大掃除はいつから始める?どこから手をつければいい!?掃除の仕方のコツは何?




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あっという間に秋めいてきました。
運動会、ハロウィン、クリスマスとイベントをこなしたらもう年末です!

年末といえば、大掃除!
みなさん大掃除にどんな印象を持っていますか?

私の夫は、「普段から普通に掃除をしていれば、大掃除なんていらないんじゃない」というタイプ。
でもちがうんです!
掃除大好き主婦としては、大掃除というチャンスは年末にいろんな事をリセットし、すっきりと新年を迎えるチャンス!

「大掃除だから」という名目で、普段できないようなところまで家族と一緒に掃除をする滅多にない機会だと思いませんか?

だけど…みんなが私のように掃除が好きで好きで、自分から大掃除につっこんでいくような人ばっかりじゃないはず。
夫を納得させるためにも、大掃除っていつから始めるのか…そもそも、どんな意味や由来があるものなのか?
いざ大掃除をする時には、どこから手をつければいいのかなど、しっかり説明して納得して手伝ってほしい!

年末まであとちょっと。
我が家の大掃除を成功させるためにも、みんなが納得できる「大掃除について」をまとめてみたいと思います。

家族みんなで大掃除の勉強をして、すっきりさっぱりとしたお正月を迎えてみませんか?

大掃除はいつから始めるもの?


大掃除をするに当たって私が最初に調べてみた事は、「大掃除をする意味」です。
この意味についての説明がはっきりできないと、家族も納得しないのではないか…?と思い、しっかりと説明できるまで勉強してみました!

 

 

新年を迎えるのに大掃除をする意味は?

そういえば、なんで大掃除は年末にするのか?なんて、私も考えた事がありませんでした。

この意味について勉強してみると、知らないことがザックザク!
家族にわかりやすく話せるように、自分なりに簡単にまとめてみました。

古来から日本では、元旦に各家庭に「歳神様(としがみさま)」がやってくると言われています。

歳神様は一体どんな神様

  • 神道の神様であり、つまり八百万の神様。
    「八百万」とは無限にという意味で、森羅万象全てに神が宿ると考えられています。
    それら全ての八百万の神が歳神様として、元旦にお迎えするという説。
  • それぞれの家庭の祖先が、歳神様となりまた今年も一年家を災いから守ってくれる、という説。
  • 日本は昔から農業をメインに生活してきた民族なので、歳神様に豊作を願うために祀ってきました。
    元旦にもその年の豊作を願うため、歳神様をお迎えするという説。

歳神様の由来は諸説ありますが、この3つがメジャーなものだそう。
どの神様だとしても、元旦に家にやってきてくれるんですね。

  • 門松は、歳神様が迷わないよう「ここが家の玄関ですよ」という目印。
  • 鏡餅は歳神様が家で拠り代として、宿るものとしてお供えするもの。

なるほど!
門松もただ華やかになるから飾っておく…というわけではないんですね。
鏡餅はおいしいから、というわけでもないようです(笑)

「歳神様をお迎えするために、しっかりと家の中を掃除してきれいにした状態で元旦までに準備する」ことが、大掃除の起源ではないかと言われています。

12月13日はすす払いをする日!

  • 年神様をお迎えするにあたって、家中をきれいにしておかなくてはいけませんね。
    それが一年で積み重なったホコリとすすを落とす「すす払い」と呼ばれるものです。 昔は火をたいて生活していましたから、家中にホコリだけでなく、すすもたまっていたのでしょうね。
  • このすす払い、毎日の掃除とちょっと違うところは、歳神様をお迎えするために「穢れ(けがれ)」や「厄」を祓うという意味合いもあったようです。
  • 江戸時代では、12月13日に江戸城でこのすす払いが行われることから、庶民もこぞってこの日にすす払い…つまり今でいう大掃除に精を出したそうですよ!

このすす払いの習慣が今では「大掃除」として、私たちの生活に根付き、年末には大掃除というざっくりした情報がみんなの意識にあるんですね!
そういえば、12月に入ると有名な社寺などですす払いが行われました、なんていうニュースを見たことがあります!

我が家はいろりに火をかけているわけではないので、すすはないのですが(笑)でも、ホコリはたっぷり。
すす払いにちなんで、ぜひ大掃除をしたいですね!

大掃除を始める日はいつ?

先ほどお話した、すす払いの内容をふまえてみると「大掃除を始める日は12月13日でなくてはいけないのかな?」と思ってしまいませんか?
私もちょっとそんな風にとらえてしまい、焦ってしまいました。

意味や由来を知ることで、もっと深く理解することはできたけれど、日にちまで忠実にというのは何かと忙しい現代の主婦にはちょっと無理そうです。

そこから私なりに考えて出した結論は…

  • すす払いにならって、できれば12月13日には玄関やお仏壇の大掃除をする。
  • 他の箇所は部屋については、12月13日にこだわりすぎて焦らずに、元旦を迎えるまでにマイペースに行う。

この2つです!

玄関は歳神様をお迎えするところですから、まずきれいにしておきたいですよね。

昔からのすす払いの習慣の中では、大掃除は12月28日までに終わらせるのが一般的だったようですよ。
お正月飾りを飾りつける日が12月28日まで、とされているのでそれまでにしっかりすす払いを終わらせよう!ということなのでしょうね。

けれども、何回も繰り返してしまいますがなにかと忙しい現代の主婦がさらに忙しくなる年末。
家族だってなんだかバタバタしています。

ここは意味や由来、知識としていつ頃からいつまでということを頭に入れて、その上で自分の都合や体調のいい日にマイペースに大掃除をしてみればいいのではないかな〜?と思います!

 

 

大掃除はいつから始めてどこから手をつければいい?


それではここからは、大掃除はいつから初めて、どこから手をつければスムーズに行えるのかを一緒に考えてみましょう!

大掃除はいつから始める?

最近は、真冬に換気をしつつ部屋のホコリをとったり、水回りの掃除で手が冷たくなるのが辛いから…という理由で夏や秋に大掃除をする人が増えているそうです。
確かにそれも理にかなっていますよね!

けれど、今回注目したいのは「年末の大掃除」。
あくまで元旦に歳神様をお迎えするという目的に合わせてみると…やはり12月に入ってから大掃除を始めたいな〜と思います。

子供もいて毎日どったんばったんと騒がしい我が家、夏や秋に大掃除をしたっきりでは元旦には家がめちゃくちゃになっていそうです(笑)
夏や秋に大掃除をするのは、それはそれでいいことですよね。
この辺で一回大掛かりに掃除したい!と思えば、季節は関係ないということ。

さて、話は「年末の大掃除」に戻りますが…私のおすすめは、12月13日を待たずとも「あたたかくて、少し風が出ている日」です!

あたたかい日なら、ダウンジャケットとマフラーをぐるぐる巻いて掃き掃除…なんて事態は避けられそうです。
そして風がびゅうびゅう吹いている日だと、家の中にかえって砂なども入って来てしまいますが、多少の風ならいい換気になりますね。

12月に入ったあたりで、「今週末はあたたかくなりそうだ!」と思ったら、家族で大掃除の計画を立ててみてはどうでしょうか?

 

 

大掃除はどこから手をつければいい?

  • 今週末は12月にしてはあたたかそう!
  • 風もおだやかな予報!

そんな大掃除に絶好な日を見つけたら、その日に向けてどこから手をつければいいのか、私の経験からお話します♪

【1.掃除用具が足りているかチェック!】

いざ掃除しようと思ったら、掃除機のフィルターが切れていた!お風呂の洗剤もない!なんてことがないよう、事前にチェックしておきましょう。
私はドラッグストアのセールの日に、まとめ買いして大掃除に挑んでいます!

意外な落とし穴は、ゴミ袋です。
大掃除だし、せっかくだからあれもこれも!と捨てていくと、ゴミ袋が有料の地域では適当な袋に入れて捨てるわけにはいきませんから、掃除の手を止めて買いに走ることになりかねません。

  • 有料のゴミ袋はいつもより多めにストックしておく。
  • 年内に各種ゴミを出せる日もチェックしておく。

この作業を大掃除前に済ませておくと、ゴミを家の中に抱えたまま年を越す…ということは避けられそうです。

【2.掃除はどこから始める?】

これは大掃除に限らず、掃除の基本とも言えることですが、「高いところや、奥まったところから手をつける」ことが大事です!

  • 二階建ての家なら二階から。天井のホコリとりや、壁の掃除も高いところから下へ降りていくイメージで!
  • 電球を替えたり、電気の傘の掃除をするなら床掃除をする前に。
  • 床掃除をする前に、押入れや棚の奥を掃除する。

そうすると、最後に汚れているのは床だけということになりますから、掃除機をかけたり雑巾掛けをすれば家全体がきれいになります♪

【3.かまどの神様、荒神様にも敬意を払って水周りも念入りに!】

民家の代表的な屋内に宿る神様に、荒神様(こうじんさま)がいます。

火の神様なので、かまど…つまり現代で言う所の台所に宿る荒神様に気持ちよく過ごしてもらい、敬意を払うためにも台所の大掃除も忘れないようにしましょう!

あたたかくて水回りを掃除しても辛くなさそうな日に、普段はあまり念入りに掃除しない「ガスコンロの五徳」や「換気扇」、「シンクの排水口」などを年に一回は徹底的にきれいにしてみるのも気持ちがいいですね。

【4.普段手をつけないカーテンや窓掃除は早めに済ます!】

12月ともなると、あたたかい日はそうそうありません。
日差しが出ている午前中にカーテンの洗濯も済ませたいところ!

まずはあたたかい午前中に網戸と窓を掃除して、その間にカーテンを洗濯してみるのもスムーズに大掃除が進みそうです。

あまりに大きなカーテンだと、コインランドリーにいく必要もありますね。
それを考えると、やはり年末が近くなると大掃除をしている家庭も多くなってくるので、早めに済ませておくのがよさそう。

乾燥している時期ですので、しっかり脱水してカーテンレールにかけてしまえば、換気をしている間に乾いてしまいます。
念のため、部屋干し用の洗剤を使うといやな臭いの予防にもなりますから、洗剤にも気をつけてみてくださいね!

高いところ・水回り・カーテンと窓、このあたりから大掃除をスタート!
私のおすすめです♪

 

 

大掃除の仕方のコツは短時間で作業を区切る!


大掃除は、普段の掃除とは違いいろんなところをひっくり返して洗ったり拭いたり…お母さん一人で全部まかなうのはちょっと大変そうです。
私も先ほどお話した、水回りからカーテンの洗濯から、さらに窓拭きなんて一人でやる気にはなれません。

そこで、大掃除の仕方のコツとして「短時間で作業の区切りをつける」ことを提案したいと思います!

  • ★掃除といえばダスキン!ですが、ダスキンの公式サイトにもその方法が提案されているので、ぜひ参考になさってください!
    ダスキン
  • ★このダスキンの大掃除のページにある、プランシートを使うとさらに効率的に大掃除ができそうです!
    プランシートがPDFになっているので、このまま自宅のプリンターで印刷すれば、すぐに使えるのも魅力的。
    ダスキン-プランシート-

確かに大掃除で目標を作らず、とりあえず目についたところから…なんて始めてしまうと、終わりが見えてこなくてうんざりしそうです。

このプランシートを使って、誰がどこを何分かけて掃除するのかがはっきりとわかっていれば、そんなダラダラ大掃除から抜け出せますよね!

しかも、さすが掃除といえばダスキン。
プランシートには、掃除のコツが記載されています。

どうやればいいのかわからない!という疑問も、このプランシートだけで解決できちゃうすぐれもの。

作業が完了したら、家族それぞれお好みのスタンプを押してみるというのも楽しそうですね♪

今年の大掃除には、我が家でもぜひこのプランシートを取り入れて、計画的に大掃除の仕方のコツを掴んでいきたいです!

 

 

まとめ

  • 大掃除はいつから始めるもの?
  • 大掃除はいつから始めてどこから手をつければいい?
  • 大掃除の仕方のコツは?

大掃除についていろいろと勉強してみたら、なんと歳神様やすす払いまで登場し、私自身かなり賢くなったんじゃないかと思います(笑)

「年末は大掃除をするもの」と、ふんわり意識はしていたのですが…まさかそんな意味や由来があるとは!と驚いています。

神様を信じるかどうかは、人それぞれ。
でも、年末までに大掃除をして新年を迎えるにあたってけじめをつける、という意味では大掃除はぴったり!

我が家も今年は早めに、「どこから始めるか・誰が何を担当するのか」を、家族でわいわいと話し合いながら、みんなで大掃除への意識を高め合って行こうと思います。

きれいに掃除した玄関にパリッとお飾りを飾って、歳神様いらっしゃい!と、胸をはって新年を迎えられるようにがんばりましょう!

 

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ふじもとつるり

ふじもとつるり

服飾科で裁縫の基本とデザインについて学び、卒業後は創作小物の製作・販売を経て一児の母になりました。今はライターとして、仕事と子育ての両立に日々奮闘しています! 趣味は手芸と製菓。それらの経験をいかした、子育て中ならではの目線の記事をみなさんにお届けできるように頑張りたいと思います。

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