普段から体温の高い赤ちゃん、汗でもかいていたら「熱があるのかな?病気かな?」なんて気になりますよね。子育てをしている時、夏に気になるのが赤ちゃんの体温です。
もう一つ、夏に気を付けたいのが赤ちゃんの熱中症です。
言葉が話せない赤ちゃんの熱中症は気が付かずに重症になることも多いようです。
熱中症にかからない為にも水分補給はしっかりしてあげたいところですが実際赤ちゃんに必要な水分の量ってどれくらいか聞かれると知らないなんてことありますよね。
今回は「赤ちゃんの平均体温とは?」「熱中症の症状や対策」「水分補給の量」「体温調節の仕方」などについて紹介していきます。
赤ちゃんの夏の平均体温って何℃?
赤ちゃんは月齢が低いほど熱が高いものです。
汗をかいていたり抱っこしていると身体が熱いと「熱でもあるの?」と不安になりますよね。
そんな赤ちゃんの平均体温は月齢が上がるにつれて少しづつ低くはなるのですが平均すると36.5~37.5と言われています。
37.5℃なんて言われると大人にとってはまあまあ高めの熱なのに赤ちゃんにとって平熱とは驚きですね。
赤ちゃんの熱があるという状態は大体38℃以上であると言われてます。
「じゃあ38℃無ければ大丈夫なんだ」
と安心するのも危険です。
逆に赤ちゃんは36℃以下になると低体温となるので体温調節はしっかりしてあげてください。
そして大事なのが体温を測るタイミングです。
食事を食べた後、眠たい時、寝ている間は体温が上がっており本来の熱を測れないことがあるので避けましょう。
そして夏に気を付けてあげたいのは熱だけではなく『熱中症』もあります。
次は『赤ちゃんの熱中症について』紹介していきます。
赤ちゃんの夏の熱中症、症状と対策
言葉が話せない赤ちゃんの熱はもちろん心配ですが夏に一番怖いのが『熱中症』です。
私の子供もそうなのですが赤ちゃんというのは本当に限界まで元気なことが多く気づいた時には重症だったなんてこともよくあるそうです。
そんな赤ちゃんの熱中症の初期症状は
「抱っこするとひんやりする」「唇が乾燥している」「おしっこの量が少ない」
抱っこするとひんやりする時は赤ちゃんが寒気のある時です。
ひんやりした後に高熱が出ることも多いので水分の用意やこまめな体温の測定をしてあげましょう。
唇が乾燥しているときは極端に水分が足りていません。
赤ちゃんは特によだれなどが出やすく唇が乾燥するほどよだれが少なくなることもないです。
もし唇が乾燥しているときは水分補給してあげてください。
おしっこの量が少ない時も同様に水分が足りずにおしっこが少なくなるのでしっかり水分補給してあげましょう。
この症状の時に対処出来ればいいのですがもっと怖いのが危険な症状が出てきた時です。
症状としては「手が冷たい」「唇がカラカラに乾燥している」「お腹の皮膚に弾力がない」「おしっこが出ない」「ぐったりしている」「痙攣している」「顔が青白い」
こんな時はすぐに病院へ行くことをおすすめします。
ただ『手が冷たい』に関してはエアコンや寒い部屋にいたためなどもあるので間違えないように気をつけましょう。
そしてもう一つ、夏に気を付けたい病気が「夏季熱」です。
症状としては37~38℃の熱があるのに鼻水、咳、下痢などの風邪の症状がなく涼しい部屋に移動すると熱が下がってしまう病気です。
この病気は1歳未満の子供がなりやすく対策としては「涼しい部屋に移動する」「水分補給をする」ことですぐに治ります。
先ほどから『水分補給はしっかりしましょう』と書いていることが多いですが「じゃあ水分補給ってどれぐらいの量を飲ませたらいいの?」なんて思われた方も多いでしょう。
そこで次は「乳幼児の水分補給について」紹介していきます。
乳幼児の水分補給の量は?
夏に水分補給させたほうがいいのはわかるのですが『一体いくら飲ませたほうがいいのか?』はなかなかわかりません。
一般的には
乳児の場合150ml/kg
幼児の場合100ml/kg
の水分量を一日に飲ませたらいいそうです。
そしてこれは飲み物からだけではなく食事に含まれている水分の量も入っています。
ただ小さい子供だと悩んでしまうのが「何を飲ませたらいいのか」ですよね。
まだ母乳やミルクの子供であれば離乳食が始まるまではミルクなどだけでも水分の量としてはしっかり取りやすいのですが「離乳食が始まった子」「体重の多い子」などは足りない場合があります。
「麦茶、白湯は飲んでくれない」「ジュースばっかり飲ませると太らないか心配」
なんてお母さんも多いと思います。
私の子供も白湯や麦茶は飲まず、かなり動きまわる子なのでジュースでも体重は増えずに済んでいたのでジュースを与えていましたがやはり気になってしまいます。
そこで飲ませていたのは「イオン水」です。
これは大人でいうスポーツドリンクです。
なので水分の補給もしやすくカロリーもそんなに高くないです。
それでも糖分などが心配な方におすすめなのが「天茶(あまちゃ)」です。
これは子供の通っている保育園で飲んでるものなのですがお茶の葉が元々とても甘いらしく子供にはかなり人気なようです。
麦茶嫌いのうちの子も毎日しっかり飲めているのでおすすめです。
ですがお値段も少し高いのでよく検討してからの購入をお願いします。
「夏のしっかり水分を補給しないといけない時だけ」と割り切って買うのならまだ買いやすいかもしれませんね。
もちろん、熱中症に必要なのは水分だけではなく「体温調節」も大切です。
最後は「乳児の体温調節」について少し紹介していきます。
乳児の体温調節の方法とは?
乳児は体温が元々高いので体温調節もしにくいです。
「何を基準にして体温調節をすればいいか」も難しいですよね。
一般的に乳児の体温調節の基準は背中にあります。
背中が汗ばんでいれば「暑い」
背中がひんやりしていれば「寒い」
と考えましょう。
もし汗ばんでいれば「服を脱がせる」「部屋の温度を下げる」等の工夫をしてあげましょう。
もちろん汗をかいているときは汗を必ず拭いてあげてください。
拭かずにいると汗が冷えて風邪を引く原因になります。
そして服の枚数は「大人より一枚少なく」を基準にしておくと調整しやすいです。
逆に背中が冷えている場合は「部屋の温度を上げる」「服を一枚着せる」などしてあげましょう。
先ほどから「部屋の温度」と書いていますが基準としては夏は「26~28度」に設定するのがいいです。
子供によっては熱がりや寒がりもいると思うのであくまで基準として考えて自分の子供にあった室温や服の調節をしてあげてくださいね。
まとめ
- 子供の平均体温は36.5~37.5℃
- 熱中症や夏季熱の対策には水分補給をしっかりしましょう。
- 水分の量は乳児が150ml/kg、幼児が100ml/kgが必要水分量である。
- 体温調節の基本は「服は大人より一枚少なく」「室温は26~28度」
夏の体温調節は大人でも難しかったり、子供になるとどうしたらいいのかわからなかったりしますがこの四つの基準を覚えて自分の子供にちょうどいい環境にしてあげましょう。
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