裁縫の中でも、服を作るってすごくハードルが高そうなイメージがありませんか?
私はSNSで、子供のために手作りの作品を作っているママたちの投稿を見るのが大好きなのですが、中でも手作りの子供服って特に目をひきます。
基本的な裁縫はできるので子供服にチャレンジしてみたいけれど、ハードルが高そうでなかなか手が出ませんでした。
けれどSNSの投稿をじっくり見てみると…全ての子供服が、「型紙をひいて、ボタンホールを作って、袖を作って、ファスナーを縫い付ける」と難しいことをやっているわけではない事に気付きました。
楽に作るテクニックや安い材料を使って、気楽に子供服を作っている方もたくさんいました!
いろいろと調べてみて、これなら初心者の私でも作れそう!という子供服をママ友とワイワイ作ってみました。
思い切って作ってみたら、意外と簡単なものもありましたよ。
そんな手作り子供服の初心者だった私が、簡単に手作りの子供服に挑戦できた、5つのステップをご紹介します!
Contents
子供服を手作りするのに必要な道具と材料をそろえておく
まずは子供服を手作りするのに必要な道具を一通りそろえておきましょう。
裁縫に必要な道具を確認しましょう!
これを基礎に、さらに子供服を作るのに必要な道具を見ていきましょう。
便利な裁縫道具1:ミシン
当たり前の事ですが、ミシンがあれば直線に縫うだけでも圧倒的に早く縫いあがります。
ミシンは自宅にあれば絶対に便利です。ですが使い慣れないと難しい道具なので、最初は貸してもらって練習し、慣れていくうちに必要性を感じたら買うのもいいと思います。
ミシンを貸してもらう方法は何種類かあります。
・ミシンのレンタルサイトを利用する
一泊からレンタルできるサイトがたくさんあります。保証をオプションで付けられるサイトがほとんどなので、故障などにも対応してもらえます。
ミシンでの裁縫にチャレンジしたいけれど、本当に必要かな?と悩んでいる方のちょっとしたお試しにいいと思います。
例えば【ReReレンタル】さんは家電全般をレンタルできるサービスをですが、ミシンのラインナップも充実しています。
送料無料で、200~400円の安心保証サービスに入れば高額商品でも安心して使用できますよ。
初めから高額のミシンを買っても、使用頻度が低いと勿体無い買い物になってしまいますから、使う時だけレンタルできるのは経済的にも助かりますよね。
・ミシンのレンタルスペースを利用する
さきほどのレンタルサイトは自宅に届けてくれますが、レンタルスペースは自分から出向いていくスタイルです。
手芸屋さんの一画や、ハンドメイドカフェなどに併設してあります。
初心者だけでなく、ロックミシンが一時的に必要な方などにも、1時間からの利用料金が組まれているところが多いので使いやすそうですね。
http://www.mishin-joy.co.jp/index.html
東京都の立川市にあるソーイングセンターjoyは、グループでも利用できます!
ワークショップや教室も開催しているので、マメにチェックして習いに行くのも楽しいですね。
しっかり整備してある、リサイクルミシンも販売していますので、ミシンに慣れた頃にお手頃な価格で買えるかもしれませんよ。
家庭用ミシンとロックミシンのレンタルもしているので、スペースで物足りない場合はレンタルして自宅でゆっくり作業してみてはどうでしょうか。
八王子店、所沢店でもミシンのレンタルを実施しているようです。
日暮里といえば、「日暮里繊維問屋街」で有名です。布の街、裁縫の街ですよね。
こちらのプオイは、私も何度もお世話になっています。有料の講座でプロが教えてくれる機会もあります。
レンタルミシンスペースでミシンに触れたあとに、日暮里繊維問屋街でたくさんの布を見て歩くのも楽しいですよ!
・身内や友人に借りる
一番お手軽ですが、もし友人のミシンを壊してしまったら…などトラブルを考えると、レンタルを利用した方が安心です。
ただ私は身内にミシンを借りながら使い方も教えてもらったら、緊張せずにバンバン質問できるので、かなりミシンの腕が上達しました。
距離感の近い身内であれば、貸してもらいつつ教えてもらうのもオススメです。
・ミシンの選び方のポイント【購入を検討されている方へ】
ちなみに継続的に子供服を作って行きたい!という方は「ミシン販売専門店
」がおすすめです。
ただの購入サイトではなく、ミシンの種類や選び方、実店舗での教育・講習会の案内もあります。
実店舗も全国各地にあるので、まずはお近くのショッピングモールに入っていないかチェックされるのも良いかと思います。
現物を前にプロの方に説明いただく方が理解度も納得感も向上しますので試されてはいかがでしょうか。
まずは自分で練習してみたい!という方には、別記事でまとめていますのでこちらを参考にして下さい。
便利な裁縫道具2:リッパー
手縫いでもミシンでも、縫い目を失敗してしまったときにほどくのって大変ですよね。
作品の仕上げのまつり縫いやジグザグミシンを失敗してしまい、リッパーがないので糸切りばさみを無理やり縫い目に入れて切っていたら、いつのまにか生地も切っていた…
というのは、裁縫あるあるです(笑)
そうならないためにも、最初からリッパーを用意しておきましょう。
リッパーの使い方はこちらの動画を参考にしてみてくださいね。
便利な裁縫道具3:チャコペーパーとルレット
型紙を使う場合に、チャコペンでは広範囲に印をつけるのが大変なことがあります。
そういう時にはチャコペーパーとルレットが役立ちます。
チャコペーパーは、いわゆる転写シートです。型紙と布を二枚に合わせた中にはさみ、ルレットやヘラなどで印をつけていきます。
ルレットというのは、持ち手の先にギザギザの円盤が付いていて、くるくると回りながら印をつけてくれます。
先端がヘラタイプのルレットなどもありますので、お好みのものを選んでくださいね。
チャコペーパーとルレットの使い方は、こちらの動画がとてもわかりやすいです。
基本の道具の他にも、ミシンや便利グッズを利用すれば手早く作業ができ、ストレスなく子供服が作れそうですね。
子供服を手作りするために型紙(パターン)を準備する
道具を準備して、手縫いで仕上げるかミシンで仕上げるかを決めたら、作りたい子供服の形によって型紙や作り方の参考になるものを探します。
型紙はパターンとも言い、服や小物をパーツごとに形どってあります。
チャコペンやチャコペーパーで布に型紙通りの印をつけていって、縫うわけなのですが…
初心者にはかなり難しい工程ですよね。
そこで、実際に私が難しい型紙の扱い方を、簡単に身につけた方法をご紹介します。
【本を参考にする】
私も型紙がなかなか理解できなかったのですが、この本に出会ってからはちょっと意識が変わりました。
「いちばんよくわかる 赤ちゃんと小さな子の服」(日本ヴォーグ社)という本です。
全作品に型紙がついていて、基本の型紙からアレンジすることもできるので初心者にもとても優しい内容でした。
生地の種類や、基本の裁縫道具についてもこの本から学んだことがたくさんあります。
【ネットの簡単なフリーパターンをプリントアウトする】
裁縫が得意なママさんが、ネットにフリーでダウンロードできる型紙をアップしてくれています。いきなり本を買うより、そういうサイトからダウンロードして、型紙を使う練習をしてもみるのもオススメです。
私がよく利用しているのはこちらの「ハンドメイドのココロ」という、ハンドメイド好きなママさんのサイトです。
http://handmadenokokoro.web.fc2.com/
子供服だけでなく、ベビー小物から入園グッズなどの無料型紙がダウンロードできるので、とてもありがたいです。
作り方の手順が写真入りでわかりやすく、初心者にも優しい構成ですよ。
デザインもかわいいです!
初心者向けの簡単なアイテムが多く、ママの目線で作られた型紙なのでとても参考になります。
自宅にプリンターがないという方は、コンビニエンスストアのプリントアウトサービスを利用するなどしてはいかがでしょうか。
【動画を参考にする】
これが一番、簡単な方法です。
型紙を使わなくても完成できる動画を参考にすると、手順がよく見えるのでわかりやすいです。
簡単なものを何枚も完成させて、裁縫に慣れてきてから型紙に挑戦するのもいい方法だと思います。
特に、百円ショップの手ぬぐいをベースに簡単に子供服が作れる動画は初心者向けなので、ぜひやってみてください!
最近の手ぬぐいはポップでかわいい柄が多いので、子供服に向いていますよ。材料費が安いところも嬉しいですね。
手ぬぐいで作れる、ステテコパンツの作り方です。
涼しげで夏にぴったり。
こちらは女の子用のチュニック。
ふわっとしたシルエットで、とてもかわいらしいです。
手ぬぐいは汗をしっかり吸って、しかも乾きやすく子供服に向いています。
お近くの百円ショップで、お子さんと一緒に好みの柄を選ぶのも楽しそうですね!
スタイを手作りして簡単なものから練習をする
練習がてら手作りスタイから手作り子供服に親しんでいくのも、上達への近道です。
スタイは何枚あっても困りません。我が家もよだれがピークの時には、毎日5回くらい替えていたので、いつも洗い替えが足りないのではないかと、ヒヤヒヤしていました。
もうお子さんが大きいという方は、親しいお友達や親戚にプレゼントしてもステキですね!
裁縫は手で覚えていくものです。生地の面積が小さく、形も難しくないスタイから裁縫になじんでいけば「いざ子供服に挑戦!」という時も焦らず向き合えるようになりますよ。
こちらの動画で、簡単なスタイの作り方が紹介されています。
バンダナ型で、簡単なのにとてもかわいらしいです。
私もスタイから練習を重ねたのですが、バンダナ型は実用的でおしゃれなので、初心者向きだと思います!
スナップボタンの縫い付け方が不安な方は、下の記事に詳しく説明してありますので確認してみてください!
「スナップボタンはまだ難しそう…」という方には、マジックテープを使ってみるのもいい方法です。
手芸店や百円ショップに、アイロン接着やシールタイプの、縫い付けなくても切って貼るだけで完成するものが売っています。
シールタイプの強度が不安であれば、布用両面テープや布用ボンドで補強してもいいですね。
たくさん洗濯するものですから、最初から見た目にこだわらず自分がトライしやすい方法で、たくさん作ってみてください!
こちらの動画では、バンダナ型のスタイにマジックテープを縫い付けています。
これなら、洗濯しても安心です。
生地はやわらかいダブルガーゼや、かわいい柄の手ぬぐいが適しています。
どちらも乾きやすくて、赤ちゃんの肌に負担がかからない優しい生地ですよ。
子供服の手作りを安い費用で済ませるために大人の服を大胆にリメイクしてみる
スタイで裁縫に手が慣れてきたら、いよいよ子供服を作ってみましょう!
でも、これからどのくらいのペースで子供服を手作りしていくかわからない初心者には、手芸店でメートル単位で生地を買うのはなかなか勇気がいります。
百円ショップの手ぬぐいならまだしも、失敗して高い生地がムダになるのもはもったいないですよね。
そこで私は、着なくなった大人の服をリメイクする方法を選びました。
リメイクなら型紙不要なので、初心者でも簡単に作る事ができましたよ!
失敗したこともありましたが、思い切って雑巾にして台所の油汚れをふき取ったり、洗車に使えば悔しくありませんでした(笑)
こちらの動画は、大胆に大人のタンクトップを裁断して、簡単なサルエルパンツにしています。
私も何回もお世話になりました!
ママのトップスをスカートに大胆リメイクしている動画もあります。
切ってしまえば、あとはまっすぐ縫ってゴムを入れるだけなので、初心者にも簡単です。
着なくなった大人の服をいつまでもタンスの奥に寝かせているより、思い切って手作り子供服にリメイクしてみてください。
生地代を気にせず練習できるのは、主婦には嬉しいポイントですよね!
まとめ
- 子供服を作るのに必要な材料をそろえておく
- 型紙(パターン)を難しく考えすぎない
- スタイ作りで裁縫の練習をする
- 大人の服を大胆にリメイクしてみる
「手作りの子供服」と聞くと、初心者はかまえてしまいますよね。
でも、そんなにかしこまらなくても簡単な方法で、いろんな子供服を作る方法があります。少しくらい不恰好でも手作りの味が出ます。
私はまだ子供服作りに慣れていない頃、スカートを縫っていたら布が10センチくらい足りなくなってしまい…全く柄の違う布をつぎたして、なんとか形にしました。
夫には「つぎはぎみたい」と笑われましたが、思い切って着せていたら、「おしゃれな切り替えのスカートね!」と外出先で何度も褒められました(笑)
子供もママの手作りよ!と周りに自慢したり、毎日着たいと言ったり、とても気に入ってくれています。ちょっとくらい失敗しても子供が喜ぶのが一番なんだな…と実感しました。
裁縫は、失敗から学ぶことも多いです。
私もたくさん作って、たくさん失敗しています。そのおかげで、今ではミシンで簡単なスカートをサッと縫えるようになりました。
みなさんも失敗を怖がらず、気軽にたくさん縫ってみてくださいね!
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