1歳過ぎても「つかまり立ちしない子」練習法は?病気の可能性は?




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なぜ私たちは、子供の成長に一喜一憂してしまうのでしょう?

私も、長男がちゃんと母乳を飲めているのか不安に駆られ。

言葉の発達が遅かった次男をみて不安に襲われ。

成長曲線を下回って緩やかにしか成長しな三男に不安を募らせました。

今では、それもいい思い出ではありますが当事者としては本当に苦しいんですよね。

乳幼児の発達発育はとくに個人差が大きいこともあり「周りの子は出来ているのにうちの子は」なんていう悩みも少なくありません。

そこで今回は、乳幼児の発達に関し「1歳過ぎてもつかまり立ちしない子は、どこに問題があるのか?

また「無理のないつかまり立ちの練習」について「つかまり立ちが遅いのは病気の可能性があるのか?」などを紹介していきたいと思います。

 

1歳過ぎたのにつかまり立ちしない子

 

 

つかまり立ちの目安は8~11カ月となっています。

これはあくまでも目安です。

乳幼児期は冒頭でも書きましたように、とても発達に個人差があります。

8カ月より早くつかまり立ちする子もいれば、うんとのんびりな子もいます。

【赤ちゃんがつかまり立ちをするきっかけは?】

 

 

赤ちゃんがつかまり立ちをするのは、赤ちゃん自身の心と体、両方の準備が整っていなければなりません。

体の準備とは以下の4つです。

  • 神経のつながりが足まで出来ている
  • つかまり立ちするのに十分な脚力がついている
  • 掴む力が十分である
  • 腕の力が十分である

これらがそろってようやく、つかまり立ちができる体の準備が整ったと言えます。

心の準備とは「赤ちゃん自身がつかまり立ちしたい!と思う意欲や好奇心」のことです。

また、以下のようなことが理由でつかまり立ちが遅くなる子もいます。

  • 今はまだハイハイでの移動が楽しい
  • ハイハイの方が早く移動できるから
  • 立ち上がることが怖い

つかまり立ちする、しないにも赤ちゃん側の事情があるんですね。

【ハイハイを長くやっていた子のメリットとは?】

 

そうは言っても、親としては焦ります。

でも、できれば赤ちゃんのペースに合わせてゆっくり見守ってあげましょう。

実は、ハイハイを長くやっていた子には、こんなメリットもあるんですよ。

  • 体幹が鍛えられる
  • 骨や内臓が丈夫になる
  • バランス感化が養われる

骨の内側の筋肉はハイハイでしか鍛えられない筋肉が多くあります。

ハイハイで筋肉が鍛えられることにより、その内側にある内臓もしっかりと固定され腸や肺が強くなると言われています。

 

 

1歳でつかまり立ちしない子の練習はどうする?

 

 

ハイハイを長くするメリットも分かった。赤ちゃんがのんびりだということも分かった。それでもヤキモキしてしまうのは仕方がないことなのかもしれません。

では、つかまり立ちをしない1歳の子のやる気と、つかまり立ちに必要な体の準備を整えてあげるために私たちは何をしてあげられるでしょうか?

【その①: 児童館などに連れていく】

周りの自分と同じような子たちがつかまり立ちをしているのを見ると、いい刺激になります。

1歳の検診をきっかけにできるようになる子が多いのもこのためです。

自分も同じようにやってみたい!とつかまり立ちへの興味を持ってくれればこっちの物です。

【その②: 環境を整える】

刺激を与え、環境を整えると自然と体が作られていきます。

そのために赤ちゃんが、ちょうどつかまりやすい高さに、つかまりやすい物を置いておくのも大事です。

ローテーブルやソファーなんかがいいかもしれません。

うちの三兄弟はソファによじ登りたくてよじ登りたくて、日々奮闘していました。最初はよじ登るどころか立ち上がることもできませんが、気が付けばつかまり立ちし、いつしかソファをよじ登っていました。

棚やテーブルの上に赤ちゃんの気を引くようなおもちゃを置いておくのも、手です。

あれを触りたい!取りたい!が赤ちゃんの意欲につながります。

 

 

つかまり立ちしないのは病気が原因?

 

 

発達や発育に個人差があるとは言うものの、周りからの心配の声を聴くと不安になってきます。

とくに赤ちゃんの近親者は(父親、祖父母など)赤ちゃんのことを気にかけているからこそ「本当に大丈夫?」「なにか病気があるんじゃない?」などと心配にもなるものです。

それを聞かされるあなたも、そのうち「本当に病気が原因かも?」などと思い始めるかもしれません。

精密検査を受けた方がいいのかもと悩むお母さんの声に、発育や発達に詳しいお医者様がこう答えてらっしゃいます。

精密検査などの必要はないと思います。検査しても何もみつからないでしょう。

赤ちゃん時代に足をピョンピョンしない子の中には歩くのだけが1才半から2才になる子がいるのです。

でも遅れるのはここまで。中には伝い歩きをしないでいきなり歩く子もいます。その後の発達には遅れはありません。

いまはかかりつけの小児科医に定期的にみてもらっていけばいいのではないですか。

遅くても歩けるようになればいいのです。早い、遅いは大きな問題ではありません。

引用「moshi moshi お医者さんに聞いてみました。」より

 

【他の発達や発育にも著しい遅れがみられる場合】

つかまり立ちが2歳まで出来ない=病気ではありません。

もちろん、発達障害でもありません。

赤ちゃんが元気で、健康に過ごしているのならつかまり立ちが遅いくらい、なんてことはないのです。

ただし、他の発達や発育に著しい遅れがみられる場合は、発達の問題や神経に障害がある可能性もありますので、お医者さんに相談しましょう。

 

まとめ

 

 

  • 赤ちゃんの発達発育には個人差があります
  • 刺激を与え環境を整えてあげよう
  • つかまり立ちだけでなく他の発達や発育も遅い場合はお医者さんに相談を

 

以上が、なぜ1歳になってもつかまり立ちしないのか、また体と心を鍛える練習法と病気の可能性についてでした。

赤ちゃんはそれぞれ、自分のペースで発達していきます。

つかまり立ちもそうです。早い子、遅い子色々いるけれどそれぞれが一生懸命に生きています。

私たちは、そんな彼らにやきもきすることも多いですが「これがあなたのペースなのね」と、のんびりと構えてゆったりと見守ってあげたいですね。

 

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東風花
お絵描きと創作が好きな、三兄弟の母です。 子供たちに鍛えられ、か弱い乙女も、いつしか立派な母ちゃんになっておりました。 子育てや日々の出来事をつづったイラストブログ「猫田さんちへようこそ」も書いておりますので、興味のある方もない方も、一度覗いてみてください。 当サイトでは、文章を書くお仕事に携われた事に喜びを感じながら、記事を書かせてもらっております。 読者の方の視線に立った記事が書けるよう、日々精進していきたいと思います。 ※イラストブログ【猫田さんちへようこそ】を運営。リンクは名前から✅

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