一日疲れ果てたら、体をきれいに洗ってゆっくりお風呂に…
たまらない瞬間ですよね〜!
私はお風呂が大好きで、いろいろな種類の入浴剤を集めたり、半身浴をするために飲み物をお風呂に浮かべておける小さな浮き輪も持っています(笑)
ゆっくりとお湯につかっていると、疲れまでお湯の中に溶けて出て行って、スッキリするような気がするんです!
でも夏になり、夜になっても30度を超えているなんていう日は、お風呂であったまるのがちょっとめんどうだなと思ってしまう日もあります。
子供にもお湯につかると、暑くなるからイヤ!と言われてしまったり…
「でもシャワーだけだと夏バテしちゃうんだよ!」「しっかり疲れがとれないんだよ!」と、子供に言うものの…
なんでシャワーだけだと夏バテしてしまうのか?、お風呂につからないと疲れがとれないのはなんでなのか?
実は私もよくわかってないんじゃない!?と気づいてしまいました。
根拠がないことを子供に言い聞かせても説得力がありませんよね!
この夏も暑そうですが、夏バテ対策にお風呂は効果があるのか?シャワーだけでの入浴はNGなのか?
今回は、気になる夏のお風呂にまつわることをいろいろとお話していきたいと思います!
Contents
夏バテ対策にはお風呂が効く?
私が子供にいつも言っているのは、「夏バテしないようにお風呂にしっかりつかろうね」だったり、「シャワーだけだと疲れが取れないからね」だったり…バリエーションは違っていますが、お風呂に入ることが夏バテ対策になる!というような事。
でもその背景をしっかりと知っていなければ、子供に理由を聞かれた時に説明できませんね。
ここでは、夏バテ対策とお風呂の関係について細かく紐解いていこうと思います!
夏バテと熱中症の違い
私もちょっと混同してしまっていたのですが、夏バテと熱中症って違うものなんです。
- 夏バテ:エアコンが効いていて空調が管理された場所だと、夏でも快適に過ごすことができますが、家や施設から出ると一気に外気との差を体に受けてしまいます。
特に近年は酷暑のため、室内と室外での気温と湿度の差が極端です。
そういった変化に体の機能が追いつかず、自律神経のバランスを崩してしまうと『だるさ・頭痛・食欲不振・不眠』などの夏バテの症状が出て来てしまいます。 - 熱中症:熱中症はとは、高温多湿な環境に体が適応できないことで『立ちくらみ・頭痛・吐き気・嘔吐』など、さまざまな体調不良が起こる症状の総称です。ひどい場合には、意識を失ってしまう場合もあります。
熱中症は屋内・外に関係なく高温多湿により、体温の調節ができなくなることで発症します。
野外だけでなく、風通しが悪く湿度が高くなっている家の中でも発症しやすく、乳幼児や高齢の方などは特に注意が必要です。
確かに、ここ数年の暑さはハンパじゃありません!
日中家の中でエアコンをつけていても、28度でこんなに涼しいの!?と思うほど。それだけ外の温度が高いということですよね。
上記の違いを見てみると、熱中症は空調の管理がうまくできない室内でも起こってしまうようです。
そして熱中症にならないよう、きちんとエアコンなどで室温を管理していても、自律神経のバランスを崩してしまって夏バテになってしまう…
これじゃ八方ふさがり!と思いませんか?
ところが、ここでお風呂という今ではほぼどの家庭にもあるアイテムが救世主になるんです!
夏バテ対策にお風呂が有効なワケって?
そもそも自律神経とは!交感神経と副交感神経を合わせた総称なんです。
- 交感神経が体の中で優位に働く時には、活発に活動できる状態になります。
- 逆に副交感神経が働いている時には、リラックスして落ち着いた状態になります。
この二つのバランスが崩れてしまうと、自律神経が乱れて体の免疫力が低下してしまいます。
お風呂でゆっくりと体をあたためると、血管が広がって血液の循環が良くなることで、副交感神経を刺激するのに効果的!
免疫力を低下させないためにも、ふだんから自律神経のバランスを意識して、お風呂にゆっくりつかりましょう。
リラックスできて免疫力も上がる!夏場でも夏バテしにくい体作りができるというワケですね。
夏バテ対策のためのお風呂、適切な温度はどのくらい?
夏バテ対策に効果的なお風呂の温度は、38~40度ほどのぬるま湯に20分程度つかること!
ゆっくりじんわりと体を温めることで、リラックス効果を得られるばかりでなく、血行がよくなりエアコンで冷えて免疫力の下がった体を回復させます。
私たちの体は、発汗することで温度調節をしているので、汗をかく機能を高めることも夏バテ対策の一つ。
自律神経が乱れていると、うまく発汗できず温度調節もうまくいかなくなっていきます。
ぬるめのお風呂でじんわりと汗をかき、汗腺機能を鍛えることで、自律神経のバランスを整えることが夏バテ対策につながります。
ゆっくりとお風呂につかって、汗をかいたら水分補給を忘れずに!
カフェイン入りの飲み物は、利尿作用が強くかえって水分を外に出してしまいますから、水やノンカフェインのお茶がいいですね♪
ぬるめのお湯につかって副交感神経を活発にすると、深いリラックス効果が得られます。
寝る2時間前くらいに、こうした入浴をしておくとぐっすり眠れるので、良質な睡眠がとれるんですね!
睡眠もまた免疫力を上げ、夏バテに負けない元気な体をつくるために欠かせないもの。
あつ〜いお湯で汗を流して、烏の行水でお風呂を終了!ではなく、ぬるめのお湯にゆっくりのんびりを心がけたいですね。
夏の入浴はシャワーで済ませてはダメなの?
そうは言っても、毎日暑くて疲れてしまって今日はきちんとお風呂に入る気力がない!なんて時もありますよね?
「お風呂にゆっくり入ることが一番いいとわかっていても、どうしてもシャワーで済ませたい…でも夏バテしやすくなってしまうのでは?」と不安になってしまいます。
もちろん最善の方法は、ぬるめのお風呂につかることなのですが、シャワーだけで入浴を済ませたい時にも夏バテ対策ポイントがあるんです!
夏のシャワー入浴にはリンパの流れを意識して!
エアコンを使って涼しい環境にいることにより、汗をかく機会が減ってしまうと自律神経が乱れてきます。
冷たい飲み物の取りすぎや、アイスの食べ過ぎなどで内臓を冷やしてしまっていることも考えられますね。
それにより全身が冷えてしまい、発汗機能も下がり免疫力も下がり…となると、やはりお風呂につかることがいいのですが、シャワーだけの入浴でもポイントを押さえておけば大丈夫!
そのポイントとはリンパ節を意識した、シャワーの浴び方。
- 私たちの体の中の毛細血管から浸出してくる、血液の一部をリンパ液と言います。
- 動脈が体中に栄養や酸素を運び出し、静脈が老廃物を尿として膀胱から排出してくれています。
- 静脈だけでは回収しきれなかった老廃物は、その後リンパ液の中に流れ、リンパ節という箇所できれいにろ過されて、また静脈へと戻っていきます。
このようにリンパの働きは排泄する機能・免疫をあげる機能に大きく関係しています。
リンパの流れを整え血流を改善すると、冷え性の改善につながります。
また、リンパ液は体内に入ってきた細菌・ウイルスなどをリンパ節でろ過して、体の中に回らないようにしてくれます。
つまりリンパの流れをよくすることで、体全体があたたまり免疫力も高まるため、夏バテ対策になるんです!
ではリンパの流れをよくする、シャワー入浴とは?
シャワーでリンパ節をあたためながら夏バテ対策をする方法は?
私たちの体にはたくさんリンパ節がありますが、そのリンパ節が集まっているところに自分が気持ちいいと思うくらいの温度のシャワーをあててしっかりとあたためれば、効率よく血流を改善しリンパの流れをよくすることができます。
その場所をわかりやすくイラストで見てみましょう!
- あごの下
- 鎖骨
- 脇の下
- お腹の中心
- 鼠けい部
- 膝の裏
リンパ節が集まる箇所でも、これらの場所はシャワーを当てやすくあたためやすいです。
心臓から遠い箇所からあたためることで、代謝をアップさせ老廃物が流れやすくなるとも言われていますので、足先に近いほうから上記のポイントを意識してシャワーを当てていくといいですね!
本来はぬるめのお湯に、全身しっかりとつかってあたためて…というのが理想ですが、どうしても今日はシャワーだけで済ませたい!という時はこれらのポイントを意識してシャワー入浴をしてみてください♪
夏バテを解消するお風呂の入り方のコツとは?
もうすでに夏バテをしてしまった〜と言う場合に、夏バテを解消するお風呂の入り方はあるのでしょうか?
体がだるい・疲れやすい・よく眠れないなどの夏バテの症状の解消に効果的な、お風呂の入り方のコツを紹介します♪
半身浴をする
夏バテの原因の一つに、エアコンなどの冷房による冷えがあります。
この冷えをとることで、夏バテの解消につながります。
半身浴の方法
- 半身浴の前にコップ一杯の水を飲んでおく
- 38度〜40度程度のお湯を、心臓の下まで張る
- 30分くらいゆっくりとつかり、汗を出す
- 途中汗が出て来たら、脱水を予防するためにお風呂にノンカフェインの飲み物を持ち込んで水分補給をしながら行う
くれぐれも脱水を起こさないよう、水分補給には注意してくださいね!
私は百均で買った、飲み物を浮かべる浮き輪にルイボスティーの入ったボトルを入れて水分補給をしています♪
足湯・手湯をする
★足を温めると血管が広がり、内臓の血流がよくなります。
内臓の中でも肝臓の機能を改善させると代謝もよくなるため、免疫力が高まって夏バテ解消につながるんですね。
また、全身浴に比べると心臓や肺といった内臓への負担が比較的少ないので、体力の消耗が少ないのも夏バテで体調が悪いときにぴったり。
夏バテでだるく、全身浴がつらいな…と感じた時には、足だけ桶にお湯を張ってあたためるのもおすすめですよ!
★お湯で手を温めることにより、手の中にたくさん通っている神経が刺激され、血液の循環を改善させてくれます。
手湯もまた、血流が良くなり夏バテ解消にいい!ということですね♪
こちらも、体への負担が少ないので夏バテで動けない〜!というときにも手軽にトライできます。
足湯・手湯の方法
- 洗面器や桶などに、ちょっと熱いなと感じるくらい(40度〜42度程度)のお湯をはり、手や足をつけて10分程度あたためます。
これだけです!
とっても簡単ですよね〜!
私も、暑さでクタクタになっているけれどもエアコンで足が冷えて来た!なんていう時には、よく足湯をします。
全身浴よりも経済的で、主婦には嬉しい夏バテ解消法ですね♪
リラックスできる入浴剤やバスソルトを活用する
副交感神経を活発にして、全身をリラックスさせてよりよい休息をとることも、夏バテ解消のポイント。
お好みの入浴剤と、大好きな音楽をかけて心も体もリラックスさせてみるのもいいですよね!
★入浴剤大好きな私のおすすめは、クナイプの夏限定スーパーミント!
【クナイプ】バスソルト スーパーミントの香り
去年の夏にも出ていたのですが、今年も復活していました!
スーっとしたミントの清涼感と、お風呂上がりのさっぱりした使い心地はクナイプのスーパーミントがダントツですね。
岩塩と良質な精油で作られている、クナイプのバスソルトは代謝のアップだけでなく気持ちも満足させてくれます。
ふか〜いリラックスをゲットして、清涼感に包まれながらぐっすり眠れますよ!
★ヒマラヤピンクソルトをお風呂に溶かして疲労回復!
クナイプにも使われているヒマラヤ岩塩ですが、代謝をアップさせる効果があります。
もちろん食用にもなりますが、バスソルトとして体内から老廃物を排出してくれる効果を狙うのもおすすめ。
特にピンクソルトにはミネラルがたっぷり含まれています。
血液の循環もよくしてくれるので、むくみの解消や疲労回復、冷えにも効果的。
最近は百均にも、ヒマラヤピンクソルトが置いてあったりしますよね!
主婦の入浴剤としては、コスパがよくてすごくありがたいです。
もし夏バテをしてしまった!という時には、これらの方法でしっかり体を回復させてあげてくださいね♪
まとめ
- 夏バテ対策にはお風呂が効く?
- 夏バテ対策のためのお風呂、適切な温度はどのくらい?
- 夏の入浴はシャワーで済ませてはダメなの?
- 夏バテを解消するお風呂の入り方のコツとは?
この暑さでは、エアコンは贅沢品!なんて言って我慢していては、命に関わりそうですよね。
もうエアコンは贅沢品ではなく、生活必需品になってきたのかなと思います。
とってもありがたいエアコンですが、冷えてしまったり汗をかきにくくしてしまうのも確かです。
体温調節がうまくいかなくて夏バテをしてしまう前に、ぬるめのお風呂でゆっくりと体をあたためることを日課にしていきたいですよね。
実は夏こそ深刻な冷え。
その事実と夏バテ対策に効果のあるお風呂の入り方をしっかり学んだので、子供にもきちんと説明できるようになりました。
子供が理解しきれていなくても、親の説得力のある話し方ってそれだけで子供には効果があるんですよね(笑)
ぬるめのお湯にすれば、子供も嫌がって入らないということが減って来ました。
みなさんも夏こそ、お風呂に。
自律神経を整えて、酷暑に負けない体作りを!
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