子供の体力測定の結果に、肩を落としている親御さん、案外多いのではないでしょうか?
私もその一人です。
1年の次男はまだ体力測定を行っていませんが、長男は去年もおととしもD判定。
あんなに走り回っているのに、体力がないんです!
このままではいけないですよね。でも、体力ってどうやってつけるんでしょう?
そこで今回は、子供の体力測定で見える問題と、家で幼児期からできる基礎体力がつく遊び。そして簡単なトレーニングを紹介していきたいと思います!
Contents
子供の体力測定で見えた問題
子供の有り余る体力。
長男も次男も毎日毎日叫びながら走り回り、さらに大人でも辛く感じる距離を歩いて登下校しています。
入園前に比べて随分と逞しくなったように感じていましたが、それでも、冒頭で書いたように長男の体力テストはD判定!
どうしてなのでしょうか?
【ただ走り回っているだけではダメ!】
体力測定で測られるのは以下の8種目です。
- 握力
- 上体起こし
- 長座体前屈
- 反復横跳び
- 20mシャトルラン
- 50m走
- 立ち幅跳び
- ソフトボール投げ
【評価基準】
日本レクリエーション協会さんのこちらのページが参考になりますので紹介させて頂きます。
「子供の体力向上ホームページ」https://www.recreation.or.jp/kodomo/current/test.html
筋力、俊敏性、柔軟性、とぶ能力、跳ねる能力などただ走り回っているだけではつけることができない力も測定されるのですね。
しかし、どうしたらこれらの能力をつけていくことができるのでしょうか?
悩みながらも解決策が見つからないでいた、そんな時。末っ子の園行事で幼児の運動に携わるおじいさん先生と出会いました。
そこで教えてもらったのが、現代の子供は登ったり逆さまになったり跳ねたりする機会が失われているということでした。
高鬼やけんぱ、ゴム飛び、大縄跳び、草野球など、私が子供の頃は毎日友達と外でこれらの遊びをしていました。
あなたも、そうじゃありませんでしたか?
でも、現代の子供たちは”遊ぶ場所”そのものが失われています。
私たちの時代の子供たちは体の全部を使い、また年齢の違う友達と遊ぶことで必要な能力を養っていたのです。
そういった体験が希薄なっている今の子供たちには、意識的に色んな動きをさせてあげなければならないのです。
子供の体力づくりはトレーニングを身近にして!
そのおじいさん先生から教えていただいたトレーニングは家でもできる簡単なものばかりです。
さらに親と子とのかかわりを深めることができます。
親御さんは少し面倒に思うかもしれませんが、毎日時間を見つけてトレーニングの時間を作ってあげるだけで子供たちに必要な運動能力が身に付き、さらに母親や父親に十分に構ってもらえた満足感を与えてあげることもできます。
【幼児期からできる親子トレーニング】
- 手押し車:子供が四つん這いになります。親は子供の両足を持ち上げてあげましょう。そのまま腕の力だけで前進したり後退したりします。
- 大人のぼり:お父さんやお母さんを木に見立てて登っていきます。大人は木になりきって腰を落とししっかりと踏ん張りましょう。
- くるんぱ:向かい合って手を取り合います。子供はジャンプするか大人の体を足だけで駆け上り、くるりと1回転します。
- せーのでジャンプ:向かい合って手を取り合います。「せーの」で子供は身をかがめ「じゃんぷ」で子供はジャンプし大人は、子供を高く持ち上げてあげます。
- 観覧車:腕に子供をつかまらせて持ち上げ、ぐるぐると回ります。
- かえるぴょん:大人も子供も隣に並び変えるポーズします。そして足やお尻を高くあげてぴょんぴょんじゃんぷします。足が頭より上にくるようにジャンプしましょう。
我が家の末っ子は手押し車とくるんぱが大好きで毎日付き合わされています。
子供の体力のをつける遊びとは?
やはり子供の頃の体力づくりのための基礎トレーニングは、遊びの中で培われます。
近所にアスレチックなどがある公園があれば文句ないですが、そうじゃない場合も多いですね。
そこで、ここからは家の中や庭先など狭い空間でもでき、さらに少人数で効果的に子供の運動能力が鍛えられる遊びを紹介していきましょう。
【体力向上のための遊び】
- ケンパ:地面に丸を書きます。家の中ならテープや両端を結んだ紐で丸を作りましょう。1つの丸には片足だけしか入れられません。”けんけんぱ”とリズムよく移動できるコースを作って遊びましょう。
- 両足周り飛び:両足をそろえて飛びますが、飛ぶ瞬間に体をひねって回転を加えます。
- けんけん相撲:エリアを決めて2人がその中に入ります。片足でけんけんをしながら押し合います。
- バランス崩し:2人が向かい合って、両足を肩幅まで開いてバランスよく立ちます。お互いの両手を合わせ押し合いながら相手のバランスを崩します。
- 腕立てじゃんけん:2人が向き合って腕立ての態勢になります。そのままじゃんけんをして負けた方が腕立てを3回します。
- ゴミ箱バスケット:いらなくなった紙や新聞紙などを丸めてボールにします。それをゴミ箱をバスケットゴールに見立てて投げ入れる遊びです。
- 新聞チャンバラ:新聞紙を筒状に丸めて剣にして遊ぶチャンバラごっこです。
昔からあるけんぱ遊びですが、バランス感覚や跳ぶ力、俊敏性などが養われます。
ちなみに他のアイディアをまとめた記事もありますので参考にご覧ください。
子供の基礎体力作り!外遊びと習い事どちらがいい?トレーニング法とは?
まとめ
- 遊ぶ場所がなくなっている現代の子供は意識的に体全体を動かせるようにしてあげないといけません
- 親子で出来る遊びでトレーニングを身近にしましょう
- 狭い空間や少人数でも効率的に運動能力が鍛えられる遊びを取り入れましょう
以上が、子供の体力測定から見える問題とその解決策でした。
子供は体を動かすのが大好きです。大人が効率的な遊びやトレーニングを提案してあげると、全力で楽しんでくれますよ。
また、スポーツクラブなどに入るのも子供の体力向上に非常に有効です。多くの多年齢の友達や大人の方と触れ合う機会は子供たちを、うんと成長させてくれますよ。
コメントを残す