赤ちゃんの夏の布団の選び方は?汗をかく・蹴る・かけない時の対処法やコツ




この記事の所要時間: 1449

我が家に初めて赤ちゃんがやってきたのは、これからどんどん暑くなるぞ〜!という6月でした。
生後一カ月を待たずして、とんでもない猛暑がやってきたので、悩みのタネは赤ちゃんの布団!

生まれてすぐは、ほとんどねんねで動きもなく、そんなに暑くない時期だったのでおだやかに眠る赤ちゃんを眺めて微笑んだりする余裕もありました(笑)

ところが猛暑になると、赤ちゃんは汗だく!
大きくなってくると足や手の動きも活発なり、布団をかけてもどんどんはいでしまいます。

蹴ったり、投げたり、時にはもぐもぐ食べていたり…(笑)とにかくおとなしく布団をかけない、って赤ちゃんあるあるですよね〜?

試行錯誤を重ねて、なんとか赤ちゃんの夏の布団について悩みを解決できたな!と、実感できた頃には我が子はもう赤ちゃんを卒業…

私のこの研究結果、どうしたらいいの!?ということで、現在お腹に夏生まれ予定の赤ちゃんがいるプレママ、初めての育児で夏を迎えることに不安を感じているママに、ぜひ私の研究結果を発表したいと思います!

赤ちゃんの夏の布団の悩み!注意したいポイントを整理しよう


我が子を出産してすぐに、赤ちゃんと迎える初めての夏を経験した私ですが、本当に毎日が緊張の連続でした。
今思えば、こうすればよかったな〜なんて落ち着いて考えられるのですが、新生児の赤ちゃんを抱えていると寝不足や疲労でなかなかいいアイデアも浮かばないものです。

 

 

赤ちゃんと迎える初めての夏、新米ママが不安で悩んでしまうポイントを整理!

  1. 赤ちゃんに風邪をひかせたくないから、冷えないように布団をかけてあげたいけれど…夏場はどんな布団をかけていいかわからない!
  2. 布団をかけたことで汗をかくのは、赤ちゃんに悪影響なの?
  3. 足をバタバタさせて布団を蹴ってしまうし、布団をきちんとかけてくれない!何か対処法はある?
  4. 赤ちゃんの夏の布団のおすすめがわからないので、教えてほしい!

主に私はこんなことで毎日ぐるぐると悩んでいました。

赤ちゃんは暑がりで汗っかき。実は、布団も大人がかけているものよりも一枚少ないくらいがちょうどいいそうです。
これは、産院で退院後の注意として助産師さんに教えてもらったのですが、一枚少なくと言っても夏は大人だって一枚しかかけていません!

そこから減らすって、布団をかけないっていうこと!?
何をかけたらいいの!?

などなど、とにかく悩んで焦って困っていました(笑)

私も赤ちゃんを抱えてたくさん悩んだこれらのお悩みポイントと注意点を解決するべく、しっかり赤ちゃんの夏の布団についてお話ししていきますね!

赤ちゃんに夏、布団をかけると汗をかいてしまう場合は?


以前このサイト内で、赤ちゃんの服装についてお話ししたことがあります。
赤ちゃんの夏の服装って?肌着は必要?月齢別の着せ方や夜着せる物は?
この記事でも触れている通り、赤ちゃんはとっても汗っかき!

7月に入ってもまだ梅雨明けしていない場合などは、夜はちょっとひんやりする日もありますよね。
私も親心で赤ちゃんが冷えないように…としっかり布団をかけたら、汗だくになっていた!なんて事が何回もありました。

すると、新米ママが不安になるのは「布団をかけて汗をかくことが、赤ちゃんにどう影響するのか?」ということですよね。

 

 

赤ちゃんが汗をかくのはいけないこと?

赤ちゃんは体が小さく、外気の温度の影響を受けやすいという特徴があります。
そのため体温調節の機能が未熟です。さらにあの小さな体に大人と同等の汗腺がありますからたくさん汗をかいてしまいます。

でも、汗をかくことが悪いわけではないんですよ!
赤ちゃんはたくさん汗をかいて、それを蒸発させて体温を下げています。
汗をかかせることが悪いことではなく、赤ちゃんの体温調節に必要なことなんです。

大事なのは、汗をかいた後のケア。
汗をかいたまま時間がたってしまうと、あせもや脱水の危険もあります。冷えすぎて風邪をひいてしまう場合も。

例えば、夏でも少し冷える夜に布団をかけてあげたら汗だくになってしまった…という時には、

  • 布団をとってあげて、汗で体が冷えてしまわないようにタオルで体を拭く。
  • 汗で濡れた服を着替えさせ、オムツも乾いたものに交換してあげる。

こういったケアをしっかり頭に入れて対処してあげれば、汗をかくことは体温調節に必要なことですから、決して悪いことではないですよ。

赤ちゃんには夏でも掛け布団は必要?

先ほどもお話ししたように、赤ちゃんはとっても汗っかきで暑がり。
大人よりも一枚布団を少なくしてちょうどいいくらいなんです。

少し肌寒い夏の夜には掛け布団ではなく、通気性の良いタオルをかけてあげるといいと思います!
薄手のバスタオルでもいいですし、生後一ヶ月前後の赤ちゃんならフェイスタオルでも大丈夫です。

タオルでも汗ばんでしまう時には、かけなくてもいい場合もあります。
喋れない赤ちゃんが暑がっているのか、寒がっているのか…その判断ってとっても難しいですよね。

そこで、赤ちゃんが今適温なのかどうか、簡単にチェックできる方法をご紹介します!

      赤ちゃんの簡単な体温チェックの方法はこちら!
  • そっと赤ちゃんの服の中に手を入れ、お腹と背中を触ってあたたかさを確認してみましょう
    お腹と背中が、ほんわかとあたたかければ適温なので問題ありません。
  • お腹と背中に汗をかいている場合は、暑がっています!上にかけている布団やタオルをとったり薄手にしたりと、調節してみてください。
  • お腹も背中もひんやりと冷えてしまっているときは、寒がっている証拠。布団やタオルをかけてあたためてあげましょう。

この簡単な体温チェックの方法で赤ちゃんの体を確認したときに、汗をたくさんかいているようならケアをした上で布団はやタオルはかけない、などその都度判断をしましょう。

赤ちゃんは、寝入ってからすぐに体温が急に上がり始めます。
ですので、特に汗に注意しなければいけないのは寝入ってすぐ。

寝入りばなに汗だくになってしまうと、その後体温が落ち着いてきた頃にどんどん冷えてきてしまいます。

寝てすぐの時には背中にガーゼや汗取りパッドを入れておいて、寝入ったら新しいものに交換したり、ぐっすり眠って体温が落ち着いてきたな?と思ったら、布団やタオルをかけてあげるといいですね。

 

 

赤ちゃんが布団を蹴る・かけない!冷えへの対処法は?


新生児の頃は、手足もそんなに動かずおとなしく布団をかけてくれていた赤ちゃんも、三ヶ月をすぎる頃から蹴るわ投げるわで、布団をかけない!と悩んでしまう新米ママ続出だと思います。

私も悩んで悩んで、乳幼児健診の時に助産師さんや保健師さんに機関銃のように質問をしまくってしまいました(笑)

質問しまくった結果ですが、夏の夜に布団やタオルを蹴る・かけない赤ちゃんには布団は必要ない!ということがわかりました!
保健師さんにちょっと発想を変えてみて、と言われて、私もハッとしたのですが…冷え対策なら布団やタオルにこだわらなくてもいいんですよね。
「赤ちゃんが冷えないようにする」方法は、布団やタオルをかけることだけではありません。

夏の夜の赤ちゃんは、とにかくお腹を冷やさないようにする!

保健師さんから注意されたことは、暑い夜には暑すぎないようにしてあげることと「お腹だけは冷やさないようにする」ということ。

なぜ赤ちゃんのお腹が冷えてはいけないのでしょうか?

赤ちゃんのお腹が冷えてしまうと、胃腸の働きが低下してしまいます。
その結果、下痢や便秘を引き起こす原因になりかねません。下痢が続くと、脱水症状を起こしてしまうこともあります。

私は「冷える=便秘」、というのがピンとこなかったのですが、理由を知って納得しました。
赤ちゃんのお腹が冷えると、腸の温度が下がって善玉菌の働きが弱くなっていまいます。
さらに血流が悪くなるので、腹筋も動きが低下してしまいます。それらの理由が、下痢だけでなく便秘の原因になってしまうんですね!

お腹から体全体が冷えてしまうと、風邪をひいたり体調を崩す原因にもなりますから、暑いからといってお腹まで冷やさないよう注意しましょう。

布団を蹴る・かけない赤ちゃんのお腹を冷やさないコツは?

保健師さんに指摘された、布団やタオルにこだわらなくてもいいという発想。
この発想をもとに先輩ママや赤ちゃん用品専門店で、お腹を冷やさないようにする方法についていろいろ聞いてみました。

  • 肌着やロンパース一枚の上に腹巻きをする:これが一番トライしやすいですね!
    赤ちゃん用の腹巻きは、安いもものたくさんあります。なるべく薄手のものを選んで、暑い夏でもお腹が心配なときには肌着にONするだけ!
  • 腹巻き付きズボン:ステテコタイプの肌触りのいい、夏向けの商品もあるので足も冷やしたくないな…という時にはズボンに腹巻きがついた単体のものを肌着と組み合わせて着せてあげると安心です。
    【ベルメゾン】腹巻付きステテコ
  • スリーパーを着せる:これは梅雨寒や初秋の頃に、外気が20度を下回るくらいの頃に取り入れた方法です。
    スリーパーって、冬に着せるイメージがありましたが、夏の肌寒い日にも使えるような薄い素材のものもあるんですよ〜!
    ガーゼ素材やパイル素材のものなら、通気性がよく暑くなりすぎないようです。
    私はエイデンアンドアネイのモスリンコットンの袖なしスリーパーを、夏の肌寒い日に着せていました。袖なしなので、腕から手には熱はこもらないけれども肩は冷やさない、とかなり優秀でした!
    【エイデンアンドアネイ】クラシック・スリーピングバッグその後、エイデンアンドアネイとGAPのコラボレーション商品も出ていて、これも欲しかったな〜!と悔しい思いをしました(笑)
    薄手のスリーパーを買おうかなと検討している人には、参考にしてほしいです!
    Gap x aden + anais® printed sleeping bag

これでジタバタ動いて布団を蹴る・かけない赤ちゃんのお腹もしっかり守れます!

 

 

赤ちゃんの布団、夏におすすめの素材や工夫は?


夏の赤ちゃんには掛け布団はかけなくても、お腹を冷やさなければOK。
便利なアイテムを利用して、掛け布団をかけなくても安心して寝かせてあげられるお話をしてきましたが…

それでも子育てが初めて!未経験!という場合は、赤ちゃんの夏の布団の選び方に迷ってしまうと思います。
具体的にはどういう布団が、夏の赤ちゃんの睡眠に適しているのか?素材は?枚数は?など、気になりませんか!?

真夏に新生児を育てた私から、夏の赤ちゃんの布団のおすすめをいくつか紹介したいと思います♪

赤ちゃんの夏の布団の組み合わせの例

夏でも肌寒いときに赤ちゃんに掛けるものは、バスタオルでじゅうぶんです。
我が家の場合は、それでも暑くて蹴ってしまい結局フェイスタオルをお腹あたりにかけたり、腹巻きを巻いてコロコロ転がりながら寝ていました。

そういった判断も、慣れていないと感覚がつかめなくて、迷ってしまうと思います。
いくつか具体的な例を紹介します。

室温が25度前後で、エアコンをつけていない場合

このくらいの気温ならエアコンをいれるほどではないですよね。

扇風機やサーキュレーターで空気をかくはんしていれば、風の動きで涼しく眠れると思います。
風を起こすものをつけている場合は、赤ちゃんに直接風が当たらないように向きに気をつけましょう。

  • 敷き布団(通気性がよく吸水性の高い素材のシーツやパッドを併用する)+お腹にバスタオル・蹴ってしまう場合は腹巻きなど

室温が25度前後の場合はエアコンをつけていないことが多いと思いますので、赤ちゃんが汗をかいたときの対策として、背中にガーゼや汗取りパッド・敷き布団を快適にする工夫で乗り切れると思います!

敷き布団は、赤ちゃんでも使えるひんやりシーツを使っていました。
ひんやりと感じるシーツやパッドには、冷感素材で作られているタイプと、ジェルで作られたタイプがあります。ジェルタイプだとかなり冷たいので、体温調節がまだ未熟な赤ちゃんには冷えすぎてしまうかもしれません。

★赤ちゃん用として売られているひんやりシーツが安心です。
冷感防水シーツ
ベビー布団やベビー用のマットレスを使っている赤ちゃんには、こういったサイズのひんやりシーツがおすすめですよ!
吐き戻しやおねしょをしても安心です。

私は、新生児のうちはベビーベッドを使っていたので、こういったひんやりシーツを洗い替えも含めて三枚程度用意しました。
夏ならすぐ乾くので、三枚でも余るくらいでしたよ!

 

 

室温が28度以上で、エアコンをつけている場合

室温が28度を超えたら、熱中症予防のためにもエアコンをつけることをおすすめします。
もし、熱帯夜で一晩中エアコンが必要な場合には、赤ちゃんにもそれなりの準備をしてあげてください。

  • 敷き布団(通気性がよく吸水性の高い素材のシーツやパッドを併用する)+上にかけるもの+服装の調節

エアコンをつけているなら、敷き布団には先ほどお話ししたようなひんやりシーツは必要ないかなと思います。
パイル地や綿の吸水性の高いシーツを使っていればOK!

★かけるものは、通気性がよく軽くて肌触りの良いガーゼケットがおすすめですよ!
【Hoppetta】シャンピニオン ふくふくガーゼ(6重ガーゼ)ベビーケット
かわいいきのこ柄が人気のホッペッタ。
エアコンをつけている時にぴったりのガーゼケットですが、私は先を見越してMサイズを購入しました。
新生児の時から真夏のエアコン対策や、冬に布団を重ねる時にも大活躍してくれて、子供が四歳になった今でも保育園のお昼寝用ケットとして毎日使っています。

ガーゼケットは、洗えば洗うほど馴染んできて優しい手触りになっていきます。
使いながら育てる!というイメージですね。
軽くやわらかくなったガーゼケットは、さらさらで赤ちゃんにとっても快適なこと間違いなし!

エアコンをつけている時には、こういった通気性の良い素材で赤ちゃんの睡眠をサポートしてあげてくださいね♪

★それでも冷えやすい…という赤ちゃんには、肌着を重ねたり腹巻きをつけてあげたり。服装の調節も注意したいポイント。
汗っかきな子はエアコンで冷えてしまわないよう、まめに背中にいれたガーゼや汗取りパッドを取り換えるなどして、対策してあげましょう。

  • ガーゼや汗取りパッドは、毎日数回取り換えることを想定して、十枚程度。(ガーゼは汗取り専用でなくても、ミルクの吐き戻しやよだれを拭くものを洗って清潔にしてあるものなら併用しても大丈夫ですよ)
  • ガーゼケットは吐き戻しやおねしょをした場合、ベビーカーやチャイルドシートにも使うことを見越して二枚。(それでも汚してしまって足りない場合は、バスタオルで代用する)
  • パイル地などのシーツは、大人と同じ交換頻度でいいと思います。特に汗っかきな赤ちゃんには下にバスタオルを敷くなどして、汗で濡れたらすぐに取り替えられるようにしておくと便利です。

まとめ

  • 赤ちゃんの夏の布団の悩み!注意したいポイントを整理しよう
  • 赤ちゃんに夏、布団をかけると汗をかいてしまう場合は?
  • 赤ちゃんが布団を蹴る・かけない!冷えへの対処法は?
  • 赤ちゃんの布団、夏におすすめの素材や工夫は?

夏の夜の布団は、大人でも調節が難しいですよね。

エアコンをつけるべきか?扇風機だけで眠れる?かけるものは用意しなくて良いのか?
大人でもこんなに迷ってしまうんですから、意思表示ができない赤ちゃんはなおさら気を使ってあげないといけません。

そのことに神経質になりすぎて、我が家の子供が赤ちゃんの頃は、しょっちゅう起きて体温を確認していました。
当然、私は寝不足に(笑)

でも、保健師さんや先輩ママからお腹を冷やさなければ良い、汗はケアしてあげればいいなどの参考になる意見を聞いたおかげで、「今晩はちょっと冷えるから腹巻きをしよう」と適切な判断ができるようになり、私も朝まで眠れるようになりました。

今回の私の経験が、夏の赤ちゃんの布団に悩んでいるみなさんのお役に立てたら嬉しいです♪

ニュースを見ていると、今年も猛暑!との予想。
いろいろな工夫で、かわいい赤ちゃんの睡眠を守ってあげてくださいね!

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ふじもとつるり

ふじもとつるり

服飾科で裁縫の基本とデザインについて学び、卒業後は創作小物の製作・販売を経て一児の母になりました。今はライターとして、仕事と子育ての両立に日々奮闘しています! 趣味は手芸と製菓。それらの経験をいかした、子育て中ならではの目線の記事をみなさんにお届けできるように頑張りたいと思います。

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