節分そばって何?由来は?地域は?暦を大切にする江戸時代からの習わし




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節分そばって聞いたことありますか?

滋賀に生まれ滋賀に住み続ける私は、節分そばの存在を知りませんでした。

年越しそばなら知っているけど、節分にもそばを食べる風習があるんだ!

そう思った人はきっと私だけじゃないはずです。

そこで今回は「節分そばって何だろう?」「どこで食べられているんだろう?」「どんなレシピがあるのかな?」など節分そばに関するアレコレを調べてみましたよ!

 

節分そばの由来って?

 

 

そもそも節分が季節の節目を表す言葉で年に四回「立春、立夏、立秋、立冬の前日」であることは節分とは?【鬼の由来と豆をまく理由】子供にはどうやって教えるの?で詳しく述べました。(節分についての雑学はこちらを読んでくださると分かりやすいですよ!)

この時の記事を読み返してみると「冬の節分にあたる大晦日」というフレーズが出てきます。

この時私の頭の中に「冬の節分が大晦日。大晦日といえば年越しそば。ん?つまり年越しそばが節分そばなのかな?」こんな疑問がわいてきました。

そこで詳しく知らべてみると、江戸時代、人々は毎月三十日(晦日)にそばを食べる習慣があったそうです。(これを晦日そばといいます)

さらに季節の変わり目である四節分でもおそばを食べていました。

現在の大晦日に食べるそばが、年越しそばと呼ばれるようになったのは明治中期以降のことで、もともと大晦日に食べるそばは晦日そばまたは、節分そばと呼ばれていました。

江戸の人々は節分をはじめとする二十四節季で一年を区切る考えが根強く、春が始まる立春を一年の始まりとし、その前日の節分こそが本来の年越しであると考えました。この日に食べる節分そばの方を江戸の人々は「年越しそば」と呼んでいたのです。

 

節分そばを食べる習慣はいつから?

 

 

江戸の人が晦日ごとにそばを食べることは前述しましたが、さてそもそも節分そばを食べる習慣はいつからできたものなのでしょうか?

江戸の人々は寿司の次にそばが好きで、二町に一件はそば屋があったと言います。

江戸ではもともとそばと言えば「そばがき」のようなものを言い、麺状のそば(「そば切り」と呼ばれていました)は珍しく高級品でした。そのため江戸の人たちにとって麺状のそばは、ハレの日に食べるものでした。

この頃から、そばの様に「細く長く」の長寿と健康の願いも込め、そばは縁起物として重宝されるようになります。また、そばはよく切れることから「苦労や厄災、借金を断ち切る」という願いも込められるようになります。

暦を大切にする江戸の人々がいつしか、月籠りの晦日や季節が変わる節分ごとにそばを食べるようになったのもこう言った背景があるからです。

明確に節分そばがいつから食べられるようになったかは分かっていませんが、江戸の開幕から約十年ほど経った頃、近江の多賀大社の僧の日記に「そば切りを頂いた」との記述があり、この時期には麺状のそばが江戸で大衆的なものになっていることがうかがえます。

おそらく、この頃には江戸の人々は大好きなそばを「厄払いと健康・長寿」の意味を込め季節の節目の節分に食すようになっていたのではないでしょうか。

では少しここで節分そばについておさらいしてみましょう。

【節分そばの由来と習慣おさらい】

  • そばは、もともとそばがきのようなものを指し麺状のそばは高級品でハレの日に食べていた。
  • 麺状のそばが「長寿と健康」または「厄災を断ち切る」という願いを込めた縁起物としての地位を確立する。
  • 暦を大切にする江戸の人々は月籠りの晦日、季節が変わる節分にも縁起を担ぎ、そばを食すようになる。
  • 江戸の人々は二十四節季で一年を区切る考えが強く、春の始まりである立春を本当の年明けと考え、その前日の節分に食べる節分そばを特別に「年越しそば」と呼んでいた。
  • 明治中期以降に現在の年越しである大晦日に食べる節分そばを「年越しそば」と呼ぶように変化した。

【現在も残る節分そばの風習】食べられている地域はどこ?

 

 

江戸の頃ほど暦を重要視しなくなった現代の日本人は、いつしか節分そばを食べなくなっていきます。

ですが、現在も節分そばの風習を守り食べ続けている地域がありました。

それが「島根県の出雲地方」「長野県の戸隠地方」です。

出雲そばや、戸隠そばはとても有名ですね。

出雲や戸隠は、今もそばの生産農家やおそば屋さんが多くあります。だからこそ江戸より続く節分そばの風習を今も大切に守り続けているのですね。

知れば知るほど奥深い節分そばの歴史。

何だか私も、今年は節分そばを食べたくなってきました!

 

節分そばのレシピ!

 

 

節分そばは、こうでなければならないというルールがないそうです。

ですがせっかく節分に食べるのですから、邪気を払い福を呼び込む縁起のいいレシピにしたいですね!

そこで今回は縁起のいい食材を乗せたレシピを紹介しましましょう。

 

【簡単!市販のつゆで作るエビ天そば】

 

腰が曲がった「エビ」は長寿がイメージされる縁起のいい食べ物として、おせちにも欠かせない食材です。

そこに、厄を落とすとされた縁起物の「大根おろし」をたっぷり添えていただきます。

大根おろしに含まれる酵素は、疲れた胃腸を癒してくれる働きがありますよ。

(2人分)

エビ4尾

大根おろしお好みで

そば200グラム(乾麺)生麺やゆで麺なら2袋(2人前)

小麦粉200グラム

卵2個

水300㎖

  1. 大根おろしを作り、水分を切っておきます。
  2. 市販のつゆはお好みの物で構いません。ストレートの物は希釈せず温め、希釈タイプの物はつゆのラベルやパッケージに従い希釈し温めておきます。(大根おろしをたっぷり乗せる場合はつゆを濃いめに作っておきましょう)
  3. エビ天は総菜を買ってきてもいいですし手作りしても構いません
  4. エビ天を手作りする場合は、エビは殻をむき背ワタをとって、しっぽの先をを斜めに切り落としておきます。
  5. エビのお腹に3~4か所切れ込みを入れ、塩と酒でもみ洗いします。(下味と臭み取りです)
  6. ボウルに卵、水、小麦粉を入れて混ぜ、てんぷら衣を作ります。
  7. エビを流水でさっと洗い流し、水けを取り小麦粉(分量外)をまぶし、てんぷら衣をつけて170度の油で揚げていきます。
  8. たっぷりのお湯でそばを茹でます。
  9. 器にそばを盛り、つゆをかけエビ天をのせます。別皿に大根おろしを添えます。
  10. 食べるときに大根おろしをお好きな量ぶっかけて食べます。

冷やしぶっかけ天そばにしてもおいしいですよ!

 

まとめ

  1. 節分そばの由来って?
  2. 節分そばを食べる習慣はいつから?
  3. 【現在も残る節分そばの風習】食べられている地域はどこ?
  4. 節分そばのレシピ!

今回は節分そばについて調べていきました。節分そばに関する奥深い歴史や江戸の人々の暮らしが垣間見ることが出来ましたね。

江戸の頃よりそばを愛してきた日本人の心を後世まで残していきたいですね。

今年の節分は、あなたも節分そばを食べて春の訪れをお祝いしましょう!

 

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東風花
お絵描きと創作が好きな、三兄弟の母です。 子供たちに鍛えられ、か弱い乙女も、いつしか立派な母ちゃんになっておりました。 子育てや日々の出来事をつづったイラストブログ「猫田さんちへようこそ」も書いておりますので、興味のある方もない方も、一度覗いてみてください。 当サイトでは、文章を書くお仕事に携われた事に喜びを感じながら、記事を書かせてもらっております。 読者の方の視線に立った記事が書けるよう、日々精進していきたいと思います。 ※イラストブログ【猫田さんちへようこそ】を運営。リンクは名前から✅




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