お盆の時期になると帰省の際に用意しなければならないお仏壇のお供え物に頭を悩ませる方も多いのではないでしょうか?
お供え物の定番と言えばお菓子ですが、どんなお菓子がいいのでしょうか?
昔なら羊羹や落雁が一般的だったはずですが、今は様々な種類の贈答用のお菓子があります。
せっかくなら、お供えの後で頂く親族の方に喜ばれるようなものが送りたいですね。
そこで今回は、お盆のお供え物におすすめのお菓子と相場、それから「のし」についてなど、分からないけど他人には聞きにくいことを調べてみたいと思います。
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お盆のお供え物のお菓子は何がいい?
夫の実家は本家なのでお盆の時期には仏前にお供え物が並びます。
定番の水菓子(フルーツ)は、華がありますしおいしく頂けて嬉しいのですが日持ちがしにくいため、すぐに下げなければならなくなるので、とても申し訳なくなります。
できればお盆の間中はお供えしておきたいですからね。
持ってきてくださる方が「すぐに下げてもらって構わないのよ」と思ってくださるのならそれでもいいのですが、お盆のお供えは基本は日持ちする物がいいかと思います。
要冷蔵の物や消費期限の短い物も、上記の理由と同じでおすすめしません。
では、どんなお菓子がいいのでしょう?
- 「故人が好きだったもの」
定番ですが、思い出話に花が咲くきっかけになり受け取った親族も喜ばれると思います。
- 「小分けできるもの」
たくさんお供え物を頂くと一家族で消費できないことがあります。
ですのでお盆が終わった後や、お盆に尋ねてきてくれた親族におすそ分けできる個包装タイプの物がおすすめです。
小袋に入れて「ちょっと持って帰ってね」と持たせることができる物は嬉しいですね。
- 「小さいお子さんがいるなら洋菓子系を」
お盆のお供え物は日持ちがするものであれば洋菓子でもかまいません。
小さいお子さんがおられるおうちに持っていくのなら、チョコレートやクッキーなどの洋菓子も喜ばれます。
個包装されているバウムクーヘン、焼き菓子のセット、他にも常温保存ができ消費期限の長い贈答用のゼリーなどがおすすめです。
- 「老若男女おられるなら定番の物」
持っていくおうちに、いろいろな世代性別の方が集まるのなら好みの差が少ない定番の物がいいでしょう。
あられやおせんべい、最中やカステラ、饅頭やどら焼きなどがおすすめです。
他にも色々な種類のお菓子が入っている詰め合わせタイプも喜ばれますね。送る側が相手の好みが分からないときにも対応できるのでおすすめです。
お盆のお供え物の相場はいくらくらい?
さて、何をもって行こうか大体決まりましたがお盆のお供えの相場っていくらくらいなのでしょう?
なかなか、他人には聞きづらいですから調べてみましょう。
【お供えの相場って?】
お菓子に限らずお盆のお供えの品物を選ぶ際の相場は3,000円~5,000円のようです。
ただし、お盆は毎年やって来ますし、人により懐事情も違いますので無理のない金額の物を選ぶことが重要だと思います。
お盆のお供え物は故人を供養する気持ちを形に表したものですので、安いからダメだとか高い方がいいとか、そんなことは一切ありませんからね。
お盆のお供え物に「のし」は必要?
お盆のお供えとして品物を送る時は、むき出しのまま送るのが失礼だとされています。
この際使われるのは「のし」ではなく「掛紙(かけがみ)」です。
「のし」は不老長寿の印ですので、使うのは慶事の時です。
「掛紙」は主に弔事のさいに使われる物で、お盆のお供えの際もこちらを使いましょう。
お店で頼まれる際は「お供え物ですので掛紙にしてください」と言ってくださいね。
他にも掛紙を簡略した「短冊」と言うものがあります。
これは掛紙をかけるのが難しい品物の時や資源削減のために使われますが、特にマナー違反ではありませんので必要に応じて使い分けましょう。
【水引や表書きはどうするの?】
弔事でつかう「水引」は一度きりの意味を持つ「結び切り」を使います。
使われる色は白黒が多いですが、地域によって使われる色が違うことがありますので、分からない場合はご実家に確認しておきましょう。
またお供え物を買った売り場の方に尋ねれば、その地域の水引を用意して下さりますよ。
さて「表書き」ですが、宗旨などによって使われるものが様々ありますが御仏前にお供えするとき全般に使用できる「供養」を用いましょう。
表書きを入れない掛紙だけの「無地のし」は自分の実家に送る場合や日常的にお供えしているなどで、簡略化しても相手に失礼がない場合にのみ使用するようにしましょう。
まとめ
- お盆のお供え物は日持ちする物を
- 相場は3,000円~5,000円だが無理のない金額で
- お盆のお供え物は「のし」ではなく「掛紙」を使う
以上がお盆のお供えについてのまとめです。
上にも書きましたが、お盆のお供えは故人を供養する気持ちを形にしたものです。
ですので品物よりも「心」が重要す。
あれこれ深く考えるよりも「気持ちを込めて」送りましょう。
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