主婦の方、一人暮らしをされている方には日課になっている掃除。
代表的な家事のひとつですよね。
当たり前に家事のひとつとしてこなしている掃除ですが、みなさんは掃除の目的って考えたことありますか?
私は元々掃除が苦手で、2・3日に1回しか掃除機をかけないタイプでした。
現在は幼稚園に通う息子と1歳半の息子、2人の子育て真っ最中です。
子供がいると掃除をしてもすぐ汚れたり散らかったりしますよね。
ご飯の食べこぼしやお菓子のくず、長男は砂と一緒に幼稚園から帰ってくるし、次男のよだれで床もべとべとだったりジュースの跡がついていたりします。
それでも子供はおかまい無しに床に落ちたお菓子とか食べてしまうので、掃除が苦手だった私も毎日掃除機をかける事が日課になりした。
ですが、朝から気合いを入れて掃除をし綺麗にしても10分後には食べこぼし…
ベッドカバーやソファーカバーを洗ってはその日のうちにジュースをこぼされたり…
「子供がいるから仕方ない!」
「子供たちだってわざとじゃない!」
と言い聞かせても毎日のルーティンワークにたまにげんなりすることがあります。
やる気が出ない日も多々あります。
私のような主婦さん、ママさんも多いのではないでしょうか?
そこで、掃除の目的を考えることで少しでもやる気に繋がるのではないかと考え、今回は企業でも多く取り入れられている“5S”について調べ、それを元に家庭でも実践してみました。
すると、5Sを元に掃除をするようにしたら効率よく掃除が出来るようになり、すっきり片付いた部屋を実現することができました!
今回は私のようにやる気が出ない人がやる気になる“5Sを元にする掃除”についてお話したいと思います。
1.掃除の基本!5Sとは?
5Sとは【整理】【整頓】【清掃】【清潔】【しつけ】の頭文字のSをとったものです。
多くの企業などでも取り入れているので聞いたことがある人を多いと思います。
製造業ではこの5Sを実施することによって労働災害の発生を抑え、生産性の向上を目指すという取り組みをしているそうです。
実際に掃除を一生懸命することで業績が上がった企業も多いそうです。
“5S”と聞くと企業っぽくなり家庭ではあまり馴染みがないかもしれませんが、中身だけ見てみると、私達が普段している家事と全く変わらないのです。
これを家庭でも実践することで、効率よく家事を実践出来ます!
2.5Sを家庭でも実践
①整理
【必要なものと不要なものを分け、不要なものを捨てること】
整理とはただ単にきれいに整える事ではなく、仕分けをして捨てることが大事です。
“物が多すぎてすっきりと収納出来てない”って人多いと思います。
私もそうでした。
物が多いと収納スペースが溢れてしまったり、入りきれないものが出しっぱなしになってしまったりしますよね。
そうすると出しっぱなしにしている所の清掃もしなくなりますし、今あるものを把握出来ないので活用出来ないという悪循環になります。
そこで整頓・清掃と次のステップに繋ぎやすいように、まずは整理をしっかりしました。
本当に必要な物だけを残した事ですっきりした収納も実現出来ましたし、今あるものを把握出来るようになったので余計なものを買うこともなくなり、節約にも繋がりました!
②整頓
【必要なものがすぐに取り出せるように、置き場所・置き方を決め、表示を確実に行うこと】
整理が出来たら次は整頓です。
片付いた部屋を保つ為に“物の置き場所を決めてあげる”と聞いたことがありますが、まさにそれですね。
ここで大事なのは“表示すること”です。
表示するまでが整頓です。
最近ラベリングする人が増え、100円ショップにもラベリングシールなどよく見掛けるようになりました。
そういったラベリングシールを使ったり、テプラを使ったりして“必要なものを必要な場所に、主人や子供たちも見ても分かるよう”にをモットーに整頓しました。
整頓したことですっきりした収納を実現でき、またラベリングで表示したことでどこに何があるかがすぐ分かるようになったので、物の置き場に悩む事がなく、常に片付いた状態を保ちやすくなりました。
③清掃
【掃除をして、ゴミ・汚れのない綺麗な状態にすると同時に、細部まで点検すること】
清掃は普段している掃除のことです。
今まではただ単に掃除機をかけて満足をしていました。
ですが、整理・整頓によって部屋が随分片付いたのでモップや拭き掃除なども億劫になることなく出来るようになりました。
また片付いたことで、埃が溜まっていないかなど点検しながら掃除ができるようになり、気付いたら綿埃が!なんてこともなくなりました。
④清潔
【整理・整頓・清掃を徹底して実行し、汚れのない綺麗な状態を維持すること】
清潔とは衛生的に保つことです。
パッと見きれいでもバイ菌などがいれば清潔とは言えませんよね。
家の中からバイ菌や細菌を0にするのは難しいですが、努力はしたいです。
小さい子供がいるのでなおさら。
そこで衛生的に清掃に保てるように私がしたことを紹介します。
- 週に1回床ふき
- 汚れがあるところや食後のテーブル、使用後のキッチン、窓ガラスなどをアルコールで除菌
- 週に2、3回高い所の埃を落とす
- 寝具、ソファカバー、ラグなど月に2回のペースで洗濯
- 週に1、2回ソファの下や棚の下など掃除機が入らないところもずらして掃除
- 夕方か寝る前にワイパーでさっと掃除
- 月に1回、網戸や窓レールの掃除
などです。
私は子供が触りそうな所で思いつくところを、ペースを決めて掃除をするようにしました。
⑤しつけ
【決められたことを決められた通りに実行出来るように、習慣づけること】
掃除の5Sでの“しつけ”は、これらの事を習慣づけると言った意味です。
ですが、規則やルールを守る事は社会や生きて行く上でとっても重要ですよね。
これを家庭に置き換えて、子育てでも実践することはすごく大事だなと感じました。
例えば
- 遊んだおもちゃは片付ける
- 決まった所に戻す
など、①~④でお話した事を子供と一緒に習慣づけていくことで規則やルールを守れるようになるんじゃないかなと思いました。
幼いうちからしっかり決まり事を守れるように親として教えて行きたいと思うので“しつけ”と固くなり過ぎず、子供と一緒に自分も習慣づけていくつもりで頑張ろうと思いました。
3.ほこりやカビが及ぼす影響とは?
毎日なんとなくやっている掃除ですが、掃除の本当の目的は片付ける事ではなく、埃やカビなどが原因で起こる病気から家族や自分を守ることです。
ここでほこりやカビが及ぼす影響をお話したいと思います。
ほこり1gの中には約100万個のカビの胞子と約3000匹のダニがいると言われています。
考えただけでもゾッとしますよね。
それを私達は知らず知らずのうちに吸ってしまっているのです。
カビが原因で起こる病気を少しだけ紹介したいと思います。
- 肺アスペルギルス症
- 過敏性肺炎
- 気管支喘息
- アレルギー性鼻炎
- 食中毒
- がん
などです。
聞いたことのある病名ばかりですね。
これは一部ですがひどい場合、呼吸困難になったり、カビ毒であるアフラトキシンには発がん性物質が含まれていてがんを発症する場合もあるのです。
こまめに掃除をして、毎日除湿器をまわすなど気使っていましたが、実際にこどもが気管支喘息で入院してしまったこともありました。
カビが原因と一概には言えませんが、こどもに苦しい思いをさせてしまって申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
ですので、みなさんにカビの本当の怖さを知ってほしいのです!
具体的な対策は次の記事でまとめていますので見て見てください。
関連記事:『掃除を目的を知っていますか?知らないと怖い!健康を維持するためには』
まとめ
- 掃除の基本!5Sとは?
- 5Sを家庭でも実践!
- 埃やカビが及ぼす影響
5Sをひとつひとつ見ていくと効率のよく出来るような順序になっています。
どれも難しくなく、今日からでも出来ることばかりです。
毎日のルーティンワークでちょっと疲れたなって人、やる気をちょっとでも出したい人、1度5Sを元に実践してみてください。
1度整理・整頓をしておくと次の日からの掃除がぐっと楽になり、この5Sを頭に入れておくことで効率よく家事をこなせるようになります!
また埃やカビの影響を知る事で、掃除の考え方も変わり、子供達がすぐ散らかしたとしてもおおらかな気持ちでいられるようになりました。
毎日の家事だからこそ、少しでも楽な気持ちで取り組みたいですね。
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