のために鍵ごと交換しておいたほうが安心ですね。
ただし賃貸の場合は管理会社か大家さんに相談してからにしましょう。
鍵の交換費用は、シリンダーキー(ギザギザの普通の鍵)やカードキーなら10,000円~12,000円、ギザギザではなく穴が開いているディンプルキーで15,000円~20,000円が相場といわれています。
鍵の紛失を防止するための対策
鍵をなくさないための対策は、キーホルダーやキーケースを使用する以外にもいくつかあります。
- ポケットは落としやすいから鍵を入れない
- 鍵専用の場所を決め、他の物を絶対に入れない
- 鍵をしまう場所には必ずファスナーなどが付いているところを選ぶ
- フックやカラビナのついたキーチェーンなどをつける
- 紛失防止タグをつける
私が選んだのはフック付きのキーチェーンです。これを導入してから鍵をなくすことは全くなくなりました。
ベルトループのあるものを穿いているときは、フックをベルトループに取り付けた上でポケットへ。それ以外はバッグのどこかに取り付けた上でバッグの中に入れています。
車の鍵もフック付きキーホルダーでベルトループなどに取り付ける習慣をつけましたので、一度も紛失したことはありません。
最近はBluetoothでスマホと連携できる「紛失防止タグ」というグッズも出てきているので、鍵をよく紛失する人におすすめです。
まとめ
- 鍵を紛失した場合に見つかる確率は低いとはいえないが、過度の期待をしない
- 鍵をなくしたときの探し方は、思い込みをなくして一日の行動を振り返ることから
- 鍵を紛失したら、警察に届けたあとは管理会社や業者に開けてもらうことで対処する
- 鍵を落とした人を特定することは簡単にはできない
- 鍵の紛失を防止するためにはキーチェーンや防犯タグの導入、他のものと一緒にしないなどの対策を
子供の頃は母に「鍵をなくす名人」とまで言われた私ですが、今では十年以上も鍵を紛失しないで過ごしています。フックを使わない母の方が何度も鍵をなくしているほどです。
鍵を紛失すると心身ともに消耗するし、財布も悲鳴を上げることに。
慌てず冷静に対処して、もう絶対に鍵をなくさないようにしっかり対策したいですね。
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