紫陽花は、じめじめとした季節の中で、生き生きと咲き誇り私たちを癒してくれます。
そんな紫陽花を我が家でも育てたいけど、庭に植えるスペースがない。もっと身近に楽しみたい。
こんな方におすすめなのが、紫陽花の鉢植えです。
そこで今回は、紫陽花の鉢植えの育て方と、鉢と苗の選び方、そして植え替え時期について解説していきます。
意外と簡単ですので、あなたもぜひ、トライしてみてくださいね。
紫陽花の鉢植えでの育て方
- 鉢は半日陰に置きましょう
紫陽花は、日陰で育つイメージがありますが実はお日様が大好きです。
もちろん、日陰でも育ちますが色や花のつきが悪くなります。
かといって、日当たりが良すぎると花がすぐに色あせてしまうので、半日陰に置くのがべすとです。
また、夏の強い日差しが苦手ですので夏場の日光に当てないようにしましょう。
- 土の表面が乾いたらたっぷりと水をあげましょう
夏場は、毎日水やりをします。それ以外の時期もこまめに土の状態をチェックして、水切れに注意しましょう。
乾燥防止に根元に腐葉土や木製のチップを敷き詰めてもOKです。
- 花の後と冬に肥料をあげましょう
冬(11月~2月ごろ)にあげる肥料は、春に葉を咲かせるため、花の後(7月~9月ごろ)の肥料は来年度に花を咲かせるためです。
花の色の調節もできる専用の肥料が売っていますので、これを使うのが簡単で便利ですよ。
紫陽花を鉢植えする際の選び方
我が家の庭にも紫陽花が咲いております。
皆さんが紫陽花と聞いて思い浮かべる紫陽花と少し違い、日本に自生する紫陽花の原種「ガクアジサイ」です。
額に当たる装飾花が大きく育ち、花は小さく、つぼみのようで初め見たときは「この紫陽花なんでいつまでたっても満開にならないのだろう?」と思いました。
そう実は、紫陽花と一口に言っても種類は様々あるんです。
そんな、たくさんの種類の紫陽花の中から、何を基準に苗を選べばいいのでしょう?
紫陽花苗の選び方
早ければ3月ごろには店頭に並び始める紫陽花苗ですが、たくさん苗が出回る4~5月に購入しましょう。
これは、たくさんの中から選んだ方が良い品質の苗が手に入りやすいからです。
選ぶ時は以下のことをチェックしましょう。
- 根元がしっかりしている
- つぼみが、たくさんついている
- 枝葉がしっかりとしている
- 葉につやがある
ちなみに、どの品種も鉢植えで育てることができます。
ですが「ヤマアジサイ」は繊細ですので初心者は避けた方が無難です。
初心者におすすめの品種は育てやすい「セイヨウアジサイ(ハイドランジア)」です。
「セイヨウアジサイ(ハイドランジア)」のほとんどは、初めから鉢植えの状態で売られていますよ。
鉢の選び方
紫陽花は、根があまり大きくないので深鉢でなくても育ちます。
ですので、鉢の大きさは標準の物で十分です。
鉢の材質ですが、野菜を育てるときとは反対に水持ちを重視しますので、釉薬が塗られた鉢が最適です。
プラスチック製はの鉢は、通気性が良くないので避けましょう。
紫陽花の鉢植えの植え替え時期は?
鉢植えの紫陽花を翌年も楽しもうと思ったら、より大きな鉢に植え替える必要があります。
また、直接庭に植え替えることもできます。
どちらにせよ、植え替え時期は花が終わった後の9月中旬頃です。
花を咲かせるためにエネルギーを使っていた紫陽花が、一休みして力を蓄えている時期ですね。
植え替え後もたっぷりと水やりをしてくださいね。
また紫陽花は、大きく育ちすぎてしまうので剪定をする必要もあります。
剪定は、花が咲き終わるころには終わらせておきます。
切る場所は花から2節ほど下です。
植え替え時期(9月中旬)以降に剪定をすると、来年のためにつけ始めた花芽を切ってしまう恐れがあるので、剪定はどんなに遅くても7月中に終わらせましょう。
まとめ
- 鉢は半日陰に置きたっぷり水をあげましょう
- 元気のいい紫陽花苗を選びましょう
- 紫陽花の植え替え時期は9月中旬です
紫陽花は万葉集にも記述があるほど、日本人が古くから親しんできた花です。
現在は品種改良され、様々な色のバリエーションが楽しめます。
しっとりと、かつ華やかに咲く紫陽花は、見る者の心を静かに動かしますね。
そんな紫陽花を鉢植えにして、ぜひ、おそばに置いておいてくださいね。
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