お正月の飾りにはどんな意味があるの?門松、注連縄、鏡餅の意味とは




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もういくつ寝るとお正月。

年末が近づくと、お正月の準備に追われますよね。

スーパーやホームセンターに並んだお正月飾りを見ると、もう今年も終わるんだなあと実感が湧いてきます。

 

でも、お正月飾りには疑問がいっぱいありませんか?

どこの家でも飾る鏡餅ですが、どんな由来や意味があるのでしょうか。

実家の門には門松も用意してたけど、その由来や意味も気になるところ。

そして、今は飾る家も減ってきてはいるけれど、玄関の注連飾りの意味も知りたいですよね。

 

そこで今回は、お正月飾りの意味や由来について徹底解説します!

 

 

お正月飾りの意味は?

 

お正月の飾りは、歳神様を迎え入れるための大切なおもてなしです。

 

もともと日本人にとってのお正月は、新しい1年の始まりというだけでなく、ひとつ歳を重ねることができためでたい日でした。

昔は生まれた日を1歳とする「数え年」で、正月を迎えるとみんなが一斉に歳を取ったのです。

すごいですよね、大晦日に生まれたら翌日には2歳ですよ!

 

そんなめでたい1年の始まりには歳神様が来てくださって、魂を分けてくださるとされていました。

 

魂=玉。

 

歳神様がくださるお年玉をいただくことで1年分の生きる力をもらうと考えられていたので、そこでみんな一斉に歳を取ることになったわけですね。

 

また、歳神様は新しい年に五穀豊穣をもたらしてくれる神様でもあります。

子供時代はクリスマスツリーの飾り付けの延長みたいな気持ちで楽しんでいましたが、お正月の飾りには、無事に歳神様に来ていただくための大切な意味が込められていたのです。

 

 

門松の意味と由来は?

正月を迎えるにあたって、家の門の前などに飾る門松。

これには新しい年に歳神様が家にやってくるための目印という意味がありますが、それだけでなく神様の依り代とも考えられえています。

 

依り代とは、目に見えない神様や精霊、魂などが宿るための器のこと。

ですからお正月を迎えると、門松に歳神様が宿るわけですね。

 

大きな店や企業の玄関前などには竹が目立つ立派な門松がありますが、本来はその名のとおり「松」を飾るものです。

私の実家もそうですが、個人の小さな家の門には松飾りだけというのも目にしますよね。

 

松は一年中新しい葉が生えてくる常緑針葉樹なので、冬でも青々とした葉があることから不老長寿の象徴でもあり、神が宿るとされていました。

また、松は「祀る」にも通じることから、おめでたい樹木として正月飾りにぴったりだったのです。

 

門松のルーツをさらに遡ると、平安時代に辿り着きます。

当時の宮廷では「小松引き」という行事が行われていました。

貴族が正月最初の「子(ね)の日」に出かけて、まだ若い松を根っこごと引き抜いて持ち帰るのです。

この「子の日の松」に長寿祈願の思いを込めて飾ったことが、門松の始まりといわれています。

関西では今でも「根引きの松」を門松にしているところがあるんですよ。

 

やがて時が流れ、松だけでなく竹や梅、南天や葉牡丹なども一緒に飾られるようになりましたが、基本はあくまで松なのです。

 

ただし、松は「待つ」に通じるため、それを嫌って「門榊」や「杉盛り」を飾るところもあります。

 

注連飾りにはどんな意味があるの?

注連飾り(しめかざり)は、神社などにある注連縄の一種で、注連縄に縁起物を飾りつけた、玄関に飾るお正月飾りです。

注連縄には不浄のものや災厄が入らないようにする結界の意味があり、家の中が「神様を迎えるのに相応しい聖なる場所」だとアピールする目的があります。

 

今はいろいろとお洒落なデザインもある注連飾りですが、基本の飾りは以下のとおりです。

 

  • 「代々栄える」願いを込めた『橙(だいだい )』。成熟しても実が落ちない縁起物
  • 裏が白いため、「後ろ暗くない清い心」を示す『裏白(うらじろ)』
  • 新葉が出てから古い葉が落ちるため、子孫繁栄の象徴である『ゆずり葉』
  • 「神聖・清浄」の象徴で、注連縄に使うことで聖域を示す『紙垂(しで)』
  • 「よろこぶ」を意味する『昆布』

 

それぞれの飾りにも、ちゃんと意味があるんですね。

玄関の飾りが整ったら、あとは家の中です。

 

 

鏡餅の意味や由来は?

歳神様へのお供え物であり、また、門松と同様に神様の依り代でもあるのが鏡餅です。

今では最初から2段になっている鏡餅が売っていますが、元々は大小ふたつの餅を重ねていました。地域によっては3つ重ねるところや、紅白の餅を重ねるところもあります。

 

その昔、日本の鏡は銅製の丸いものでした。そして三種の神器のひとつでもあるように、とても神聖なものでした。

その鏡を模して作った丸い鏡餅に歳神様が宿り、お供えした鏡餅を分け合って食べることで、歳神様から魂を分けていただくことに繋がると考えられていたのです。

 

また、丸いものをふたつ重ねることには、円満な家庭を重ねる一年となるよう願いが込められているともいいます。

 

もちろん鏡餅の飾りにも、それぞれ意味があります。

 

注連飾りと同じ意味を込めた『橙』『裏白』『ゆずり葉』『昆布』の他には、下記のとおり。

 

  • 神様や身分の高い人への捧げものを乗せるための台『三方』
  • 二本の紙垂で作った『御幣』。聖域を示す意味に加え、赤白は魔よけの意味もある
  • 「腰が曲がるまでの長寿」を願う『海老』
  • 代々末広がりに家が栄えることを願う『末広』

 

その他にも、串柿や干しスルメなどを飾ることもあります。

まとめ

 

  • お正月の飾りの意味は歳神様を迎えるためのもの
  • 門松の意味と由来は歳神様の目印であり依り代でもあり、始まりは平安時代
  • 注連縄の意味は家の中が聖域であることを示す結界
  • 鏡餅の意味と由来は歳神様へのお供えもので、神聖な鏡に由来する

 

お正月の飾りには、とても大切な意味が込められているんですね。

歳神様に来ていただくことを思いながら飾ることで、新しい1年をさらに実りあるものにしたいですね。

 

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