子供の日に食べる「ちまき」も「中華ちまき」もどちらもおいしくて我が家の子供も、もちろん私も大好きな食べ物の一つです。
でも「ちまき」って食べたいと思ったときに、いつでも手に入る食品じゃないですよね?
「じゃあ、いっそ作ってみよう!」と思ったのですが、ちまきをまく笹の葉や竹の葉も簡単に手に入りません。
「何か代用できる物はないのかしら?」そう思い、調べてみましたので「ちまき食べたい!」熱が盛り上がってきたあなた!ぜひ、参考にしてみてください!
ちまきの葉っぱの代用をキッチン用品で
中身の餅が漏れ出ないように包むことができれば、身近なキッチン用品を代用しても大丈夫です。
利用できるのは耐熱で葉の様にもち米を包むことができるアルムホイル、食品用ラップ、クッキングペーパーです。
中でもアルムホイルやクッキングペーパーは、もち米を包んでから調理することができ便利です。
中華ちまきの場合、炊飯器調理もでき、その際は炊飯ジャーにアルミホイルかクッキングペーパーで包んだ味付け後のもち米を入れ、さらにコップ1杯の水を入れます。それから普通の炊飯モードで炊きあげれば1時間ほどで完成します。
端午の節句用のちまきはアルミホイルかクッキングペーパーで包んだ餅を、茹でるか蒸すかして調理してください。
ラップは熱を加えすぎると溶けてしまう危険があるので、笹の葉の代わりにラップを利用するときは炊飯した後、または蒸し終わった後の調理済みの「ちまき」をラップに取って包むようにしてください。
身近なキッチン用品を代用するときのメリットは、そのまま保存できるところです。
今は可愛いデザインが印刷されたクッキングシートやアルミホイルもあり、それらを使うと食べるときも楽しいですね。
ちまきの笹の葉や竹の皮を自生する葉っぱで代用
スーパーなどで目にする「ちまき」は笹の葉で包んでありますが、本来は地域によって葉も包み方も様々でした。
昔の人々は端午の節句にの供え物として「ちまき」を作る際、わざわざ遠くまで足を運んで葉を取ってきたりせず近所の里山でとれる植物を利用していたのです。
例えばどんな葉で「ちまき」は包まれていたのでしょう。
以下に挙げてみました。
- ササ類
- ヨシ
- ススキ
- 竹類
- マコモ
- ゲットウ
- トチノキ
- クヌギ
- ミョウガ
- バショウ
- クリ
などなどです。もちろんササ類で包んでいる地域が圧倒的に多いですが、見てみると本当に身近な葉で包んでいたことが分かります。
我が家の敷地には破竹のなる孟宗竹の林があるので、破竹の皮か孟宗竹の葉を利用することができそうです。
ススキやイネの葉も利用していることに驚きますよね。ススキもイネも確かに身近にありますが包むのには葉が細すぎるような気がします。でも昔の人々は、うまい具合に何重も葉をまき縛り「ちまき」を作っていました。
今の様に流通が盛んでなかったからこそ、笹の葉だけにとらわれず身近な葉を代用したことで多様な食文化が育まれていったのでしょう。
そう考えると、身近な葉を利用してみるのもいい気がしますね。
自然になる葉を利用するときの注意点としては、使う前にしっかりと煮沸消毒することを心掛けてくださいね。
ちまきはチガヤで巻いていた
上記のリンクにも書きましたように「ちまき」は、中国戦国時代の楚の政治家屈原が入水した川に弔いのため投げ込まれた供物が元になっています。
その「ちまき」は元々はチガヤで巻かれていました。
「茅(ちがや)くぐり」や「茅(ち)の輪くぐり」という言葉聞いたことありませんか?
そうです夏の神社で行われるあの行事です。神聖なものとされる茅で作られた大きな輪をくぐることで邪気を払いご利益を得ることができると考えられています。
その神聖な茅で巻いたから「茅(ち)まき」なんです。
茅はイネ科の植物で葉も穂もススキによく似ています。北海道から沖縄までと広く分布していてどこでも手に入る雑草です。茅葺といって屋根を葺くのにも利用されていました。
私たちの生活に根差していた茅ですが、スズキより背が低いため茅野原にススキが入り込むとススキ野原にとってかわられてしまい、今は減少傾向にあります。
ススキによく似ているけれどススキより背が低い植物があればそれは、茅かもしれません。
もし、あなたの住んでいる地域に茅が自生していれば本来の「ちまき」を楽しむことができますね。
ちまき用の笹の葉はネットで販売されている
調べてみると実は、調理用の笹の葉や竹の葉はネットでも購入できることに気づきます。
アマゾンで笹の葉と検索すると色々な商品が出てきます。
国産の笹や中国産の笹。乾燥笹に水煮した笹まであります。
食品用として扱われている笹は選別され、洗浄そして加熱処理をしてあるのでパックから出したらさっと水洗いするだけで利用でき便利です。
竹皮も食品用の商品があるので、見た目も重視したいし手間もかけたくない人にはおすすめですね!
まとめ
- 身近なキッチン用品で代用する
- 身近に自生する葉っぱで代用する
- 元々はチガヤで巻いていた
- 笹の葉はネットでも購入できる
以上がちまきの葉の代用品に関するまとめです。みなさんも日本古来の行事を子に伝え、食文化を守るために「ちまき」を作ってみませんか?
もちろん、そんな大げさな理由なんてなくとも「ちまき」は美味しいですからね、葉の代用品も分かりましたし、今すぐにでも作りたいですね!
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