夏の盛りをすぎて、朝晩はだんだん秋めいてきました。
今年はとても暑く連日のように高温注意報が発表され、子供たちもなかなか外で遊べず、退屈な日も多かったのではないでしょうか。
猛暑を通り越して酷暑!という感じだった今年の夏。我が家でも子供を外で遊ばせられるのはプールくらいでした。
ママ友たちと子供をプールに連れて行って、そのあとみんなでご飯を食べたり誰かのお家にお邪魔して室内遊び。そんなプランが多かったです。
昔はこんなに暑くなかったから、夏でも真っ黒になるまで外で遊んだよね〜なんてママ同士で話していたのですが…
あるママが「自分たちが子供の頃よりも、子供の体力が落ちてきているような気がする」と言っていました。
そう思う!というママもいれば、そうでもないかな?というママもいました。
でもあるママの「昔よりも外遊びの機会がないから、体力が低下してきているんじゃないか心配!」という意見にはみんな納得!
実際のところ、昔に比べて今の子供たちの体力は低下しているのでしょうか?
外遊びの機会が減って、運動不足になっているとしたらどういった影響があるのか、どうやって改善したらいいのか…いろいろ気になりませんか?
今回は、とっても大事な自分の子供たち。その子たちが体力の低下で今後困ることがないように、原因や改善策を調べてみましたよ!
Contents
子供の体力が低下してきているって本当!?
子供の頃、学校で体力テストがあったのを覚えていますか?
私はあまり足が速くないので、体力テストでタイムを取られるのがとっても嫌だったことが思い出されます(笑)
その体力テストですが、正式名称は「体力・運動能力調査」と言います。
体力・運動能力調査の結果や、昔からの記録との移り変わりは文部科学省のホームページから見ることができます。
文部科学省
文部科学省が昭和39年から行っている「体力・運動能力調査」によると、子どもの体力・運動能力は、調査開始以降昭和50年ごろにかけては、向上傾向が顕著であるが、昭和50年ごろから昭和60年ごろまでは停滞傾向にあり、昭和60年ごろから現在まで15年以上にわたり低下傾向が続いている。
昭和60年以降の調査結果について、具体的に見ると、持久走(男子1,500m、女子1,000m)では、例えば、13歳女子は、昭和60年を最高に平成12年では25秒以上遅くなっている。
この引用部分をよく読んでみて、かなりびっくりしました!
私たちの世代の方が体力のある子供が多かったことがわかりますよね。
ただ、部活動などで日常的に運動をしている子供たちの体力・運動能力は上昇傾向にあるようですから、何もしていない子供とかなり格差があるという結果です。
先日体力の低下について話題にしたときの集まりでは、子供はみんな未就学児でした。
先ほどの文部科学省の調査結果では、どの項目についても未就学児についての言及はありませんでしたが…
これは就学までに日常でちょっとでも体力が低下しないよう、親も気をつけてあげるべきなのかな?と少し背筋が伸びる思いでした。
子供体力が低下してしまう原因は?
現代の子供たちの体力が低下してしまっているとしたら、その原因は?
確かに私たち親世代が子供の頃とは、いろいろと生活の様式も変わってきてはいますが、何かはっきりとした原因がその中にあるのでしょうか?
外遊びをする機会が減ってきた
- 空き地や山、川沿い・大きな生活道路で遊ぶことができなくなってきた:空き地とはいえ私有地です。そういった管理が昔は比較的ゆるやかだったり、山や川に子供だけで行くことにも寛容でした。その反面事故も多く今では子供だけでそういったところに出向かせることはあまりありません。開発が進んで空き地自体が少ないですね。
また生活道路で遊ぶことは危険だし、騒音やボールで何かを壊されたりとトラブルの元にもになります。 - 真夏の気温が外遊びに適していない日が増えてきた:とにかく夏が暑すぎます!高温注意報が発表されてしまうと、外遊びはできません。
親世代が子供の頃はここまで気温が上がることがなかったので、一日中公園で走り回るなどもできていましたが、今は室内遊びしかできない日が増えてきています。 - 公園での遊具撤去・ボール遊びなどの禁止:子供を公園に連れて行くと、使用禁止になっている遊具をよく見るようになりました。私たちが子供の頃には普通に遊んでいた遊具(例えばターザンロープなど)が、撤去されていたり…
いろいろと事故が増えたりして安全策も進んできたのかもしれませんが、遊具も減りボールも持ち込めず、自転車でも出向けないとなると公園で遊ぶことが面白くなくなってしまうのも仕方ないことですね。 - 退園後・下校後の時間を学力の向上に当てているので外遊びをする時間がない:幼児期や低学年のうちから、習い事や塾などへ通う子供が増えたため、外遊びをする時間が少ない子供が増えています。
学力の向上はもちろん素晴らしいことなのですが、昔のように外を走り回る時間は減ったのかなと思います。 - 家庭内でのガジェット類・テレビチャンネルの充実:ゲームのハード面の充実、ネット回線を利用したテレビでの有料チャンネルが豊富になってきたので、家の中で楽しめるものが親世代が子供の頃とは桁違いです!
実際、私もゲームが好きで有料チャンネルもいくつか契約しています。
ものすごく便利で楽しいので、自分が子供の頃にこんなものを知ってしまったら、あまり外に出なくなってしまったのではないかな〜と私個人は感じています(笑)
核家族化・少子化
- 核家族化による食事の影響:忙しい共働きの家庭が多くなってきたため、孤食や朝食を抜くなどでバランスのとれた食事をとれていないため体力が落ちてしまう。
両親とも忙しいため、それぞれが別々に好みの食事をとるなどの機会も増えたりすると、さらに栄養バランスが心配になりますよね。 - 子供のライフスタイルの変化:核家族化が進み、親のライフスタイルに合わせざるを得なくなると子供の就寝時間なども遅くなることも考えられます。
就寝時間が毎日バラバラになったり、大人と同じような睡眠時間しかとっていないとじゅうぶんな休養がとれておらず、体力の低下につながりかねません。 - 近所に外遊びをする同年代の子供がいない:私が子供の頃は、なんとなく外に出るとわらわらと子供が集まってきて、なんとなくみんなで遊んでなんとなく解散していましたが、少子化の進んだ今では我が家の近所にも同年代の子供があまりいません。
同年代の子供がいたとしても、塾や習い事に出かけてしまって一緒に遊ぶことが少なく、子供が外遊びにあまり魅力を感じないということが考えられます。
さらにこれは私の個人的な意見なのですが、園に登録しているメールアドレスに不審者情報が届きます。
私たち親世代の頃も、きっとそういう危ないことはいろいろとあったのでしょうが、現代のように一斉メールなどで報告されると子供だけで外に行っておいで!とはなかなか言いにくいな…と感じています。
これらの原因が複合的に絡み合って、子供の体力の低下につながっているのではないでしょうか?
子供の運動不足が招くさまざまな影響とは?
体力が低下すれば体を動かす機会が減ってくるので、当然運動不足にもつながっていきます。
運動不足が招く子供への影響にはどんなものがあるのでしょう?
- ケガが増える:体力が低下し、運動能力にも支障が出てくるとイメージ通りに体を動かしたり、転んだ時に自分の身を守るような受け身がとれなかったり頭部を守れなかったりとケガをしやすい傾向があるそうです。
また、イメージ通りに体を動かせないと、運動に興味が向かずさらに体力が低下する…という悪循環も考えられます。 - 免疫力の低下:運動不足により体力が低下し、体の免疫力も下がるためにストレスに対する抵抗がなくなることもあるそうです。
ストレスに弱く、覇気のない子供になってしまうのでなはいかな?と心配になってしまいますね。 - 健康被害:上記の免疫力の低下にも関係してくるのですが、運動不足による体力の低下により幼児期から代謝不良になっていると、早期から生活習慣病などのリスクが高まるため、将来的に医療費なども高額になるという心配も出てきます。
実際、子供でも大人のような生活習慣病の症状が出ないとは限らないそう。
子供の将来のためにも、これらはかなり気になる問題ですね!
子供の体力をつける方法は?
さらにさらに…私も気になる子供に体力をつける方法についてお話したいと思います!
しっかりと休養・睡眠をとる
まずは睡眠時間の確保!
とにもかくにもしっかりと寝ること!それが体力をつける第一歩です!
成長ホルモンは新陳代謝を促す物質で、子供の体づくりになくてはならないもの。
その成長ホルモンは睡眠の開始から、深い眠りになるときに分泌されます。
大人のライフスタイルに合わせて夜更かしをしてそのきっかけを逃してしまわないようなるべく毎日平均的な睡眠時間をとれるよう心がけましょう。
たっぷり睡眠をとれば、疲れもリセットされて朝から元気に活動できますね!
楽しんで体を動かす
子供だけで外遊びをさせるのが難しくなってきた今だからこそ、大人も一緒に楽しんで体を動かすのもいい方法ですよね!
我が家も、夫は車通勤で私はデスクワークが中心…だいぶ運動不足や体力の低下が心配です。
せっかく子供の体力の低下について調べたのだから、子供と一緒に体を動かすのを楽しんでみようかな?と思っています。
これから心がけたいことは…
- 子供と一緒に移動する時には、なるべく車は使わずに、徒歩・自転車にして、自分の体を使う。
- 週末にトレッキングやハイキングなど親子で楽しめる場所へ出向いたり、長距離を歩く目標を決め、親も一緒に達成してほめ合う。
子供に外で遊ぶことに興味を持ってもらうためには、成功体験が大事だと思います。
小さなことでも、達成できたら親が具体的に褒めるなど、子供本人のやる気をどんどん引き出してあげると外遊びが好きになってくれるのかな?と期待しています!
そのためには、親も一緒に心から外で体を動かすことを楽しむということがポイントになってきますよね。
★夏が暑すぎる問題について
あまりに暑い夏場は、屋内プールに連れて行くか、日が落ちた夕方から公園などに出向き遊ばせてみるというのはどうでしょうか?
どちらも親の付き添いが必須になりますが、親子で楽しい時間を過ごすためにもいい方法かもしれませんね。
★遊ぶ場所がない問題ついて
これは難しい問題だなあ〜と思っていたのですが、「ママ友が市役所の芝生の部分って遊べないのかな?」と発言したのをきっかけに、そういえばあそこはきれいで広いけれど子供が走ってもいいんだろうか…?という疑問が湧いてきました。
各市長市町村によって、市役所だったり区役所だったりと違いはありますが、たっぷりしたスペースがある場合は犬が散歩していたりします。
さっそく電話をしてみると、ボールなどを持ち込まなければ子供が遊んでOKとのこと!
ママ友も含め、誰もその事実を知らなかったのでびっくりです。
こういう風に問い合わせてみると、意外な遊び場が見つかるかもしれませんよ!
また、市のホームページで交通公園の場所を調べてみました。
いろいろなイベントが行われていて、危険なく自転車の練習もできるし体も動かせます。
自転車のルールについても学べるので、交通公園は今後たくさん利用していきたいです♪
なかなか外遊びする場所や機会がない現代ですから、心機一転私も夫もこれから頑張って一緒に遊ぶ場所を探してみようと思います!
バランスのとれた食事への一歩「おにぎり」
体力をつけるために必須である栄養、それをしっかりととるにはバランスのいい食事がベースになってきますが…現代の忙しい親世代では、なかなか毎食何品目も並べるということが難しいですよね?
けれど朝食を食べないとエネルギーが不足して、頭と体が目覚めずさらに体力が低下していまいます。
★そこで私がこれから習慣にしようと思っているのが、朝食にはおにぎりを食べること!
おにぎりはパンよりも脂肪分がなく成長期の子供に必要な糖分がしっかりとれるし、簡単に片手で食べられます。
忙しい朝でも作りやすいですよね。具のバリエーションも豊富にすれば、子供も飽きにくく毎朝の朝食が楽しみになりそうです♪
この動画で作り方を紹介している、おにぎらずって知っていますか?
簡単にいろいろな食材を包めて、おにぎりよりも手軽に作れちゃうんです!
せめて朝は手軽なおにぎりやおにぎらずを食べる習慣をつけ、朝食を抜かず朝から糖分をしっかり補給して活力を引き出すきっかけにしていきましょう!
日常的に体を動かす園や習い事を選ぶ
保育園・幼稚園にもいろいろな教育理念がありますから、学力に力を入れているところもあります。
これから入園を控えていて体力が低下することを心配しているなら、園庭があり体を動かしたり運動をメインにプランが組まれている保育園・幼稚園を選ぶことも一つの手だと思います。
もうすでに通園、通学をしてるなら運動をする習い事を選んでみるのはどうでしょう?
このサイト内の記事に、子供の体力の向上のためにはどんな習い事がいいのか?を、詳しく書いたものがあります。
子供の基礎体力作り!外遊びと習い事どちらがいい?トレーニング法とは?
習い事についてだけでなく、家の中でも子供とできる基礎体力トレーニングについてもくわしく書かれています。
これから習い事を選ぼうと思っていたので、私もすごく参考になりました!
まとめ
- 子供の体力が低下してきているって本当!?
- 子供体力が低下してしまう原因は?
- 子供の運動不足が招くさまざまな影響とは?
- 子供の体力をつける方法は?
ちょっとした雑談がきっかけで気になりだした、子供の体力の低下についてでしたが、運動不足をまねきさらにそれからもさまざまな問題が出てきそう!
我が子は未就学児ですが、今から気をつけておいて損はないな〜!と思いました。
今回ここで紹介したような、体力の低下が起こるトラブルや体力をつける方法をしっかり頭に刻んでライフスタイルに活かしていきたいです。
週末以外はなるべく自転車と公共機関を使ったり、今まではあまり行ったことがなかったような長距離のスポットへも家族で徒歩で出向いたりしてみたいのですが…子供よりも我々親の体力がちょっと心配です(笑)
無理せず、ちょっとずつ家族で体を動かす習慣をつけていきたいですね!
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