天ぷらや唐揚げ、コロッケにとんかつ。
揚げ物は買ってきてもいいけれど、やっぱり自宅で揚げたてを食べる方が美味しいし、お財布にも優しいですよね。
でも、揚げ物の際にいつも悩まされるのが油はねです。
揚げ物の油はねは、原因がわかったところで完全に防ぐことはなかなかできません。
腕にはねただけでも「あちっ!」ってなるのに、顔に飛んできたらどうしようという恐怖。
揚げ物のたびに油はね対策に悩み、いっそ溶接で使うマスクでもしてしまいたいと思ったことがあるのは、きっと私だけじゃないはずです。
ですが、今の私はもう揚げ物なんて怖くありません!
揚げ物の油はね防止策はバッチリで、「あちっ!」とはすっかりお別れできたのです!
そこで、私が揚げ物をする際の油はねガード術をご紹介しましょう。
揚げ物油のはね防止はどうすれば良い?
油はね防止には、ふたつの基本があります。
- 油はねそのものをできる限り防ぐ
- はねた油が飛び散らないようにする
このふたつです。
つまり、素材を下ごしらえする段階などで油がはねにくくする方法と、道具を使ってはねた油が飛び散りにくくする方法です。
このふたつの方法を併用することで、揚げ物の油はねを防止する効果が飛躍的に上がるのです!
揚げ物をすると油はねする原因は?
揚げ物で油がはねる原因は、ズバリ水分です。
「揚げ物をする際は、水をしっかり切りましょう」なんていう話を聞いたことがある人も多いと思います。
油はねは、水と油の沸点が違うことによって起こります。
100℃で沸騰する水に対して、油が沸騰するのは200℃なのです。
鍋の中の温度が100℃になって水が沸騰しても、油はまだ沸点に達しません。
水だけならボコボコ泡立って水蒸気が空気中に逃げていくのですが、油の中に閉じ込められた水分から生まれた水蒸気は、逃げることができなくなってしまいます。
けれど膨張した水蒸気はどうしても外に出たいため、油の中で爆発してしまうのです!
その衝撃で油が飛び散るのが「油はね」なんですね。
揚げ物の際には油はね対策の基本を押さえよう
先に説明したとおり、油はね防止には「油をはねさせないようにする」ことと「はねた油が飛び散らないようにする」方法が有効です。
まずは油をはねさせないようにする、基本的なことから説明しましょう。
水が水蒸気になることで油がはねるのですから、できる限り水分を除くことが重要です。
食材の水分は充分に切り、さらにキッチンペーパーで余った水分を吸い取ります。しっかりと拭いて、できるだけ水分をなくしましょう。
また、味付けのタレなども多すぎれば無駄な水分になりますので、拭き取ってしまいましょう。
調理に使うフライパンや菜箸にも、少しでも水分が残っていれば油はねしてしまいます。
とにかく揚げ物に水分は大敵ですので、ほんの少しの水分でも排除できるよう気をつけましょう。
また、いきなり温度の高い油の中に食材を入れないこと、こまめに揚げかすを取り除くこと、火力を強くしすぎないことも大切です。
材料を油の中に入れるときは、なるべく静かに入れましょう。
ここで注意しておきたいのですが、油はねが怖いからといって、蓋を使うのは逆効果です。
蓋の裏についた水蒸気が水に戻って油の中に落ちると、さらなる油はねを招くことになってしまうからです。
道具を使うときは、このあとに紹介する油はねガードの各種アイテムが効果的ですよ!
揚げ物に欠かせない油はねガードアイテム3選
・油はねガード付き天ぷら鍋(温度計つき)
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天ぷら鍋の淵にガードのついた温度計つきの天ぷら鍋は、油はねをかなり防いでくれます。
さすがにゼロとはいきませんが、普通の天ぷら鍋やフライパンに比べると、その効果はしっかり感じられますよ!
IH対応もありますし、温度計で温度の管理もできるのでおすすめです。
・オイルスクリーン
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油はね防止網などとも言われている、鍋やフライパンの上に置くステンレス製の網です。
サイズもいろいろありますので、大きいものはフライパンで油物を調理する際にも使える優れものですよ!
これひとつで劇的な効果が出るのでおすすめです。
大きすぎると網の淵を焦がしてしまいますが、小さすぎても役に立ちませんので、鍋やフライパンのサイズより1cm程度大きいものを使いましょう。
・レンジガード
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使い捨てタイプなら100円ショップでも扱っている、コンロ1個分のレンジガードがあると便利です。
オイルスクリーンを使っていても、どうしても外したときに油が飛んでしまうこともあります。
そんな油汚れからレンジを守ってくれるのが、レンジガードです。
上にアルミホイルを渡してしまえば、鍋の上部から油が飛び散るのも防いでくれますよ。
まとめ
- 揚げ物の油はね防止は「はねないようにする」「飛び散らないようにする」
- 油はねの原因は油の中で水分が蒸発するため
- 揚げ物の油はね対策には、水分を取り除くことが大切
- オイルスクリーンや天ぷら鍋、レンジガードなどを活用する
揚げ物は油はねが怖いからと敬遠しなくても、しっかり対策をしていれば大丈夫。
さっそくアツアツの揚げたてをおうちで楽しみましょう!
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